ときの忘れものは、昨年に続いて「プリュス-ジ・アートフェア2011」に出展します。
週末はぜひ東京美術倶楽部にお出かけください。
会場:東美アートフォーラム(東京美術倶楽部ビル3階4階)
〒105-0004 東京都港区新橋6-19-15
公式サイト:http://plustheartfair.com/
ときの忘れものブースNo.3-7

11月18日[金] 16:00~20:00
※(VIP招待状持参者のみ)
11月19日[土] 11:00~20:00
11月20日[日] 11:00~17:00
出品するのはときの忘れもののメイン作家のうち<老・壮・青>(ちょっと古いかしら)を代表する、1929年生まれの宮脇愛子、1950年生まれの小野隆生、そして1984年生まれの秋葉シスイの三人です。
宮脇愛子
「ECHO ORANGE」
1964年
ミクストメディア
88.5x121.0cm サインあり
ワイヤーによる自然の中に漂う彫刻「うつろひ」シリーズを世界各地につくり続ける宮脇愛子(今春も台湾に新たな「うつろひ」作品が設置されたばかりです)はもともとは阿部展也、斎藤義重に師事し、1957-66年にかけてロスアンゼルス、ミラノ、パリ、ニューヨークなど欧米各地に滞在し、油彩を中心に精力的な制作・発表活動を行ないました。徐々に真鍮、石、ガラス、ステンレスを用いた立体作品に移行しましたが、1960年代に制作された油彩作品の強靭な構成力は今も新鮮な魅力を放っています。
マン・レイはじめ海外の多くの作家と交流し、「うつろひ」シリーズで世界的評価を獲得した宮脇愛子ですが、今回展示する油彩作品は、実は長く日本では公開されていませんでした。1996年秋に原美術館で開催された「宮脇愛子 1959-64」展で初めて公開され、衝撃をあたえました。
その折のカタログに浅田彰さんは「いささかも時の流れに侵食されることのない新鮮さをもって、見る者の眼を奪う」と書いています。
今回は油彩2点、真鍮による立体作品3点を出品します。
小野隆生
「発掘と調査の日に」
1998年
テンペラ・板
175.0x176.0cm
サインあり
ときの忘れものの狭い空間では展示する機会がなかった切抜き大作を今回出品します。
どのくらい大きいかはこの作品が出品された2008年の池田20世紀美術館での展示をご覧ください。
ちょうど今、ときの忘れもので個展「小野隆生1976~2010」展を開催中(19日まで)なので、プリュス-ジ・アートフェアとあわせてご覧いただきたいのですが、小野は1971年にイタリアに渡り、一時ローマの国立美術学校で彫刻を学んでいます。
1976年の銀座・現代画廊(洲之内徹主宰)の初個展では油彩でしたが、その後はテンペラに移ります。1990年前後から、板を電導ノコで人型に切り抜き、それを画布で包みこむようにしたテンペラ作品を制作しました。その後、板に直接テンペラで描画する方法に移行します。
この「切り抜き」作品は岩手県立美術館や資生堂アートハウスに収蔵されていますが、今回展示する「発掘と調査の日に」は小野の肖像画連作の中でも最も重要な位置を占める作品です。
秋葉シスイ
「scene 1」
2007年
油彩・カンヴァス
162.1x227.3cm(P150号)
サインあり
この作品も150号と大きく、なかなか展示する機会がありませんでした。
ときの忘れものの取り扱い作家の中でも最も若い世代に属する秋葉シスイは、2007年に和光大学表現学部芸術学科を卒業し、銀座にあったフタバ画廊で個展「そこから」を開催し、暗澹とした背景に佇む人物という絵のモチーフが注目を浴びます。
今回出品する「scene 1」は文字通り、彼女の出発点ともなった作品で、和光大学の卒業制作展に出展された作品です。
他に「scene」の連作2点を出品します。
まだ若く、大きな可能性を秘めた作家ですが、自らが獲得したモチーフを大切に、あせらず精進して欲しいと願うばかりです。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
●なおこのアートフェアのプレイベントとして六本木ヒルズの3FにあるROPPONGI HILLS A/D GALLERY において出品作家たちによる小展覧会が開催されていますので、あわせてご覧ください。ときの忘れものからは小野隆生のドローイングとリトグラフを出品しています。
会期:11/15(火)~11/20(日)
会場:ROPPONGI HILLS A/D GALLERY
〒106-6155 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー ウェストウォーク3F
電話: work03-6406-6875
週末はぜひ東京美術倶楽部にお出かけください。
会場:東美アートフォーラム(東京美術倶楽部ビル3階4階)
〒105-0004 東京都港区新橋6-19-15
公式サイト:http://plustheartfair.com/
ときの忘れものブースNo.3-7

11月18日[金] 16:00~20:00
※(VIP招待状持参者のみ)
11月19日[土] 11:00~20:00
11月20日[日] 11:00~17:00
出品するのはときの忘れもののメイン作家のうち<老・壮・青>(ちょっと古いかしら)を代表する、1929年生まれの宮脇愛子、1950年生まれの小野隆生、そして1984年生まれの秋葉シスイの三人です。
宮脇愛子「ECHO ORANGE」
1964年
ミクストメディア
88.5x121.0cm サインあり
ワイヤーによる自然の中に漂う彫刻「うつろひ」シリーズを世界各地につくり続ける宮脇愛子(今春も台湾に新たな「うつろひ」作品が設置されたばかりです)はもともとは阿部展也、斎藤義重に師事し、1957-66年にかけてロスアンゼルス、ミラノ、パリ、ニューヨークなど欧米各地に滞在し、油彩を中心に精力的な制作・発表活動を行ないました。徐々に真鍮、石、ガラス、ステンレスを用いた立体作品に移行しましたが、1960年代に制作された油彩作品の強靭な構成力は今も新鮮な魅力を放っています。
マン・レイはじめ海外の多くの作家と交流し、「うつろひ」シリーズで世界的評価を獲得した宮脇愛子ですが、今回展示する油彩作品は、実は長く日本では公開されていませんでした。1996年秋に原美術館で開催された「宮脇愛子 1959-64」展で初めて公開され、衝撃をあたえました。
その折のカタログに浅田彰さんは「いささかも時の流れに侵食されることのない新鮮さをもって、見る者の眼を奪う」と書いています。
今回は油彩2点、真鍮による立体作品3点を出品します。
小野隆生「発掘と調査の日に」
1998年
テンペラ・板
175.0x176.0cm
サインあり
ときの忘れものの狭い空間では展示する機会がなかった切抜き大作を今回出品します。
どのくらい大きいかはこの作品が出品された2008年の池田20世紀美術館での展示をご覧ください。
ちょうど今、ときの忘れもので個展「小野隆生1976~2010」展を開催中(19日まで)なので、プリュス-ジ・アートフェアとあわせてご覧いただきたいのですが、小野は1971年にイタリアに渡り、一時ローマの国立美術学校で彫刻を学んでいます。
1976年の銀座・現代画廊(洲之内徹主宰)の初個展では油彩でしたが、その後はテンペラに移ります。1990年前後から、板を電導ノコで人型に切り抜き、それを画布で包みこむようにしたテンペラ作品を制作しました。その後、板に直接テンペラで描画する方法に移行します。
この「切り抜き」作品は岩手県立美術館や資生堂アートハウスに収蔵されていますが、今回展示する「発掘と調査の日に」は小野の肖像画連作の中でも最も重要な位置を占める作品です。
秋葉シスイ「scene 1」
2007年
油彩・カンヴァス
162.1x227.3cm(P150号)
サインあり
この作品も150号と大きく、なかなか展示する機会がありませんでした。
ときの忘れものの取り扱い作家の中でも最も若い世代に属する秋葉シスイは、2007年に和光大学表現学部芸術学科を卒業し、銀座にあったフタバ画廊で個展「そこから」を開催し、暗澹とした背景に佇む人物という絵のモチーフが注目を浴びます。
今回出品する「scene 1」は文字通り、彼女の出発点ともなった作品で、和光大学の卒業制作展に出展された作品です。
他に「scene」の連作2点を出品します。
まだ若く、大きな可能性を秘めた作家ですが、自らが獲得したモチーフを大切に、あせらず精進して欲しいと願うばかりです。
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●なおこのアートフェアのプレイベントとして六本木ヒルズの3FにあるROPPONGI HILLS A/D GALLERY において出品作家たちによる小展覧会が開催されていますので、あわせてご覧ください。ときの忘れものからは小野隆生のドローイングとリトグラフを出品しています。
会期:11/15(火)~11/20(日)
会場:ROPPONGI HILLS A/D GALLERY
〒106-6155 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー ウェストウォーク3F
電話: work03-6406-6875
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