“ときの忘れもの”今週のオークション 2009.11.28
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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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S氏コレクション 駒井哲郎 PART I 展 は本日まで
戦後いちはやく第一回サンパウロ・ビエンナーレ(1951年)で受賞し、日本の現代版画が国際的に高い評価を獲得する先鞭をつけた版画家駒井哲郎ですが、東京藝術大学の初の版画専任教授として後進の指導にあたり、更には日本の大学における版画教育の雛形をつくったことでも大きな足跡を残しました。若くして日本の美術界のスターとなり、56歳で没した駒井哲郎の没後30数年を経て、その画業は益々光を放ち、国内公立美術館で駒井作品を収蔵するのは東京都
現代美術館を始め60館を超えますが、個人所蔵の駒井コレクションも多く存在します。
今回は、サラリーマンコレクターであるS氏が35年かけて蒐集した駒井哲郎の銅版画の中から、第一回展示として30点を出品しています。
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<<今週の話題~テグ・アートフェア>>
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テグ・アートフェアもまもなく終了です。初日の最初の入場者は高校生の一団で、二日目、三日目の最初の入場者は、幼稚園の子供達でした。ちょっと戸惑ってしまいましたが、日本ではアートフェアを子供達に見学させるなんて考えられませんから、少し羨ましい気もします。
テグ市にはソウルに次ぐ約50の画廊があり、そのうち今回27画廊が出展しています。街では街灯に広告のバナーが取付けられていますし、ローカルテレビではコマーシャルもやっているそうで、このアートフェアを盛り上げようとする意気込みが感じられます。
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<<今週のオークションから>>
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◆銅版画特集/今週は銅版画作品を特集しています。
◎若月公平 「秋雨」シート

◎戸村茂樹 小品 マット付

◆銅版画特集/銅版画は木版画に次いで古い版画の方法であり、14世紀から15世紀の変わり目ごろ、北ヨーロッパとイタリアで相次いでおこります。木版画が大工の技術のなかから発達し、表現も技巧も民衆芸術的な趣をもつのに対し、銅版画は金工師の技術に由来し、最初から工芸的な質の高さがあって、貴族などに好まれました。
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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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S氏コレクション 駒井哲郎 PART I 展 は本日まで
戦後いちはやく第一回サンパウロ・ビエンナーレ(1951年)で受賞し、日本の現代版画が国際的に高い評価を獲得する先鞭をつけた版画家駒井哲郎ですが、東京藝術大学の初の版画専任教授として後進の指導にあたり、更には日本の大学における版画教育の雛形をつくったことでも大きな足跡を残しました。若くして日本の美術界のスターとなり、56歳で没した駒井哲郎の没後30数年を経て、その画業は益々光を放ち、国内公立美術館で駒井作品を収蔵するのは東京都
現代美術館を始め60館を超えますが、個人所蔵の駒井コレクションも多く存在します。
今回は、サラリーマンコレクターであるS氏が35年かけて蒐集した駒井哲郎の銅版画の中から、第一回展示として30点を出品しています。
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<<今週の話題~テグ・アートフェア>>
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テグ・アートフェアもまもなく終了です。初日の最初の入場者は高校生の一団で、二日目、三日目の最初の入場者は、幼稚園の子供達でした。ちょっと戸惑ってしまいましたが、日本ではアートフェアを子供達に見学させるなんて考えられませんから、少し羨ましい気もします。
テグ市にはソウルに次ぐ約50の画廊があり、そのうち今回27画廊が出展しています。街では街灯に広告のバナーが取付けられていますし、ローカルテレビではコマーシャルもやっているそうで、このアートフェアを盛り上げようとする意気込みが感じられます。
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<<今週のオークションから>>
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◆銅版画特集/今週は銅版画作品を特集しています。
◎若月公平 「秋雨」シート

◎戸村茂樹 小品 マット付

◆銅版画特集/銅版画は木版画に次いで古い版画の方法であり、14世紀から15世紀の変わり目ごろ、北ヨーロッパとイタリアで相次いでおこります。木版画が大工の技術のなかから発達し、表現も技巧も民衆芸術的な趣をもつのに対し、銅版画は金工師の技術に由来し、最初から工芸的な質の高さがあって、貴族などに好まれました。
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