ソウルのタクシー事故からちょうど10日、まだ痛みはひかない。
ソウルではあのあとタクシーには恐くて乗れなかったが、帰国してからは朝夕の出勤は自宅から駅までタクシーを使っています。
「ゆっくりでいいですよ」と親切にしてくれる運転手さん。
昨夜の帰りの電車は相当混んでいたのですが、遠くにいた若い女性がわざわざ自席にハンカチを置いて（他の人に座られないように）人ごみを掻き分けてきて席を譲ってくださった。
日本の医者にももちろん行き診察してもらいましたが「まあ３週間は我慢してください」とのことでした。
ところで一昨日の夜から昨日の昼過ぎまでメールが不通でした。
どうも留守中のメールの整理が遅くなり、容量を超えてしまったらしい。
もしお問合せ等に私どもから返事がなかったら、受信できていない可能性があります。
恐れ入りますが、メールを再送してください。
セールの真っ最中なので、メール不通という「非常事態」に逆上した亭主は、近くのドコモショップに足を引きずりながら出向き、「タブレット」というモノを購入しちゃいました。
エーつまり、画廊のパソコンとは別にアドレスを登録し、メールを発信受信できるようにしたわけであります。
応接してくれたドコモのお姉さんの契約の説明が蜿蜒一時間ほどあったのですが、
タブレットって何？
アプリって何？
アイパッドとどう違うの？
タップって何？
プラウザって何？
カタカナのほとんどを亭主は理解できないので、質問責めするのに、お姉さん絶句！
「ワタシも意味わかんないんですけど、押せばわかります」とのこと。
まあ、習うより慣れろということなんですかね。
さて、本日は「秋のセール 彩りの一枚」の最終日です。
夜7時まで開廊していますので、ぜひお出かけください。
11番）ニキ・ド・サンファル
ニキ・ド・サンファル
「Nana Power 52 You Made Me Discover」
1970年
シルクスクリーン
75.8x56.0cm
Ed.115 サインあり
才色兼備とは彼女のこと。那須にあった素晴らしいニキ美術館のオーナーも女性でしたね。
17番）阿部展也
阿部展也
「Self-Portrait blue submarine」
シルクスクリーン
69.2x49.9cm
Ed.160 サインあり
2001年に東京ステーションギャラリーで開かれた回顧展は僅か58歳でローマで客死した阿部がいかに時代に先駆けていたかを示す好企画でした。
展示ケースに展示された某辣腕編集者宛ての手紙類がのちに古本屋にどっと出たのには驚きました。
18番）ナム・ジュン・パイク
ナム・ジュン・パイク
「ギンズバーグ」（裏にも作品あり）
シルクスクリーン
61.5x76.0cm
Ed.75 サインあり
パイクはいまやリー・ウー・ファンと並ぶ韓国の英雄ですが、先日のＫＩＡＦにも多くの作品が出展していました。
19番）元永定正
元永定正
「だんぼうるのなかはおれんじみっつ」
シルクスクリーン、コラージュ
29.5x53.0cm
Ed.150 サインあり
先日の国立新美術館の「具体」展に元気な姿で登場し、アホ派の真骨頂を見せて欲しかったですね。でも長生きされたおかげで今日の高い評価も自ら享受できたことは幸せでした。
この作品は段ボールを貼り付けたコラージュ作品で今回お薦めの逸品。
30番）金子國義
金子國義
「作品」
銅版
20.7x17.3cm
Ed.56 サインあり
フリーのデザイナーとして活躍していた金子の転機は1966年『O嬢の物語』の翻訳を行っていた澁澤龍彦の依頼で同作の挿絵を手掛けたことでしょう。
その翌年、澁澤の紹介で銀座の青木画廊で開いた個展「花咲く乙女たち」でデビューを飾ります。世紀末的・デカダンスな雰囲気を漂わせる妖艶な女性の姿は、銅版画にもよく現れています。
31番）恩地孝四郎
31番）恩地孝四郎
「Poem No.22 A Leaf and Clouds 葉っぱと雲」
※レゾネNo.401（形象社）
1953年
マルチブロックプリント（平井摺）
63.5x55.5cm スタンプサインあり
かつてパリで開催された日本の前衛展に出品した故・高松次郎先生が恩地孝四郎の大正期の作品が一番良かったと述懐されていました。
恩地は別格です！
敬愛する創作版画研究の第一人者桑原規子さんの新著『恩地孝四郎研究 版画のモダニズム』（せりか書房）がいよいよ10月に刊行されます。
先日出版された誤字誤植混じりの某ドイツ文学者の本と違い、長年の地道な研究の成果がきっと評判を呼ぶでしょう。もちろんときの忘れものでも扱わせていただく予定です。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆「秋のセール 彩りの一枚」は本日が最終日です。
会期＝9月12日[水]―9月21日[金]＊日曜・月曜・祝日は休廊
出品予定：阿部展也、アンディ・ウォーホル、今井アレクサンドル、内間安王星、瑛九、オノサト・トシノブ、小野隆生、恩地孝四郎、金子國義、草間彌生、ケニー・シャーフ、駒井哲郎、斎藤義重、サンドロ・キア、篠原有司男、ジャック・ヴィヨン、ジュリアン・レスブリッジ、ジョン・ケージ、テリー・ウィンタース、ナム・ジュン・パイク、ニキ・ド・サンファル、長谷川潔、ハンス・ベルメール、マックス・エルンスト、マン・レイ、元永定正、山口長男、若林奮、他
