朝、画廊に出勤すると先ずはメールのチェック。次に郵便物。
毎日、いろいろなところから手紙やはがきをいただく。
展覧会の案内がいちばん多い。取引のある画廊さん、ときの忘れものの取扱い作家の方から、全く面識のない作家の皆さんからもいただく。
都内なら見にいくこともできるが、遠くの場所だとそうもいかない。
亭主は若いころ、10年間、日本中を版画を抱えて行商していた。
北海道網走から沖縄那覇まで自慢ではないが、行っていない県はない。個人の顧客はもちろん、小さな町の画廊を訪ね歩いた。
帯広、大曲、一関、米沢、佐渡、飯田、小浜、田辺、岩国、荒尾、都城・・・・
お世話になったあれらの町の画廊はいまどうなっているだろう。
美術業界は慢性的不況で、特に東京以外の都市の画廊は青息吐息である。ネットの時代を反映して、お客も、モノも、お金も、全部が東京に集中してしまった。と言われているのだが、毎日いただく展覧会の案内状を見ていくと、どうも昔ながらの美術商というスタイルとは違った新しい画廊(ギャラリー)が増えてきているようだ。
いかにも辺鄙な場所、不思議な画廊の名前(そういう私たちだって、ときの忘れものなんてヘンテコな名前だ)、あえて辺境から発信する作家の強いメッセージ、それらが醸し出す独特の雰囲気。
想像するだけでも楽しいそれらの画廊、面識は全くないけれど、いくつかあげてみましょう。
つい先日、コイズミアヤさんから「遠くへ行って 帰って来る。 塔を建てる」という個展の案内状をいただきました。
ギャラリー椿の個展で拝見して以来、私の好きな作家のひとりで、いつかときの忘れものでも展示できないかなあと思っています。
会期は9月21日~10月3日、会場はろば屋 GALLERY RO-BA-YA ちょっと変わった名前ですね。
ギャラリーのある内野の街は新潟市西側の郊外にあります。
古くは商業の街として栄え、いまだにこのエリア内だけでも3軒の造り酒屋があります。
毎月1日と15日には市が立ち、その時ばかりは往年の賑やかさを彷彿させてくれます。
2Kmほどで日本海という距離で、新川漁港という港もあり、冬場のタコ漁が有名です。
近くには新潟大学や福祉系の専門学校などもあって学生さんもたくさんいます。
新潟市内とはいえ、まだまだのんびりさも残している落ち着いた街です。
言葉にできないけれど何か心の奥底で共振しあえるもの、そんな作品と出会える場にしたい、それがろば屋の夢です。
ろばのようにゆっくりてくてくといろいろ道草しながら、じっくり熟成していければと思っています。どうぞ遊びにきてください。(ろば屋のHPより)
*****************
昨年、ある作家のご遺族の紹介で田村裕典さんという作家の個展の案内をいただいた。


主催は、高知県吾川郡いの町というところにあるギャラリーぼたにか。
地元の新聞にも大きく取り上げられ、その新聞も送っていただいた。
仁淀川のほとりで
百年を経た古い蔵に巡り会うことができました。
「ぼたにか」と名付け
植物をテーマに、ささやかなギャラリーを開設しました。
精密に美しく描かれた植物画を中心に、
植物とともにある暮らしをお楽しみいただく空間として
ゆっくり歩んでゆきたいと思っています。(ギャラリーぼたにかのHPより)
*****************
ときの忘れものの直ぐ近くに事務所を構える売れっ子デザイナーの山口信博さんの初めての個展が三重県伊賀市のgallery yamahonで開かれる。
会期は、9月11日~10月3日。
gallery yamahonを始めて早8年。多くのお客様や作家の皆様に支えられてきた事を心から実感しております。 僕たちのあわただしい日常生活の中で、少しだけでもゆっくりと落ち着いた時間をつくる事は本当に大切なことだと思います。そしてその一部としてgallery yamahonにお越し頂けることを本当にうれしく思っております。 これからも今まで以上にゆっくりとモノと対話できる空間と落ち着いた暮らしの中で使って頂きたいモノを展示していきたいと思っております。また展覧会、作家の作品のご感想やご質問はもちろんのこと、それ以外[建築、暮らしのこと・・]のことなどに関してもお話できるとうれしく思います。gallery やcafe内またメールなどで気軽にお話ください。(gallery yamahonのHPより)
*****************
新潟、高知、三重のこれら小さな町のギャラリー、いつか訪ねてみたい。
◆ときの忘れものは、9月28日(火)~10月16日(土)「マン・レイと宮脇愛子展」を開催します。
10月1日(金)17時~18時半、宮脇愛子さんを囲んでのレセプションを開催します。ぜひお出かけください。
また10月16日(土)17時より、巌谷國士さんを講師にギャラリー・トークを開催します(*要予約(参加費1,000円/1ドリンク付)
参加ご希望の方は、電話またはメールにてお申し込み下さい。
Tel.03-3470-2631/Mail.info@tokinowasuremono.com
◆10月8日(金)の午後7時から「写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング」の第2回を開催予定です。要予約。詳細は近日中に発表します。
毎日、いろいろなところから手紙やはがきをいただく。
展覧会の案内がいちばん多い。取引のある画廊さん、ときの忘れものの取扱い作家の方から、全く面識のない作家の皆さんからもいただく。
