昨日は雨にもかかわらず多数お運びいただきありがとうございました。
本日(日曜)も今年一年のご愛顧への感謝をこめて、「年末セール★Discovery」を開催しており、19時まで開廊していますので、皆様どうぞお出かけください。
出品作品リストはホームページに掲載しました。






先日九州のKさんから久しぶりにお電話をいただきました。
「もう歳だから、高いものは買えん」といいながら、セール出品作品の中から木内克を選らんで予約してくださいました。恐らく80歳は超えておられるKさんですが、40年近くも私たち夫婦の浮き沈み人生に付き合ってきて下さった心の支えとなる大事な大事なお客様です。
お茶をやってらして、いつだったか磯崎新先生のモンローチェアー(ローバック)をまとめて何脚かお買いになり、「茶室に使おうと思って」とおっしゃっていました。どのように使っておられるのでしょうか、気になります。
諸般の事情で案内状を原則廃止します。
全く廃止というわけでなく他の画廊との共同企画などは今まで通り作成します。
次回の「デュシャン、エルンスト、マン・レイ展」その次の「磯崎新銅版画展 栖十二」も案内状は作りません。メルマガでの案内に絞りますので、なるべく芳名簿にはメールアドレスをお書きくださいとお願いしているのですが、Kさんのようにメールも恐らくパソコンも触らないお客様も少なからずいらっしゃる。
そういう方には封書によるお手紙での案内をお送りすることにしています。
昔は手書きだった、それがガリ版になり、コピーになり、やがて東芝ルポによる書簡が長く続いた。ファックスにも随分世話になった。
今はほとんどがメールになりましたが、Kさんのような方にはお手紙しかない。
出してもお返事をいただくことは稀である。年賀状に「いつもご案内をありがとう」と書いてあると、ああ読んでくださっているのだなと少しほっとします。
画商にとってコレクターは何より大切な心の財産です。
優れた美術品もそれを愛好してくださるコレクターがいてこそ生きてくるのです。
そんなことを考えているときに、実に不愉快な出来事がありました。
先日、宮崎のプロダクションを経営しているという未知の方からブログを見たとかで突然電話がありました。
「テレビ宮崎の委託で<みやざき偉人伝・ひむかの群像>を制作しており、来年1月下旬に瑛九を取り上げる事にな」ったので取材をしたいということでした。
ほかならぬ瑛九のことなので、取材は時間があれば受けましょうと伝えました。
また、海外での評価はどうでしょうかと聞かれたので、私自身の経験したこととしてカナダのナショナル・ミュージアムに瑛九のフォトデッサンを売ったこと、ニューヨークのある大コレクターにも数点のフォトデッサンを納めたことを話し、まだ一部ではあるが国際的にも評価が高まってきていると思うとお伝えしました。
相手は興奮した口ぶりでもっと詳しく聞きたいというので、とにかく一度お会いしてからにしましょうと伝え、電話を切りました。
ここまではいい、よくある話です。
その後のメールでの要求が凄い。
先ず、細江英公先生や靉嘔先生へのインタビューも行いたいので、「綿貫様の方で日時の調整をお願い」したいときた。
おいおいこちらはあなたの部下でも何でもない。
ただの一度も会ったこともない相手にいきなり細江先生や靉嘔先生とのコンタクトと日程の調整までやれといわれて唖然としました。
この人はいったいどういう神経の持ち主なのでしょうか。
見も知らぬ人とお二人の大事な作家との間に挟まれてもし手違いでもあったら大変と、これは丁重にお断りしました。
これでおわかりになると思ったら次にきたメールはもっと凄い内容でした。
「カナダ国立美術館とニューヨークの著名なコレクターの方を取材する方向で検討している」から、「先方様と連絡を取る必要がありますので、お名前、住所、メールアドレス、電話など」を知らせろ、「航空券の手配などがあり、出来るだけ早くお返事頂ければ幸いでございます」と追い討ちをかけてきた。
