「生誕100年 松本竣介展」が世田谷美術館で始まりました。



生誕100年を記念し、久しぶりに開催されたこの大回顧展は、岩手県立美術館からスタートした巡回展ですが、昨春の3.11の影響で開催が危ぶまれました。
東北の被災地の美術館企画で中止となった展覧会が多い中で、無事開催されたことは竣介ファンにとっては何より嬉しいことでした。
岩手のあと、神奈川県立近代美術館 葉山、宮城県美術館、島根県立美術館とまわり、このたびの世田谷美術館が最終会場となります。
(会期=2012年11月23日~2013年1月14日)
11月22日の夕刻、オープニングがあり、常連のお客様を誘い、出席してまいりました。

世田谷美術館にて。
左から九州から上京された田村さん、建築評論の植田実先生、駒井哲郎収集家のS氏こと斉藤さん

開会式に集まった皆さん

開会式の司会はNHK日曜美術館でおなじみの森田美由紀さん

挨拶する世田谷美術館の酒井忠康館長

竣介のご子息・松本莞さんと話す神奈川県立近代美術館館長の水沢勉館長(左)、右端は酒井忠康さん

松本莞さんと植田実さん(右)

晩年の竣介をよく知る画家の中野淳さん、名著『青い絵具の匂い—松本竣介と私』は竣介研究のバイブルです



コレクターで現代美術資料センターの笹木繁男さん


銀座のギャラリーせいほうの田中譲さんと、日本一のお蕎麦屋・盛岡直利庵の女将松井裕子さん。
直利庵は竣介が暮らした紺屋町の直ぐ近くにある100年を越す名店で、店内いたるところに松井さんのコレクション----ウォーホル、難波田龍起、舟越保武、駒井哲郎、柳原義達 etc.,が展示されています。
ときの忘れもののブログで「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」を連載している植田実先生はこれで全5会場を制覇したことになり、次回以降のエッセイがますます楽しみになりました。
さて、あまり知られていないニュースですが、最終会場である世田谷美術館には、5会場で唯一回展示されている「新発掘」の作品があります。
第二会場の神奈川県立近代美術館葉山を訪れたあるご夫婦が、竣介のニコライ堂の絵を見て「うちにもこれと似た作品がある」と学芸員に申し出たことで、まさかと思うような名品が発掘されました。
この情報時代にこんなドラマチックなことがあるのですね。
カタログにも掲載されていない、「出品番号がついていない作品」がそれです。
ぜひ皆さん見つけてください。
◆ときの忘れものは、12月14日から新春1月にかけて素描作品30点による「松本竣介展」を開催します。

前期:2012年12月14日[金]―12月29日[土]
※会期中無休
後期:2013年1月9日[水]―1月19日[土]
※会期中無休
●『松本竣介展』図録
価格:800円(税込、送料無料)
執筆:植田実、16頁、図版30点、略歴
*お申し込みはコチラから。
●ときの忘れものブログでは、植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」を連載中です。



生誕100年を記念し、久しぶりに開催されたこの大回顧展は、岩手県立美術館からスタートした巡回展ですが、昨春の3.11の影響で開催が危ぶまれました。
東北の被災地の美術館企画で中止となった展覧会が多い中で、無事開催されたことは竣介ファンにとっては何より嬉しいことでした。
岩手のあと、神奈川県立近代美術館 葉山、宮城県美術館、島根県立美術館とまわり、このたびの世田谷美術館が最終会場となります。
(会期=2012年11月23日~2013年1月14日)
11月22日の夕刻、オープニングがあり、常連のお客様を誘い、出席してまいりました。

世田谷美術館にて。
左から九州から上京された田村さん、建築評論の植田実先生、駒井哲郎収集家のS氏こと斉藤さん

開会式に集まった皆さん

開会式の司会はNHK日曜美術館でおなじみの森田美由紀さん

挨拶する世田谷美術館の酒井忠康館長

竣介のご子息・松本莞さんと話す神奈川県立近代美術館館長の水沢勉館長(左)、右端は酒井忠康さん

松本莞さんと植田実さん(右)

晩年の竣介をよく知る画家の中野淳さん、名著『青い絵具の匂い—松本竣介と私』は竣介研究のバイブルです



コレクターで現代美術資料センターの笹木繁男さん


銀座のギャラリーせいほうの田中譲さんと、日本一のお蕎麦屋・盛岡直利庵の女将松井裕子さん。
直利庵は竣介が暮らした紺屋町の直ぐ近くにある100年を越す名店で、店内いたるところに松井さんのコレクション----ウォーホル、難波田龍起、舟越保武、駒井哲郎、柳原義達 etc.,が展示されています。
ときの忘れもののブログで「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」を連載している植田実先生はこれで全5会場を制覇したことになり、次回以降のエッセイがますます楽しみになりました。
さて、あまり知られていないニュースですが、最終会場である世田谷美術館には、5会場で唯一回展示されている「新発掘」の作品があります。
第二会場の神奈川県立近代美術館葉山を訪れたあるご夫婦が、竣介のニコライ堂の絵を見て「うちにもこれと似た作品がある」と学芸員に申し出たことで、まさかと思うような名品が発掘されました。
この情報時代にこんなドラマチックなことがあるのですね。
カタログにも掲載されていない、「出品番号がついていない作品」がそれです。
ぜひ皆さん見つけてください。
◆ときの忘れものは、12月14日から新春1月にかけて素描作品30点による「松本竣介展」を開催します。

前期:2012年12月14日[金]―12月29日[土]
※会期中無休
後期:2013年1月9日[水]―1月19日[土]
※会期中無休
●『松本竣介展』図録
価格:800円(税込、送料無料)
執筆:植田実、16頁、図版30点、略歴
*お申し込みはコチラから。
●ときの忘れものブログでは、植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」を連載中です。
コメント