ソウルではあのあとタクシーには恐くて乗れなかったが、帰国してからは朝夕の出勤は自宅から駅までタクシーを使っています。
「ゆっくりでいいですよ」と親切にしてくれる運転手さん。
昨夜の帰りの電車は相当混んでいたのですが、遠くにいた若い女性がわざわざ自席にハンカチを置いて（他の人に座られないように）人ごみを掻き分けてきて席を譲ってくださった。
日本の医者にももちろん行き診察してもらいましたが「まあ３週間は我慢してください」とのことでした。
ところで一昨日の夜から昨日の昼過ぎまでメールが不通でした。
どうも留守中のメールの整理が遅くなり、容量を超えてしまったらしい。
もしお問合せ等に私どもから返事がなかったら、受信できていない可能性があります。
恐れ入りますが、メールを再送してください。
セールの真っ最中なので、メール不通という「非常事態」に逆上した亭主は、近くのドコモショップに足を引きずりながら出向き、「タブレット」というモノを購入しちゃいました。
エーつまり、画廊のパソコンとは別にアドレスを登録し、メールを発信受信できるようにしたわけであります。
応接してくれたドコモのお姉さんの契約の説明が蜿蜒一時間ほどあったのですが、
タブレットって何？
アプリって何？
アイパッドとどう違うの？
タップって何？
プラウザって何？
カタカナのほとんどを亭主は理解できないので、質問責めするのに、お姉さん絶句！
「ワタシも意味わかんないんですけど、押せばわかります」とのこと。
まあ、習うより慣れろということなんですかね。
さて、本日は「秋のセール 彩りの一枚」の最終日です。
夜7時まで開廊していますので、ぜひお出かけください。
11番）ニキ・ド・サンファル
ニキ・ド・サンファル「Nana Power 52 You Made Me Discover」
1970年
シルクスクリーン
75.8x56.0cm
Ed.115 サインあり
才色兼備とは彼女のこと。那須にあった素晴らしいニキ美術館のオーナーも女性でしたね。
17番）阿部展也
阿部展也「Self-Portrait blue submarine」
シルクスクリーン
69.2x49.9cm
Ed.160 サインあり
2001年に東京ステーションギャラリーで開かれた回顧展は僅か58歳でローマで客死した阿部がいかに時代に先駆けていたかを示す好企画でした。
展示ケースに展示された某辣腕編集者宛ての手紙類がのちに古本屋にどっと出たのには驚きました。
18番）ナム・ジュン・パイク
ナム・ジュン・パイク「ギンズバーグ」（裏にも作品あり）
シルクスクリーン
61.5x76.0cm
Ed.75 サインあり
パイクはいまやリー・ウー・ファンと並ぶ韓国の英雄ですが、先日のＫＩＡＦにも多くの作品が出展していました。
19番）元永定正
元永定正「だんぼうるのなかはおれんじみっつ」
シルクスクリーン、コラージュ
29.5x53.0cm
Ed.150 サインあり
先日の国立新美術館の「具体」展に元気な姿で登場し、アホ派の真骨頂を見せて欲しかったですね。でも長生きされたおかげで今日の高い評価も自ら享受できたことは幸せでした。
この作品は段ボールを貼り付けたコラージュ作品で今回お薦めの逸品。
30番）金子國義
金子國義「作品」
銅版
20.7x17.3cm
Ed.56 サインあり
フリーのデザイナーとして活躍していた金子の転機は1966年『O嬢の物語』の翻訳を行っていた澁澤龍彦の依頼で同作の挿絵を手掛けたことでしょう。
その翌年、澁澤の紹介で銀座の青木画廊で開いた個展「花咲く乙女たち」でデビューを飾ります。世紀末的・デカダンスな雰囲気を漂わせる妖艶な女性の姿は、銅版画にもよく現れています。
31番）恩地孝四郎
31番）恩地孝四郎「Poem No.22 A Leaf and Clouds 葉っぱと雲」
※レゾネNo.401（形象社）
1953年
マルチブロックプリント（平井摺）
63.5x55.5cm スタンプサインあり
かつてパリで開催された日本の前衛展に出品した故・高松次郎先生が恩地孝四郎の大正期の作品が一番良かったと述懐されていました。
恩地は別格です！
敬愛する創作版画研究の第一人者桑原規子さんの新著『恩地孝四郎研究 版画のモダニズム』（せりか書房）がいよいよ10月に刊行されます。
先日出版された誤字誤植混じりの某ドイツ文学者の本と違い、長年の地道な研究の成果がきっと評判を呼ぶでしょう。もちろんときの忘れものでも扱わせていただく予定です。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆「秋のセール 彩りの一枚」は本日が最終日です。
会期＝9月12日[水]―9月21日[金]＊日曜・月曜・祝日は休廊
出品予定：阿部展也、アンディ・ウォーホル、今井アレクサンドル、内間安王星、瑛九、オノサト・トシノブ、小野隆生、恩地孝四郎、金子國義、草間彌生、ケニー・シャーフ、駒井哲郎、斎藤義重、サンドロ・キア、篠原有司男、ジャック・ヴィヨン、ジュリアン・レスブリッジ、ジョン・ケージ、テリー・ウィンタース、ナム・ジュン・パイク、ニキ・ド・サンファル、長谷川潔、ハンス・ベルメール、マックス・エルンスト、マン・レイ、元永定正、山口長男、若林奮、他
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