そちらに必要があってもこちらには全く関係がないんですけれど・・・
この年末の忙しい中、たった一度電話で話しただけの人にここまで要求されるなんて。
「個人情報」などを持ち出す気はありませんが、美術館はともかく、コレクターは私どもの大事な顧客です。見ず知らずのプロダクションの人の取材が相手の気分を害するようなものだったら、私共は重要な顧客を失うことになります。
貼付されてきた台本もひどいもので、「池田万寿夫」などという名前の誤記もあり、真面目にやっているのかいなと思わざるを得ません。
テレビってそんなに偉いのか。
おそらく瑛九の宣伝になるから画商は協力するのが当然と思っているのでしょう。
こういうメチャクチャな人のつくる番組がいいものになるはずがない・・・・
◆「年末セール★Discovery」は本日19時までです。

出品リストはホームページに掲載しました。
出品予定:オノサト・トシノブ、長岡吾郎、オーギュスト・ルノアール、浜田涼、二木直己、植木茂、小川信治、田名網敬一、横尾忠則、トニー・クラッグ、ジャン=ミシェル・フォロン、三上誠、パウル・ヴンダーリッヒ、ニキ・ド・サンファル、O Jun、山中現、日和崎尊夫、ベルト・モリゾ、菅井汲、アンディ・ウォーホル、ハインリッヒ・フォーゲラー、ミヤモト・コウイチ、J.E.ラブルール、ヘンク・フィッシュ、木内克、エドワード・スタイケン、井田照一、ジョアン・ミロ、ハンス・ベルメール、セザール、マックス・エルンスト、国吉康雄、ドナルド・サルタン、長谷川潔、内間俊子、駒井哲郎、恩地孝四郎、竹久夢二、須田國太郎、李禹煥、草間彌生、マックス・クリンガー、池田満寿夫、吉原英雄、飯田善国、堂本尚郎、瑛九、マン・レイ、クリスト、ジョック・スタージス、デイヴィッド・ホックニー、難波田龍起、舟越桂、南桂子
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆今月のWEB展は「野田哲也展」です。
本日(日曜)も今年一年のご愛顧への感謝をこめて、「年末セール★Discovery」を開催しており、19時まで開廊していますので、皆様どうぞお出かけください。
出品作品リストはホームページに掲載しました。






先日九州のKさんから久しぶりにお電話をいただきました。
「もう歳だから、高いものは買えん」といいながら、セール出品作品の中から木内克を選らんで予約してくださいました。恐らく80歳は超えておられるKさんですが、40年近くも私たち夫婦の浮き沈み人生に付き合ってきて下さった心の支えとなる大事な大事なお客様です。
お茶をやってらして、いつだったか磯崎新先生のモンローチェアー(ローバック)をまとめて何脚かお買いになり、「茶室に使おうと思って」とおっしゃっていました。どのように使っておられるのでしょうか、気になります。
諸般の事情で案内状を原則廃止します。
全く廃止というわけでなく他の画廊との共同企画などは今まで通り作成します。
次回の「デュシャン、エルンスト、マン・レイ展」その次の「磯崎新銅版画展 栖十二」も案内状は作りません。メルマガでの案内に絞りますので、なるべく芳名簿にはメールアドレスをお書きくださいとお願いしているのですが、Kさんのようにメールも恐らくパソコンも触らないお客様も少なからずいらっしゃる。
そういう方には封書によるお手紙での案内をお送りすることにしています。
昔は手書きだった、それがガリ版になり、コピーになり、やがて東芝ルポによる書簡が長く続いた。ファックスにも随分世話になった。
今はほとんどがメールになりましたが、Kさんのような方にはお手紙しかない。
出してもお返事をいただくことは稀である。年賀状に「いつもご案内をありがとう」と書いてあると、ああ読んでくださっているのだなと少しほっとします。
画商にとってコレクターは何より大切な心の財産です。
優れた美術品もそれを愛好してくださるコレクターがいてこそ生きてくるのです。
