ときの忘れものは、大阪・堂島ホテルでの<ART OSAKA 2010>に出展し、井桁裕子さんの個展を開催しています。
会期は今日までです。会場には井桁さんとスタッフの尾立麗子がお待ちしています。
関西の皆さん、ぜひおでかけください。

さて、東京では、来日中のフランスを代表する現代美術家クリスチャン・ボルタンスキーさんを囲むトーク&カクテルパーティーが開催されます。

「ボルタンスキーと語ろう」
『クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生』出版記念トーク+カクテル・パーティ

http://blog.3331.jp/staff/201007/000364.html

日時:2010年7月16日 14:00〜17:00(トーク14:30〜)
会場:3331 Arts Chiyoda コミュニティスペース
会費:2000円
定員:100人(要予約)

予約・問い合わせ先 : moritanobuko@rge.bb4u.ne.jp

『クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生』(Edition du Seuil,2007)の日本語版出版に合わせて来日するボルタンスキーが、幼年時代、家族の事、1960年代から今日までの彼の芸術的軌跡について語る。また7月19日から始まる瀬戸内国際芸術祭に出展の『心臓音のアーカイヴ』、1月にパリのグラン・パレで展示されたインスタレーション、"Personnes"(Grand Palais,2010)など、最新の活動も紹介する。
横浜美術館館長の逢坂恵理子は1990年にボルタンスキーがICA名古屋で初個展をした際の担当キュレイター。佐藤京子は本書の日本語版の翻訳者であるとともにビデオ作品『クリスチャン・ボルタンスキーについて彼らが思い出すこと』の作者でもある。

鼎談:
クリスチャン・ボルタンスキー(芸術家)×逢坂恵理子(横浜美術館館長)×佐藤京子(翻訳家)
モデレーター:木幡和枝(東京芸術大学先端芸術表現科教授)

発起人:
逢坂恵理子(横浜美術館館長)+四方田犬彦(明治学院大学教授)+木幡和枝(東京芸術大学先端芸術表現科教授)+藤原えりみ(美術ジャーナリスト)+湯沢英彦(明治学院大学教授)+松本春崇(アーティスト、東京造形大学非常勤講師、東北芸術工科大学特別講師)+浅田彰(京都造形芸術大学 大学院長)+岡本健(デザイナー)+森田伸子(編集者)

協力:水声社+フランス大使館+中村政人(3331 Arts Chiyodaディレクター、東京芸術大学准教授)

会場問い合わせ先:3331 Arts Chiyoda
〒101-0021東京都千代田区外神田6丁目 11-14 
TEL: 03-6803-2441 FAX:03-6803-2442
http://www.3331.jp


ときの忘れものがコレクションするボルタンスキーの銅版画作品をご紹介します。
こちらは1991年にアメリカのクラウンポイントからエディションされた、24点組の銅版画によるポートフォリオですが、何と45,000ドルの価格がつけられています(私どもの数倍!)。ぜひコレクションに加えてください。

boltanski_gymnasium_coverクリスチャン・ボルタンスキー
「Gymnasium Chases,1991」
1991年 銅版24点組(ケース入り)
イメージサイズ:各46.0×31.5cm
シートサイズ:各59.0×42.0cm
Ed.15  表紙にサインあり

boltanski_gymnasium_01boltanski_gymnasium_04
左)「Gymnasium Chases,1991」よりNo.1
右)「Gymnasium Chases,1991」よりNo.4

boltanski_gymnasium_19
「Gymnasium Chases,1991」よりNo.19

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クリスチャン・ボルタンスキー Christian BOLTANSKI
1944年フランス・パリ生まれ。学校にほとんど通わず、12歳で退学、独学で絵画を習得した。初期は兄弟を使った実験映画を制作。ユダヤ人の父親が差別を受けた経験などから、「生と死」をテーマに、様々な写真や古着やものを使い、人の経験(記憶)のはかなさについて多くの作品を制作。「死体も写真も古着も、私にとっては、同じ不在の象徴」と、失われた時間や記憶の「遺物」を展示することで、観る者に過去を蘇らせる。
2003年越後妻有アートトリエンナーレで、ジャン・カルマンとともに、廃校を利用したインスタレーション《夏の旅》を制作、出品。2006年高松宮殿下記念世界文化賞を草間彌生らと受賞した。