今週のお薦め写真作品は、植田正治「作品」です。


植田正治 Shoji UEDA
「作品」
ゼラチンシルバープリント
17.2x25.6cm
サインあり
室内から外を見たような風景ですが、ぼんやりして何が写っているのか判然としません。しかし、右のサインの画像をご覧いただくと細かな網が見えると思います。実は、これは網戸越しの光景で、手前の網戸にピントが合わせてあるのです。作品に年記がありませんので推定ですが、RCペーパーにプリントされていることから、1975年から80年頃の作品だと思われます。植田正治は、1970年代RCペーパーが出るとすぐに使い始め、その便利さに「なぜアマチュア諸君は使わないのだろう」と思ったそうですが、誰もが使うようになるとバライタの良さの方に惹かれてRCペーパーの使用を止めてしまうという移り気なところもあったようです。また、ちょうどこの頃、ベス単というカメラでソフトフォーカスの作品を撮っていて(カラーですが)、この一見ソフトフォーカス的な作品が生まれたのかもしれません。
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植田正治 Shoji UEDA
「作品」
ゼラチンシルバープリント
17.2x25.6cm
サインあり
室内から外を見たような風景ですが、ぼんやりして何が写っているのか判然としません。しかし、右のサインの画像をご覧いただくと細かな網が見えると思います。実は、これは網戸越しの光景で、手前の網戸にピントが合わせてあるのです。作品に年記がありませんので推定ですが、RCペーパーにプリントされていることから、1975年から80年頃の作品だと思われます。植田正治は、1970年代RCペーパーが出るとすぐに使い始め、その便利さに「なぜアマチュア諸君は使わないのだろう」と思ったそうですが、誰もが使うようになるとバライタの良さの方に惹かれてRCペーパーの使用を止めてしまうという移り気なところもあったようです。また、ちょうどこの頃、ベス単というカメラでソフトフォーカスの作品を撮っていて(カラーですが)、この一見ソフトフォーカス的な作品が生まれたのかもしれません。
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