ときの忘れものは、建築家の版画を長く扱ってきましたが、中でも人気が高いのがル・コルビュジエです。
彼はその生涯で多くの油彩、彫刻、版画などを制作しました。
版画(リトグラフ、銅版)に関しては、実はその全貌をつかめる手ごろな資料がなく、困っているのですが、季刊雑誌『版画芸術』2007年6月号(136号)に<ル・コルビュジエ版画作品リスト>が収録されているので(60ページ)助かります。
版画集が8冊(挿入作品は98点)、単品作品が48点のリストが掲載されています。
もっとも、<このリストは『Le Corbusier The Graphic Work』(ハイジ・ウェバー 1988年刊)を元に、制作順に並べ編集部で作成。ル・コルビュジエ版画の全容は明らかになっておらず、全作品リストではない。>と註がつけられています。
上記リストに掲載されているのは全146点となります。

本日は、上記リストにも掲載されている色鮮やかなリトグラフをご紹介します。
ル・コルビュジエ「窓辺の女」
ル・コルビュジエ「窓辺の女」
1958年 リトグラフ
31.3×54.3cm 版上サイン

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