都内なら見にいくこともできるが、遠くの場所だとそうもいかない。
亭主は若いころ、10年間、日本中を版画を抱えて行商していた。
北海道網走から沖縄那覇まで自慢ではないが、行っていない県はない。個人の顧客はもちろん、小さな町の画廊を訪ね歩いた。
帯広、大曲、一関、米沢、佐渡、飯田、小浜、田辺、岩国、荒尾、都城・・・・
お世話になったあれらの町の画廊はいまどうなっているだろう。
美術業界は慢性的不況で、特に東京以外の都市の画廊は青息吐息である。ネットの時代を反映して、お客も、モノも、お金も、全部が東京に集中してしまった。と言われているのだが、毎日いただく展覧会の案内状を見ていくと、どうも昔ながらの美術商というスタイルとは違った新しい画廊(ギャラリー)が増えてきているようだ。
いかにも辺鄙な場所、不思議な画廊の名前(そういう私たちだって、ときの忘れものなんてヘンテコな名前だ)、あえて辺境から発信する作家の強いメッセージ、それらが醸し出す独特の雰囲気。
想像するだけでも楽しいそれらの画廊、面識は全くないけれど、いくつかあげてみましょう。
つい先日、コイズミアヤさんから「遠くへ行って 帰って来る。 塔を建てる」という個展の案内状をいただきました。
ギャラリー椿の個展で拝見して以来、私の好きな作家のひとりで、いつかときの忘れものでも展示できないかなあと思っています。
会期は9月21日~10月3日、会場はろば屋 GALLERY RO-BA-YA ちょっと変わった名前ですね。
ギャラリーのある内野の街は新潟市西側の郊外にあります。
古くは商業の街として栄え、いまだにこのエリア内だけでも3軒の造り酒屋があります。
毎月1日と15日には市が立ち、その時ばかりは往年の賑やかさを彷彿させてくれます。
2Kmほどで日本海という距離で、新川漁港という港もあり、冬場のタコ漁が有名です。
近くには新潟大学や福祉系の専門学校などもあって学生さんもたくさんいます。
新潟市内とはいえ、まだまだのんびりさも残している落ち着いた街です。
言葉にできないけれど何か心の奥底で共振しあえるもの、そんな作品と出会える場にしたい、それがろば屋の夢です。
ろばのようにゆっくりてくてくといろいろ道草しながら、じっくり熟成していければと思っています。どうぞ遊びにきてください。(ろば屋のHPより)
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昨年、ある作家のご遺族の紹介で田村裕典さんという作家の個展の案内をいただいた。


主催は、高知県吾川郡いの町というところにあるギャラリーぼたにか。
地元の新聞にも大きく取り上げられ、その新聞も送っていただいた。
仁淀川のほとりで
百年を経た古い蔵に巡り会うことができました。
「ぼたにか」と名付け
植物をテーマに、ささやかなギャラリーを開設しました。
精密に美しく描かれた植物画を中心に、
植物とともにある暮らしをお楽しみいただく空間として
ゆっくり歩んでゆきたいと思っています。(ギャラリーぼたにかのHPより)
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ときの忘れものの直ぐ近くに事務所を構える売れっ子デザイナーの山口信博さんの初めての個展が三重県伊賀市のgallery yamahonで開かれる。
会期は、9月11日~10月3日。
gallery yamahonを始めて早8年。多くのお客様や作家の皆様に支えられてきた事を心から実感しております。 僕たちのあわただしい日常生活の中で、少しだけでもゆっくりと落ち着いた時間をつくる事は本当に大切なことだと思います。そしてその一部としてgallery yamahonにお越し頂けることを本当にうれしく思っております。 これからも今まで以上にゆっくりとモノと対話できる空間と落ち着いた暮らしの中で使って頂きたいモノを展示していきたいと思っております。また展覧会、作家の作品のご感想やご質問はもちろんのこと、それ以外[建築、暮らしのこと・・]のことなどに関してもお話できるとうれしく思います。gallery やcafe内またメールなどで気軽にお話ください。(gallery yamahonのHPより)
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新潟、高知、三重のこれら小さな町のギャラリー、いつか訪ねてみたい。
◆ときの忘れものは、9月28日(火)~10月16日(土)「マン・レイと宮脇愛子展」を開催します。
10月1日(金)17時~18時半、宮脇愛子さんを囲んでのレセプションを開催します。ぜひお出かけください。
また10月16日(土)17時より、巌谷國士さんを講師にギャラリー・トークを開催します(*要予約(参加費1,000円/1ドリンク付)
参加ご希望の方は、電話またはメールにてお申し込み下さい。
Tel.03-3470-2631/Mail.info@tokinowasuremono.com
◆10月8日(金)の午後7時から「写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング」の第2回を開催予定です。要予約。詳細は近日中に発表します。
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