一昨日ご案内したばかりの森美術館のスペシャル・トーク「日本で制作されたウォーホル作品:《Kiku》をめぐる物語」、もう満杯らしい、ほんとかしら。
ときの忘れものの極小空間と違い、定員は60名もあるというのに、いったい誰が。
第一、まだ出演者(?)の打ち合わせもすんでないんですよ(トホホ)。
変わりやすい春のお天気ですが、どうやら週末はぽかぽか陽気で、お花見にはちょうどいいようです。
ときの忘れものから歩いて数分の青山墓地は桜の名所。ソメイヨシノなど230本余りの桜の古木が点在し、特に南北をつらぬく桜並木がそれは見事です。
「瀧口修造展 II」は本日が最終日ですので、青山墓地の桜を見がてらぜひお出かけください。
2014年の年明けから全力で取り組んできた瀧口修造展ですが、ここでちょっと一息入れて、第三回展は12月に開催予定です。
来廊されるお客様から「今回のカタログ(Ⅱ)はないのですか」と尋ねられることが多いのですが、ただいま編集中で、遅くとも秋には刊行予定です。
明日(30日)と明後日(31日)は久しぶりに画廊はお休みです(スタッフは次回展の準備でそうもいかないのですが)。
4月からはこのブログも執筆陣が入れ替わり、芳賀言太郎、石原輝雄、森本悟郎の皆さんが新たに長期連載を開始します。どうぞご期待ください。
3月5日に19回にわたった長期連載が終わった土渕信彦さんのエッセイ「瀧口修造の箱舟」のあとを受けて、4月5日からは京都在住のマン・レイのコレクター石原輝雄さんの新連載が始まります。
ときの忘れもののネット構築を担当した長男によれば「ブログは継続こそ力」。
フェイスブックには無い(のかどうか亭主にはわかりませんが)アーカイブ機能、検索機能に優れているんだそうです。
確かに、調べ物をするとき「そういえば昔ブログに書いたような・・・」と思い出し、検索すると忘れていた資料や書籍にたどり着くことができる。毎日更新だから日記がわりといっていいでしょう。スグレモノですね。
このところブログのアクセスに異変が・・・・
少し前までは「(亭主の)ブログ読んでます」と言われたものですが、最近は「新澤さんのブログ、面白いですねえ」と言われることが多い。
部下に嫉妬するわけではないが、はなはだ面白くない。
面白くないというのは内容のことではなく、「(帰国子女なので)漢字もろくに書けないキミがなぜあのような簡潔でリアルな文章が書けるんだ!」という不可解な気分をさしています。
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大地に描かれた巨大な電源プラグのアイコン。昨今ではCGを使えば簡単に出来上がる画像ですが、こちらはなんと100%アナログ、廃坑となった鉱床を重機で掘り起こして形を作り、それを上空から撮影しています。制作当時は衛星写真で確認できたというのですからいやはや…現代版ナスカの地上絵ですね。
描かれている対象が分からない人に説明しますと、1983年に発売された初代のファミリーコンピューター、略してファミコンです。世界初…ではないですが、知名度で言えば間違いなく世界一の家庭用ゲーム専用機で、自分の10代はこのファミコンと、ここから続くゲーム機に彩られていました。自分と似たような理由でこの作品に惹かれた男性来場者は多かったと信じています。作家さんがブースにいらっしゃってので、テンペラを理由に小野隆生を話題にしたら、あっさり「ファンです」との返事が。偶然じゃなかったんですね。
今回の新澤イチオシ作品。昔ながらの都会の日本民家のジオラマですが、とにかく作りこみがスゴイです。お値段もスゴイですが、この細かさならそれも納得できるというもの。
裏側から見ると、室内も異様なレベルで再現されています。漫画の原稿が机の上にありますが、手塚治虫や赤塚不二夫が作業していても違和感がないです。
物々しい衣装を着込み、見るものに物騒な銃器を構えるも、持ち前の可愛らしさ故に欠片も危険に見えない番犬達のシリーズ作品です。ですが、長く見ていると可愛らしくも堂々と銃を向けるその姿に一種の狂気を秘めているように思えてくるのは自分の考えすぎでしょうか。
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詳しくはコチラをお読みいただきたいのですが、「スタッフSの海外ネットサーフィン」とともに、すっかり定番化したアートフェアでの他の出展画廊さんの<面白作品レポート>の一節です。
引っ込み思案で来客の応接も苦手な新澤が、一つ一つの作品の撮影の許可を貰い、作家に制作の意図をインタビューし、さらに画廊さんにブログ掲載の許可をいただくまで交渉しているなんて、現場を見ていない亭主には今でも信じられません。
