8月20日午後4時すぎ、宮脇愛子先生が静かに逝かれました。
85歳のお誕生日を一ヶ月後にひかえた旅立ちでした。
愛子先生の好きな小さなお花を携え、最後のお別れをいたしました。
長年の闘病生活、そしてここ数ヶ月の病状の悪化でからだがひとまわり小さくなっておられましたが、美しく穏やかなお顔でした。
刷り師の石田了一さんが「きれいだった」ともらしたときは思わず涙がこみあげてきました。
最後まで作家として強靭な創作力を失わず、昨年暮れ急遽開催した「宮脇愛子新作展2013」には皆様驚かれたことと思います。
12月7日のレセプションには84歳の新作の発表を祝い、たくさんの方がいらっしゃり、愛子先生もとても喜んでおられました。
その後も創作への意欲は衰えず、カスヤの森現代美術館での個展には、さらに大きなドローイングの新作を出品、半身不随の車椅子での生活からこのような強烈な作品が生み出されたことに私たちは深い畏敬の念を覚えたのでした。
今春5月24日、風渡るカスヤの森の山上での<宮脇愛子展に寄せるスペシャルプログラム>では宮田まゆみさんの笙の演奏にじっと耳を傾けておられました。あの日が公の席に出られた最後となりました。
ときの忘れものの大事なエディション作家を失い、心の中にぽっかり穴が開いたような寂しさを覚えます。
宮脇先生からいただいた長年のご厚誼に心より感謝するとともに、慎んでご冥福をお祈りいたします。

2010年10月
マン・レイと宮脇愛子展にて
磯崎新先生、細江英公先生らと

2010年10月
マン・レイと宮脇愛子展にて
槙文彦先生、谷口吉生先生と

2010年10月
マン・レイと宮脇愛子展にて
三宅一生先生と
---------------------------
◆『宮脇愛子新作展2013』図録


2013年12月 ときの忘れもの刊
16ページ 25.7x18.3cm
図版:16点
※現代版画センター刊『PRINT COMMUNICATION No.84』(1982年9月)に収録された宮脇愛子と植田実の対談を再録
◆『La Rencontre, c´est merveilleuse 宮脇愛子、私が出逢った作家たち』

宮脇愛子、マン・レイ、瀧口修造、斎藤義重、ジオ・ポンティ、阿部展也、エロ、辻邦生、南桂子、オノサト・トシノブ、菅野圭介、ジャスパー・ジョーンズ、堀内正和、サム・フランシス、他
発行日:2012年6月25日 発行:ときの忘れもの
限定200部 宮脇愛子オリジナルシルクスクリーン1点とDVD1枚挿入
図版:宮脇愛子作品、マン・レイ作品、瀧口修造作品、ジャスパー・ジョーンズ作品、菅野圭介作品、サム・フランシス作品、斎藤義重作品、阿部展也作品、他
本図録(限定200部刊行)には、宮脇愛子のオリジナル版画(シルクスクリーン、自筆サイン入り)を各1点挿入しました。
挿入作品は宮脇愛子が今までに制作してきた版画作品の中から、アトリエに保存されている28種類を使用しました。各作品は少ないもので1部、多いもので32部あります。限定番号の記入されているものもあれば、EAまたはサインのみのものもあります。
各作品とは別に、図録奥付に1番~200番の限定番号を記載しました。
◆宮脇愛子『Hommage a Man Ray マン・レイへのオマージュ』(DVD付き)
発行日:2010年9月28日
発行:ときの忘れもの
限定25部(番号・宮脇愛子サイン入り)
折本形式(蛇腹)、表裏各15ページ
サイズ:18.0×14.5cm
・ 宮脇愛子オリジナルドローイング、自筆サイン入り
・ 宮脇愛子が1959年より2010年まで制作したドローイングより、厳選のシルクスクリーン13点を挿入(シルクスクリーン刷り:石田了一)
・ 磯崎新撮影「アトリエのマン・レイと宮脇愛子」カラー写真1点貼り込み
・ 宮脇愛子に贈られたマン・レイ作品の画像貼り込み(印刷)
・ マン・レイとの交流と、『うつろひ』への宮脇愛子インタビューDVD(約10分)付き
85歳のお誕生日を一ヶ月後にひかえた旅立ちでした。
愛子先生の好きな小さなお花を携え、最後のお別れをいたしました。
長年の闘病生活、そしてここ数ヶ月の病状の悪化でからだがひとまわり小さくなっておられましたが、美しく穏やかなお顔でした。
刷り師の石田了一さんが「きれいだった」ともらしたときは思わず涙がこみあげてきました。
最後まで作家として強靭な創作力を失わず、昨年暮れ急遽開催した「宮脇愛子新作展2013」には皆様驚かれたことと思います。
12月7日のレセプションには84歳の新作の発表を祝い、たくさんの方がいらっしゃり、愛子先生もとても喜んでおられました。
その後も創作への意欲は衰えず、カスヤの森現代美術館での個展には、さらに大きなドローイングの新作を出品、半身不随の車椅子での生活からこのような強烈な作品が生み出されたことに私たちは深い畏敬の念を覚えたのでした。
今春5月24日、風渡るカスヤの森の山上での<宮脇愛子展に寄せるスペシャルプログラム>では宮田まゆみさんの笙の演奏にじっと耳を傾けておられました。あの日が公の席に出られた最後となりました。
ときの忘れものの大事なエディション作家を失い、心の中にぽっかり穴が開いたような寂しさを覚えます。
宮脇先生からいただいた長年のご厚誼に心より感謝するとともに、慎んでご冥福をお祈りいたします。

