10月19日からときの忘れもので個展を開催する大竹昭子さんからイベントのご案内です。

みなさま

朝晩は涼しくなったものの、日中の陽射しの強さはなかなか収まらず、
もういい加減にせよ!と叫びたいような気分のこの頃ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか?

8月前半は夏休みをとり、下旬から気合いを入れて活動を再開、
ただいま、10月におこなう写真展・写真集・ポートフォリオ刊行の三つどもえにあえいでおります。

12月初旬までさまざまなイベントがつづきますが、まずは9月30日のカタリココのお知らせを申し上げます。

昨年、平田俊子さんをお迎えしてのカタリココが予想通りのおもしろさで、
今年も平田さんにご登場いただきたく、好きな本を取りあげてトークする「カタリココ読書会」を企画いたしました。

平田さんがセレクトしたのは室生犀星の「蜜のあわれ」、私のほうはアニー・エルノーの「シンプルな情熱」。
「蜜のあわれ」は老人と金魚のお嬢さんのエロチックな関係を全編会話体で描いたなんともブッとんだ作品、
「シンプルな情熱」は作家自身の性愛体験をドキュメントタッチに描いたモンダイ作で、ふたつはとても対照的です。
当日、何が話されるのか皆目見当がつきませんが(!)、しかし平田さんがお相手ならそれこそブッとんだトークとなるでしょう。

朗読イベントですので作品の朗読もしますが、「蜜のあわれ」では、平田さんと私が交互にセリフを読むのもいいかなと考えてます。
私がやりたいのは金魚のお嬢さんです!「あたいねえ」なんて実人生ではぜったいに言わないセリフを口にしてみたい衝動にかられております。
この前代未聞のトークイベントに、ぜひみなさまお立ち会いください!

9月30日(日)17時開演 
目白ポポタム http://popotame.m78.com/shop/ 参加費 1500円
電話予約 5952-0114

また10月6日(土)には写真家ERIC とのトークショーがあります。
至近距離でフラッシュを使って、人間のおかしさ、おろかしさ、たくましさ、哀れさなどを捕獲する彼の写真はどのように生み出されるのか、彼の人間観は?など、類いまれな才能を持つ写真家についてより深く知る機会となるでしょう。
無料で、予約も不要ですので、お気軽にぜひどうぞ!

ERIC × 大竹昭子トークショー
日時:10月6日(土)午後2:00~4:00

会場:千代田区一番町25番地JCIIビル6階会議室
無料・予約不要・定員100名
詳細 http://katarikoko.blog40.fc2.com/

(おおたけあきこ)
----------------------------------------

以上が大竹さんからのご案内ですが、冒頭で「10月におこなう写真展・写真集・ポートフォリオ刊行」と書いているのは、ときの忘れものでの個展、赤々舎から出版する写真集『NY1980』、そしてときの忘れものが版元となる大竹昭子ポートフォリオ『Gaze+Wonder NY1980』のことです。
これらは別々の事柄ではなく、ときの忘れもので15回にわたり連載していただいたエッセイ「レンズ通り午前零時」を起爆剤にして展開する連動企画です。
2010年春から3年越しで進めてきた個展、写真集、ポートフォリオ計画が来月10月に一斉に開花します。
どうぞご期待ください。

◆ときの忘れものでは、大竹昭子ポートフォリオ『Gaze+Wonder NY1980』を刊行します。
発行日:2012年10月19日  
発行:ときの忘れもの
・たとう入りオリジナルプリント12点組限定8部
・写真集『NY1980』(赤々舎)同梱
テキスト:堀江敏幸、大竹昭子
技法:ゼラチンシルバープリント
撮影年:1980年~1982年  
プリント年:2012年
シートサイズ:20.3x25.4cm
各作品に限定番号と作者自筆サイン入り
価格:231,000円(税込)
ただいま予約受付中、カタログご希望の方はメールにてお申し込みください

大竹昭子ポートフォリオ『Gaze+Wonder NY1980』の刊行記念展を、2012年10月19日(金)~27日(土)に開催します。

夜の会話「夜の会話」

5 屋上犬「屋上犬」

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから