細江賢治~気更来のコレクション展

明後日8日(火)から開催する「気更来のコレクション展」の出品作品を今日から順次ご紹介します。
先ずは、ときの忘れものでは初登場となる細江賢治先生の写真作品です。

2011年の抱負 細江賢治

 はじめまして。写真家の細江賢治です。今年2011年は写真を始めてちょうど30年になります・・・父・英公のもとでプリントの水洗、乾燥作業やスポッティング等の基本的な作業を経て、3年後くらいからプリントを任されるようになり現在に至ります。
 さて、初めての作品から私の被写体は一貫して風景です。満月や雲や山中だったり近所の公園や遊歩道にある木々だったりします。当然、父の作品と比較され全く異なる作風であると指摘されますが、被写体が違えど"写真家"という人間がカメラの背後に居てその想いを撮影していることに違いは無いのです。
 今年も変わらずに写真を撮り続けて行きたいと思っています・・・

HosoeKenji_experience01細江賢治 Kenji HOSOE
「エクスペリエンス」より(1)
1993年 ゼラチンシルバープリント
32.8×21.7cm サインあり
価格:94,500円(シート、税込)

HosoeKenji_experience02細江賢治 Kenji HOSOE
「エクスペリエンス」より(2)
1987年 ゼラチンシルバープリント
20.3×30.3cm サインあり
価格:94,500円(シート、税込)

出品リストをご参照の上、ぜひご注文ください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから

細江賢治(ほそえ けんじ)
1963年東京都生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒、東京工芸大学大学院芸術学研究科博士教育課程修了。
1981年より父・細江英公に師事し多くの展覧会・コレクション用作品等のプラチナおよびゼラチン・シルバープリントのプリント等を担当する。国内外で展覧会多数。

*画廊亭主敬白
2月はスタッフにとってはかなり忙しい季節になってしまいました。
亭主の体調は依然としてよくなく、それにつられたか社長も風邪をひいてしまい、昨日も欠勤でした。つまりロートルは戦力にならない。
中旬には「TOKYO FRONTLINE」に出展するので、その準備もある。
加えて、秋以降のアートフェア参加申し込みの締切りが迫っていて、英文の書類作成もたいへんらしい。
他社から請け負っている編集仕事も、3月の年度末を控え、締切り間際の修羅場も近い。そんなこんなで、画廊の静けさとは違った熱気が充満しています。
明後日からのコレクション展、どうぞお出かけください(日曜、月曜は休廊します)。
ご紹介した細江賢治先生の「エクスペリエンス」シリーズを買ったのは、もう随分前ですが、ときの忘れものからそう遠くないギャラリー(いまはもう無いらしい)で開かれた個展のときでした。あのときは、まさか写真をメインにするなんて思いもせず、ただゼラチン・シルバー・プリントの美しさにひかれてコレクションしたのでした。

◆ときの忘れものは、2011年2月8日[火]―2月26日[土]<陽気が更に来る>ことを祈りつつ、画廊コレクションから油彩及び写真作品の秀作を選び「気更来のコレクション展」を開催します(日曜・月曜・祝日は休廊。ただし、TOKYO FRONTLINE開催中の2月20日[日]は開廊します)。
気更来のコレクション展
出品:小野隆生(テンペラ)、宮脇愛子(油彩+ミクストメディア)、百瀬寿(油彩)、秋葉シスイ(油彩)、アンドレ・ケルテス(写真)、植田正治(写真)、エドワード・スタイケン(写真)、瑛九(フォトデッサン)、細江賢治(写真)