13日のヴェルニサージュもすごい人出で、まるでラッシュ時の新宿駅のような混雑で圧倒されましたが、一般公開初日の昨日は、静かな立ち上がりで、ようやくこちらの予想していたようなペースになりました。
今日いらした写真のコレクターもかなりの人のようで、カリフォルニアに600点以上のコレクションがあり、写真集も何千冊と持っているとのこと。ここのあとパリフォトに行き、ロスのフォトフェスティバルに行き、マイアミバーゼルに行きと、世界中のアートフェスをはしごしているそうで、いつ仕事をしているか不思議に思ってしまいます。ウィーンに自分のコレクションのキュレーションしている人がいて、電話でどれを買うべきか相談したうえで決めるという慎重さも持っている方でした。結果、1点お買い上げくださいましたが、そういう人のお眼鏡にかなってコレクションに加えられたのは嬉しいところです。
今回、五味彬先生のYELLOWSシリーズを屏風仕立てにした作品が注目度No.1で、ブースの外からまず「あれは何だ?」というような目で見た後、一番奥にある作品の前に来て、しげしげと覗き込むようにしてご覧になる方があとを絶たずに続いています。上記のコレクターの方もひじょうに気に入ってらしたのですが、ディジタルプリントだという理由でキュレーターの方に止められてしまい、残念そうに諦めてらっしゃいました。もちろんこちらも残念でした。
まだあと二日。疲れも相当来ていますが、もうひと頑張りです。
P1020617P1020618

入場券を買うのに並ぶ人たちと陽気なスタッフ

◆2009年11月、ときの忘れものは海外、国内合わせて三つのアートフェアに出展します。
11月13日~16日:スイスKUNST 09 ZÜRICH(15th INTERNATIONAL CONTEMPORARY ART FAIR)に、
11月21日~23日:東京美術倶楽部で開催される東京コンテンポラリーアートフェア2009に、
11月25日~29日:韓国大邱アートフェア(2009 Daegu Art Fair)に、出展します。