先日ご紹介したとおりニューヨークのグッゲンハイム美術館で「具体展」が始まりました。
日本から松谷武判さん、堀尾貞治さん、今井祝雄さんなど具体メンバーや、芦屋や兵庫の美術館で「具体」の展覧会をいくつも企画されてきた河﨑晃一さんらが招かれ、13日には盛大なオープニングが開催されました。
あちらのサイトから開幕の様子を伝える画像をいくつか紹介しましょう。

15日に開かれたグッゲンハイム会員のプライベートビューイング。
作品は元永定正の《作品(水)》(再制作)。
Gutai: Splendid Playground Members' Party, Feb 15

向井修二さんによるインスタレーションパフォーマンス"Playground of Signs"。
Gutai: Splendid Playground Members' Party, Feb 15

吉原治良による"GUTAI ART MANIFESTO"
Manifesto

松谷武判さんと堀尾貞治さんによるファミリーワークショップも開催されました。
Family Tour and Workshop with Gutai Artists Matsutani Takesada and Horio Sadaharu

親子で前衛芸術に挑戦。
Family Tour and Workshop with Gutai Artists Matsutani Takesada and Horio Sadaharu

手書きのカードを作品として出力する自動販売機。
Gutai Card Box, 1962

今回の具体展を中心になって組織した2人、Ming Tiampoさん(カナダ、オタワのカールトン大学美術史准教授)とAlexandra Munroeさん(グッゲンハイム美術館学芸員)。
_DSF1752

展覧会ロゴを背に、具体メンバーはじめ関係者一同の記念撮影。
_DSF1774


ときの忘れものでは、3月15日より「具体 Gコレクションより」展を開催します。
会期=2013年3月15日[金]―3月30日[土] 12:00-19:00 ※会期中無休
233_GUTAI

企画・監修=石山修武(建築家、早稲田大学教授)
出品:白髪一雄、吉原治良、松谷武判、上前智祐、堀尾貞治、高﨑元尚、鷲見康夫

※3月16日(土)17時より、石山修武さんと上掲のグッゲンハイムのオープニングに出席されて帰国したばかりの河﨑晃一さんによるギャラリートークを開催します。
河﨑晃一
造型作家、美術館学芸員。
1952年兵庫県芦屋市生まれ。甲南大学経済学部卒業。卒業後、染色家中野光雄氏に師事、80年から毎年植物染料で染めた布によるオブジェを発表。87年第4回吉原治良賞美術コンクール展優秀賞、第18回現代日本美術展大原美術館賞受賞。
『画・論長谷川三郎』の編集、甲南学園長谷川三郎ギャラリーや芦屋市立美術博物館の開設に携わり「小出楢重と芦屋展」「吉原治良展」「具体展」「阪神間モダニズム展」「震災と表現展」などを企画した。93年にはベネチアビエンナーレ「東洋への道」の具体の野外展再現、99年パリジュドポムの「具体展」など海外での具体の紹介に協力。06年よりは兵庫県立美術館に勤務されました。
(要予約/参加費1,000円)
メールにてお申し込みください。
E-mail: info@tokinowasuremono.com