本日から三日間『ジョナス・メカス ノート、対話、映画』出版記念展を開催します。
12月6日[木]―12月8日[土]という短い会期ですがメカスさんの映画上映、写真・版画作品の展示、ギャラリートークを開催します。
12月8日の吉増剛造さんと木下哲夫さんのトーク(対話)は満席で受付は終了しました。
12月6日と7日の夕方17時からの上映会は、まだ席に余裕があるので、ぜひお申し込みください。
12月6日の名作「リトアニアへの旅の追憶」はさすがに人気ですが、7日の「ファクトリーの時代」はほとんど日本では上映される機会がなく、知らない方が多いようですが木下さんの字幕付ですので、ぜひこの機会をお見逃しなく。
参加費各1,000円、メールにてお申し込みください。
E-mail: info@tokinowasuremono.com

今回の展覧会の目的は、皆さんに新刊本を買っていただき、メカスさんに印税がたくさん行くように側面から応援しようとするものです。
先着50名様にはメカスさんからの下記のメッセージカードをおつけします。
『ジョナス・メカス―ノート、対話、映画』表紙
ジョナス・メカス ノート、対話、映画
著者:ジョナス・メカス
訳:木下哲夫、編:森國次郎
A5判 336ページ
せりか書房 
4,935円(税込み)(送料250円)

プレゼントカード 表プレゼントカード 裏

■リトアニアへの旅の追憶
12月6日(木)17時より上映会 残席あります

Reminiscences of a Journey to Lithuania
監督:ジョナス・メカスJonas Mekas
1972年作品/1950~1972年撮影
モノクロ&カラー/87分
[ジョナス・メカス自身による解説]
この映画は3つの部分から構成されている。
まず第一の部分は、私がアメリカにやって来てからの数年、1950~53年の間に、私の最初のボレックスによって撮られたフィルム群から成っている。そこでは、私の弟アドルファスや、そのころ私達がどんな様子であったかを見ることができる。ブルックリンの様々な移民の混ざりあいや、ピクニック、ダンス、歌、ウィリアムズバーグのストリートなどを。
第二の部分は、1971年に、リトアニアで撮られた。ほとんどのフィルム群は、私が生まれた町であるセミニシュケイを映しだしている。そこでは、古い家や、1887年生まれの私の母や、私たちの訪問を祝う私の兄弟たるや、なじみの場所、畑仕事や、他のさして重要ではないこまごまとしたことや、思い出などを、見ることになる。ここでは、リトアニアの現状などというものは見ることはできない。つまり、27年の空白の後、自分の国に戻って来た「亡命した人間」の思い出が見られるだけなのである。
第三の部分はハンブルクの郊外、エルンストホルンへの訪問から始まる。私たちは、戦争の間l年間、そこの強制労働収容所で過ごしたのだった。その挿入部分の後、われわれは私たちの最良の友人たちの一部、ペーター・クーベルカ、ヘルマン・ニッチ、アネット・マイケルソン、ケン・ジェイコブスと共に、ウィーンにいる。そこでは、クレムスミュンスターの修道院やスタンドルフのニッチの城や、ヴィトゲンシュタインの家などをも見ることができる。そしてこのフィルムは、1971年8月のウィーンの野菜市場の火事で終わることになる。 
     ジョナス・メカス
remin1
remin2
remin3

■ファクトリーの時代
12月7日(金)17時より上映会
 残席あります

A Few Notes on Andy's Factory 
監督:ジョナス・メカス
1999年(60分 カラー)
出演:ジョナス・メカス、ジェラール・マランガ
日本語字幕(翻訳:木下哲夫)
ジョナス・メカスが、1999年ウィーンで開催されたアンディ・ウォーホルの展覧会で、講演を行う代わりに送ったビデオ。「ファクトリー」について語るメカスの映像が中心。
アンディ・ウォーホールの活動拠点だったファクトリーへの言及。
道行く人への突撃取材や、自らにキャメラを向けて室内を周回して歩く長回しなど、『ラボラティウム・アンソロジー』同様、メカスのビデオ映像に特有の持続するショットの力が横溢している。コマ撮りによるフィルムの表現とは異なる、メカスのもう一つの映像世界。
factory2
factory3
factory4

---------------------------
ときの忘れものの会期とちょうどダブって、お近くでメカスファンの松田沙織さんが「リトアニア・ダイアリー」(12月6日(木) ― 12日(水))というイベントを開催していますので、ご紹介します。

from East to East :project # 08
リトアニア・ダイアリー vol.3 Limited Shop for Winter Gift

ld008

寒い時は零下20度にもなるリトアニアから届いた、温かな手編みのソックスやミトン、木製品などを展示販売いたします。プレゼント選びが楽しいこの季節。これは!という一品を見つけていただけると思います。また、友人が手がけるリネンのリネンブランド、mukuもご紹介します。

リトアニアは、ジョナス・メカスやジョージ・マチューナスを生んだ国です。
この機会に、ご興味お持ちいただけましたら、幸いです。
どうぞお出かけください。

詳しくは、こちら → http://easteast.jugem.jp/?eid=17#sequel

Facebookページ →http://www.facebook.com/fromEast.toEast
IMG_0015IMG_0116

IMG_0139

from East to East について
from Japan to Lithuania, from Lithuania to Japan - 東から、東へ。
日本とリトアニアをデザイン、アートの領域でつなぐデザイン・プロジェクトです。
デザインチームsuimok(http://suimok.com)のインディペンデントな活動としてはじめました。
独自の視点でのリサーチしたリトアニアの文化を紹介していきます。
また”リトアニアにおける日本文化の紹介も手がけていきます。
(まつだ さおり)
------------------------------
●ジョナス・メカスの写真作品から
0909-04ジョナス・メカス
「ジョナス・メカス」
CIBA print
35.4x27.5cm
サインあり

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから