デモクラートを結成した瑛九の周囲には当時の若い作家たちが多数集まりました。
靉嘔、池田満寿夫、磯辺行久、河原温、細江英公、泉茂、岩宮武二、内間俊子、利根山光人、早川良雄、森啓、山城隆一、吉原英雄、etc.,
リーダーの瑛九や彼らを支援した久保貞次郎に共通した思いは、芸術をつくる人、それを支える人の共通の場をつくることでした。
小コレクター運動はそういう中で生まれ、展開していきました。
デモクラートに参加した作家たちがコレクターやコレクションについて大きな関心をもっていたことは忘れてはならないでしょう。
作品は蒐集されることにより、新たな解釈が加えられる。あるいはコレクションは第二の創造であるといってもいいでしょう。
デモクラートのメンバーの一人、細江英公先生が館長を務める写真美術館があるのをご存知ですか。
ちょっと交通の便が悪いのが残念なのですが、清里高原の澄んだ大気と深い緑に包まれたロケーション抜群の美術館です。
設計は栗生明。
建物についてはコチラをご覧ください。
清里フォトアートミュージアム(K*MoPA)
〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545-1222
電話 0551-48-5599
開館当初はモダンなホテルやレストランも併設していたのですが、なにしろ上述したとおり、車でなければ簡単に行けない場所にあるため、利用客もすくなく今はクローズしてしまいました。
この美術館が画期的なのは、毎年若い写真家たちの作品を大量に買い続けていることです。
おそらく創設に関わった細江英公先生の強い意向があったものと思われます。
いま今年度(2012年度)に購入した写真の展示をしています。
「2012年度ヤング・ポートフォリオ展」
2013年3月23日(土)~6月23日(日)
清里フォトアートミュージアム
休館日:火曜日
(祝日の場合は開館、年始より3/22までは休館)
時間:10:00~18:00

ヤング・ポートフォリオが一般のコンテストと異なる特徴は、35歳になるまで何度でも応募することができ、何年にもわたって収蔵することが可能だということです。35歳までという限定した時間の中においては、完成度の高さよりも、むしろ表現意欲の高さ、将来の力強い展開を予感させる創造性豊かな作品であることを重視します。私たちは、既存の枠にはまらないオリジナリティを求めて、完成への途上で闘っている青年の作品こそが、時代を切り拓く力を秘めていると考えます。美術館が購入することによって、若い作家に勇気を与えたい。今後も写真をめぐるさまざまな変化に柔軟に対応し、作品の収集、展覧会、データベース化、出版活動などを通して若い作家をバックアップし、広く社会に紹介したいと思います。
1995年の第1回から2012年度(第18回)募集まで、世界73カ国から10万枚を超える応募があり、収蔵した作品の総枚数は686人の写真家による5031枚(41カ国)となりました。
2012年度は、37名による199枚を収蔵。本展にてすべて展示いたします。さまざまな土地、視点、問題意識、表現方法 . 個々の写真家のみずみずしい感性が溢れています。加えて、選考委員3名の“ヤング・ポートフォリオ”時代の作品15点、そしてヤング・ポートフォリオを“卒業”し、世界を舞台に活躍する北野 謙氏が北京にて制作した《our face》の大型プリント(収蔵作品)を1点展示いたします。
ヤング・ポートフォリオは、世界の若いクリエーターからチャレンジを受ける場でありたい、そして若木が伸びゆくために強い根を育む場となりたいと願っています。(同館HPより)
■2012年度ヤング・ポートフォリオ(第18回)データ
2012年度選考委員:川田喜久治、鬼海弘雄、細江英公(館長)
作品募集期間 2012年4月1日~5月15日
応募者総数 222名(世界22カ国より)
応募総点数 4806枚
購入者数 37名(国内23名・海外14名)
購入枚数 199枚
●1995年度から2010年度までに作品を収蔵した作家の総数:686名
総作品枚数:5031枚
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若い無名の作家たちの写真作品を買い続ける、日本には稀有の美術館を応援せずにはおられません。
靉嘔、池田満寿夫、磯辺行久、河原温、細江英公、泉茂、岩宮武二、内間俊子、利根山光人、早川良雄、森啓、山城隆一、吉原英雄、etc.,
リーダーの瑛九や彼らを支援した久保貞次郎に共通した思いは、芸術をつくる人、それを支える人の共通の場をつくることでした。
小コレクター運動はそういう中で生まれ、展開していきました。
デモクラートに参加した作家たちがコレクターやコレクションについて大きな関心をもっていたことは忘れてはならないでしょう。
作品は蒐集されることにより、新たな解釈が加えられる。あるいはコレクションは第二の創造であるといってもいいでしょう。
デモクラートのメンバーの一人、細江英公先生が館長を務める写真美術館があるのをご存知ですか。
ちょっと交通の便が悪いのが残念なのですが、清里高原の澄んだ大気と深い緑に包まれたロケーション抜群の美術館です。
設計は栗生明。
建物についてはコチラをご覧ください。
清里フォトアートミュージアム(K*MoPA)
〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545-1222
電話 0551-48-5599
開館当初はモダンなホテルやレストランも併設していたのですが、なにしろ上述したとおり、車でなければ簡単に行けない場所にあるため、利用客もすくなく今はクローズしてしまいました。
この美術館が画期的なのは、毎年若い写真家たちの作品を大量に買い続けていることです。
おそらく創設に関わった細江英公先生の強い意向があったものと思われます。
いま今年度(2012年度)に購入した写真の展示をしています。
「2012年度ヤング・ポートフォリオ展」2013年3月23日(土)~6月23日(日)
清里フォトアートミュージアム
休館日:火曜日
(祝日の場合は開館、年始より3/22までは休館)
時間:10:00~18:00

ヤング・ポートフォリオが一般のコンテストと異なる特徴は、35歳になるまで何度でも応募することができ、何年にもわたって収蔵することが可能だということです。35歳までという限定した時間の中においては、完成度の高さよりも、むしろ表現意欲の高さ、将来の力強い展開を予感させる創造性豊かな作品であることを重視します。私たちは、既存の枠にはまらないオリジナリティを求めて、完成への途上で闘っている青年の作品こそが、時代を切り拓く力を秘めていると考えます。美術館が購入することによって、若い作家に勇気を与えたい。今後も写真をめぐるさまざまな変化に柔軟に対応し、作品の収集、展覧会、データベース化、出版活動などを通して若い作家をバックアップし、広く社会に紹介したいと思います。
1995年の第1回から2012年度(第18回)募集まで、世界73カ国から10万枚を超える応募があり、収蔵した作品の総枚数は686人の写真家による5031枚(41カ国)となりました。
2012年度は、37名による199枚を収蔵。本展にてすべて展示いたします。さまざまな土地、視点、問題意識、表現方法 . 個々の写真家のみずみずしい感性が溢れています。加えて、選考委員3名の“ヤング・ポートフォリオ”時代の作品15点、そしてヤング・ポートフォリオを“卒業”し、世界を舞台に活躍する北野 謙氏が北京にて制作した《our face》の大型プリント(収蔵作品)を1点展示いたします。
ヤング・ポートフォリオは、世界の若いクリエーターからチャレンジを受ける場でありたい、そして若木が伸びゆくために強い根を育む場となりたいと願っています。(同館HPより)
■2012年度ヤング・ポートフォリオ(第18回)データ
2012年度選考委員:川田喜久治、鬼海弘雄、細江英公(館長)
作品募集期間 2012年4月1日~5月15日
応募者総数 222名(世界22カ国より)
応募総点数 4806枚
購入者数 37名(国内23名・海外14名)
購入枚数 199枚
●1995年度から2010年度までに作品を収蔵した作家の総数:686名
総作品枚数:5031枚
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若い無名の作家たちの写真作品を買い続ける、日本には稀有の美術館を応援せずにはおられません。
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