そんなことを考えているときに、実に不愉快な出来事がありました。
先日、宮崎のプロダクションを経営しているという未知の方からブログを見たとかで突然電話がありました。
「テレビ宮崎の委託で<みやざき偉人伝・ひむかの群像>を制作しており、来年1月下旬に瑛九を取り上げる事にな」ったので取材をしたいということでした。
ほかならぬ瑛九のことなので、取材は時間があれば受けましょうと伝えました。
また、海外での評価はどうでしょうかと聞かれたので、私自身の経験したこととしてカナダのナショナル・ミュージアムに瑛九のフォトデッサンを売ったこと、ニューヨークのある大コレクターにも数点のフォトデッサンを納めたことを話し、まだ一部ではあるが国際的にも評価が高まってきていると思うとお伝えしました。
相手は興奮した口ぶりでもっと詳しく聞きたいというので、とにかく一度お会いしてからにしましょうと伝え、電話を切りました。
ここまではいい、よくある話です。
その後のメールでの要求が凄い。
先ず、細江英公先生や靉嘔先生へのインタビューも行いたいので、「綿貫様の方で日時の調整をお願い」したいときた。
おいおいこちらはあなたの部下でも何でもない。
ただの一度も会ったこともない相手にいきなり細江先生や靉嘔先生とのコンタクトと日程の調整までやれといわれて唖然としました。
この人はいったいどういう神経の持ち主なのでしょうか。
見も知らぬ人とお二人の大事な作家との間に挟まれてもし手違いでもあったら大変と、これは丁重にお断りしました。
これでおわかりになると思ったら次にきたメールはもっと凄い内容でした。
「カナダ国立美術館とニューヨークの著名なコレクターの方を取材する方向で検討している」から、「先方様と連絡を取る必要がありますので、お名前、住所、メールアドレス、電話など」を知らせろ、「航空券の手配などがあり、出来るだけ早くお返事頂ければ幸いでございます」と追い討ちをかけてきた。
そちらに必要があってもこちらには全く関係がないんですけれど・・・
この年末の忙しい中、たった一度電話で話しただけの人にここまで要求されるなんて。
「個人情報」などを持ち出す気はありませんが、美術館はともかく、コレクターは私どもの大事な顧客です。見ず知らずのプロダクションの人の取材が相手の気分を害するようなものだったら、私共は重要な顧客を失うことになります。
貼付されてきた台本もひどいもので、「池田万寿夫」などという名前の誤記もあり、真面目にやっているのかいなと思わざるを得ません。
テレビってそんなに偉いのか。
おそらく瑛九の宣伝になるから画商は協力するのが当然と思っているのでしょう。
こういうメチャクチャな人のつくる番組がいいものになるはずがない・・・・
◆「年末セール★Discovery」は本日19時までです。

出品リストはホームページに掲載しました。
出品予定:オノサト・トシノブ、長岡吾郎、オーギュスト・ルノアール、浜田涼、二木直己、植木茂、小川信治、田名網敬一、横尾忠則、トニー・クラッグ、ジャン=ミシェル・フォロン、三上誠、パウル・ヴンダーリッヒ、ニキ・ド・サンファル、O Jun、山中現、日和崎尊夫、ベルト・モリゾ、菅井汲、アンディ・ウォーホル、ハインリッヒ・フォーゲラー、ミヤモト・コウイチ、J.E.ラブルール、ヘンク・フィッシュ、木内克、エドワード・スタイケン、井田照一、ジョアン・ミロ、ハンス・ベルメール、セザール、マックス・エルンスト、国吉康雄、ドナルド・サルタン、長谷川潔、内間俊子、駒井哲郎、恩地孝四郎、竹久夢二、須田國太郎、李禹煥、草間彌生、マックス・クリンガー、池田満寿夫、吉原英雄、飯田善国、堂本尚郎、瑛九、マン・レイ、クリスト、ジョック・スタージス、デイヴィッド・ホックニー、難波田龍起、舟越桂、南桂子
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆今月のWEB展は「野田哲也展」です。
コメント