昨日始まった韓国・テグのアートフェア、女手二人+助っ人Hさんの奮闘で何とか展示は間に合ったらしい。オープニングは9月のKIAF(ソウル)の賑わいには及ばないものの、昨年買っていただいたお客様にも再会でき、また幸先よくTSUYUさんの作品に予約が入ったようです。

ところで本日11月17日(水)19:00-21:00 に、ワタリウム美術館( B1F オン・サンデーズ)で磯崎新先生のレクチャー「東京計画1961」があります。
もっと早くご案内できればよかったのですが、詳細はワタリウム美術館にお問合せください。

ときの忘れものでは昨日から「9人のミューズたち」展が始まりました(2010年11月16日[火]―11月21日[日] 会期中無休)。
初日の午後には君島彩子さんが来廊、夕方には井村一巴さんが来て、居合わせたお客様とささやかですがワインで乾杯!

参加される9人に近況報告をかねたメッセージを寄せていただきました。

5人目のミューズは2001年にときの忘れもので初個展を開き、美しい色彩で光の中の植物をのびやかに描き続けている永井桃子さんからのメッセージです。

◆永井桃子です。
この秋は海外アートフェアの展示が重なり、9月にソウル、10月にシンガーポールで作品発表の機会を頂きました。
今月17日からまた、韓国のテグのアートフェアが始まります。
本来ならば、現地へ行って展示のお手伝いをしたり、その土地の雰囲気を見てくるべきなのでしょうが、そのような余裕が無いので、申し訳無いと思いながらも、「ときの忘れもの」のスタッフの方にすべておまかせしています。
インターネットの普及で海外の方にも気軽に作品の画像を見て頂けるようになりましたが、油彩の質感や大きさなどはやはり本物でなければ伝わらないように思います。
絵の運搬にはコストもかかりますし、個人で油彩画の実物を海外へ運ぶ事も難しく、このような機会にギャラリーの協力で現地の方に実物を見て頂けるのはとても貴重な機会だと思っております。

また、全く作品の形態は変わりますが、以前に作っていた絵本制作も再開しております。
2001年に「ときの忘れもの」で初めて開催した個展は版画展で、その時の出品作は3冊の絵本を元に作った版画でした。20年近くも前になりますが、国際版画美術館で見たグランヴィルやウィリアム・ブレイクの作品に感激して版画を始めましたので、挿絵本には今でも興味を持っています。
個人的に絵本を作っても、印刷をして見て頂く形にするのは費用の面も含めなかなか実現できないため、最近作曲家の方にご協力頂き,web絵本としてweb上に掲載することに致しました(これも技術的にクリアできていない部分が多いのですが)、10年前よりも安価な印刷所も増えましたので、そのうち本という形にもしていきたいと考えています。
(ながいももこ)

nagai0806-001永井桃子
「晴日-No.1」
2008年
油彩・キャンバス
100.0×80.0cm(F40号)
サインあり

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◆ときの忘れものは2010年11月16日[火]―11月21日[日]まで「9人のミューズたち」展を開催しています(会期中無休)。
9人のミューズたち
ときの忘れもので個展やグループ展を開いてきた9人(秋葉シスイ永井桃子根岸文子矢口佳那井村一巴井桁裕子渡辺貴子若宮綾子君島彩子)のミューズたちによる個性豊かな作品/平面、立体、オブジェ、写真等をご紹介します。

◆ときの忘れものは韓国・テグ市で開催されるDaegu Art Fair 2010に出展します。
TSUYU
会期=2010年11月17日[水]―11月21日[日] 
   11:00-20:00(最終日21日は18時まで)
会場:大邱展示コンベンションセンター( EXCO 1, 3階)
(1676 Sangyeok-2dong. Buk-gu,Daegu 702-712)
公式サイトhttp://www.daeguartfair.com/main/index.html
出品作家:尾形一郎・優小野隆生TSUYU(左写真)、安藤忠雄草間彌生永井桃子