人間どこに才能があるかわかりませんねえ。
◆「瀧口修造展 II」は本日が最終日です。

今回は「瀧口修造展 Ⅰ」では展示しなかったデカルコマニー30点をご覧いただいています。
●出品作品をご紹介します。
瀧口修造
《Ⅱ-7》
デカルコマニー、紙
※Ⅱ-8と対
Image size: 13.7x9.9cm
Sheet size: 13.7x9.9cm
瀧口修造
《Ⅱ-8》
デカルコマニー、紙
※Ⅱ-7と対
Image size: 11.0x8.5cm
Sheet size: 13.7x9.8cm
瀧口修造
《Ⅱ-12》
デカルコマニー、紙
Image size: 5.4x9.0cm
Sheet size: 5.4x9.0cm
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
このブログでは関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介します。土渕信彦のエッセイ「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
●カタログのご案内
『瀧口修造展 I』図録
2013年
ときの忘れもの 発行
図版:44点
英文併記
21.5x15.2cm
ハードカバー
76ページ
執筆:土渕信彦「瀧口修造―人と作品」
再録:瀧口修造「私も描く」「手が先き、先きが手」
価格:2,100円(税込)
※送料別途250円(お申し込みはコチラへ)
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●本日のウォーホル語録
<誰かがぼくをおどすとすると、もうぼくは彼らに耳を貸さなくなる。
―アンディ・ウォーホル>
ときの忘れものでは4月19日~5月6日の会期で「わが友ウォーホル」展を開催しますが、それに向けて、1988年に全国を巡回した『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録から“ウォーホル語録”をご紹介して行きます。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
ときの忘れものの極小空間と違い、定員は60名もあるというのに、いったい誰が。
第一、まだ出演者(?)の打ち合わせもすんでないんですよ(トホホ)。
変わりやすい春のお天気ですが、どうやら週末はぽかぽか陽気で、お花見にはちょうどいいようです。
ときの忘れものから歩いて数分の青山墓地は桜の名所。ソメイヨシノなど230本余りの桜の古木が点在し、特に南北をつらぬく桜並木がそれは見事です。
「瀧口修造展 II」は本日が最終日ですので、青山墓地の桜を見がてらぜひお出かけください。
2014年の年明けから全力で取り組んできた瀧口修造展ですが、ここでちょっと一息入れて、第三回展は12月に開催予定です。
来廊されるお客様から「今回のカタログ(Ⅱ)はないのですか」と尋ねられることが多いのですが、ただいま編集中で、遅くとも秋には刊行予定です。
明日(30日)と明後日(31日)は久しぶりに画廊はお休みです(スタッフは次回展の準備でそうもいかないのですが)。
4月からはこのブログも執筆陣が入れ替わり、芳賀言太郎、石原輝雄、森本悟郎の皆さんが新たに長期連載を開始します。どうぞご期待ください。
3月5日に19回にわたった長期連載が終わった土渕信彦さんのエッセイ「瀧口修造の箱舟」のあとを受けて、4月5日からは京都在住のマン・レイのコレクター石原輝雄さんの新連載が始まります。
ときの忘れもののネット構築を担当した長男によれば「ブログは継続こそ力」。
フェイスブックには無い(のかどうか亭主にはわかりませんが)アーカイブ機能、検索機能に優れているんだそうです。
確かに、調べ物をするとき「そういえば昔ブログに書いたような・・・」と思い出し、検索すると忘れていた資料や書籍にたどり着くことができる。毎日更新だから日記がわりといっていいでしょう。スグレモノですね。
このところブログのアクセスに異変が・・・・
少し前までは「(亭主の)ブログ読んでます」と言われたものですが、最近は「新澤さんのブログ、面白いですねえ」と言われることが多い。
部下に嫉妬するわけではないが、はなはだ面白くない。
面白くないというのは内容のことではなく、「(帰国子女なので)漢字もろくに書けないキミがなぜあのような簡潔でリアルな文章が書けるんだ!」という不可解な気分をさしています。
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大地に描かれた巨大な電源プラグのアイコン。昨今ではCGを使えば簡単に出来上がる画像ですが、こちらはなんと100%アナログ、廃坑となった鉱床を重機で掘り起こして形を作り、それを上空から撮影しています。制作当時は衛星写真で確認できたというのですからいやはや…現代版ナスカの地上絵ですね。
描かれている対象が分からない人に説明しますと、1983年に発売された初代のファミリーコンピューター、略してファミコンです。世界初…ではないですが、知名度で言えば間違いなく世界一の家庭用ゲーム専用機で、自分の10代はこのファミコンと、ここから続くゲーム機に彩られていました。自分と似たような理由でこの作品に惹かれた男性来場者は多かったと信じています。作家さんがブースにいらっしゃってので、テンペラを理由に小野隆生を話題にしたら、あっさり「ファンです」との返事が。偶然じゃなかったんですね。
今回の新澤イチオシ作品。昔ながらの都会の日本民家のジオラマですが、とにかく作りこみがスゴイです。お値段もスゴイですが、この細かさならそれも納得できるというもの。
裏側から見ると、室内も異様なレベルで再現されています。漫画の原稿が机の上にありますが、手塚治虫や赤塚不二夫が作業していても違和感がないです。
物々しい衣装を着込み、見るものに物騒な銃器を構えるも、持ち前の可愛らしさ故に欠片も危険に見えない番犬達のシリーズ作品です。ですが、長く見ていると可愛らしくも堂々と銃を向けるその姿に一種の狂気を秘めているように思えてくるのは自分の考えすぎでしょうか。
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詳しくはコチラをお読みいただきたいのですが、「スタッフSの海外ネットサーフィン」とともに、すっかり定番化したアートフェアでの他の出展画廊さんの<面白作品レポート>の一節です。
引っ込み思案で来客の応接も苦手な新澤が、一つ一つの作品の撮影の許可を貰い、作家に制作の意図をインタビューし、さらに画廊さんにブログ掲載の許可をいただくまで交渉しているなんて、現場を見ていない亭主には今でも信じられません。
人間どこに才能があるかわかりませんねえ。
◆「瀧口修造展 II」は本日が最終日です。

今回は「瀧口修造展 Ⅰ」では展示しなかったデカルコマニー30点をご覧いただいています。
●出品作品をご紹介します。
瀧口修造《Ⅱ-7》
デカルコマニー、紙
※Ⅱ-8と対
Image size: 13.7x9.9cm
Sheet size: 13.7x9.9cm
瀧口修造《Ⅱ-8》
デカルコマニー、紙
※Ⅱ-7と対
Image size: 11.0x8.5cm
Sheet size: 13.7x9.8cm
瀧口修造《Ⅱ-12》
デカルコマニー、紙
Image size: 5.4x9.0cm
Sheet size: 5.4x9.0cm
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
このブログでは関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介します。土渕信彦のエッセイ「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
●カタログのご案内
『瀧口修造展 I』図録2013年
ときの忘れもの 発行
図版:44点
英文併記
21.5x15.2cm
ハードカバー
76ページ
執筆:土渕信彦「瀧口修造―人と作品」
再録:瀧口修造「私も描く」「手が先き、先きが手」
価格:2,100円(税込)
※送料別途250円(お申し込みはコチラへ)
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●本日のウォーホル語録
<誰かがぼくをおどすとすると、もうぼくは彼らに耳を貸さなくなる。
―アンディ・ウォーホル>
ときの忘れものでは4月19日~5月6日の会期で「わが友ウォーホル」展を開催しますが、それに向けて、1988年に全国を巡回した『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録から“ウォーホル語録”をご紹介して行きます。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
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