2010年10月
マン・レイと宮脇愛子展にて
磯崎新先生、細江英公先生らと

2010年10月
マン・レイと宮脇愛子展にて
槙文彦先生、谷口吉生先生と

2010年10月
マン・レイと宮脇愛子展にて
三宅一生先生と
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◆『宮脇愛子新作展2013』図録


2013年12月 ときの忘れもの刊
16ページ 25.7x18.3cm
図版:16点
※現代版画センター刊『PRINT COMMUNICATION No.84』(1982年9月)に収録された宮脇愛子と植田実の対談を再録
◆『La Rencontre, c´est merveilleuse 宮脇愛子、私が出逢った作家たち』

宮脇愛子、マン・レイ、瀧口修造、斎藤義重、ジオ・ポンティ、阿部展也、エロ、辻邦生、南桂子、オノサト・トシノブ、菅野圭介、ジャスパー・ジョーンズ、堀内正和、サム・フランシス、他
発行日:2012年6月25日 発行:ときの忘れもの
限定200部 宮脇愛子オリジナルシルクスクリーン1点とDVD1枚挿入
図版:宮脇愛子作品、マン・レイ作品、瀧口修造作品、ジャスパー・ジョーンズ作品、菅野圭介作品、サム・フランシス作品、斎藤義重作品、阿部展也作品、他
本図録(限定200部刊行)には、宮脇愛子のオリジナル版画(シルクスクリーン、自筆サイン入り)を各1点挿入しました。
挿入作品は宮脇愛子が今までに制作してきた版画作品の中から、アトリエに保存されている28種類を使用しました。各作品は少ないもので1部、多いもので32部あります。限定番号の記入されているものもあれば、EAまたはサインのみのものもあります。
各作品とは別に、図録奥付に1番~200番の限定番号を記載しました。
◆宮脇愛子『Hommage a Man Ray マン・レイへのオマージュ』(DVD付き)
発行日:2010年9月28日
発行:ときの忘れもの
限定25部(番号・宮脇愛子サイン入り)
折本形式(蛇腹)、表裏各15ページ
サイズ:18.0×14.5cm
・ 宮脇愛子オリジナルドローイング、自筆サイン入り
・ 宮脇愛子が1959年より2010年まで制作したドローイングより、厳選のシルクスクリーン13点を挿入(シルクスクリーン刷り:石田了一)
・ 磯崎新撮影「アトリエのマン・レイと宮脇愛子」カラー写真1点貼り込み
・ 宮脇愛子に贈られたマン・レイ作品の画像貼り込み(印刷)
・ マン・レイとの交流と、『うつろひ』への宮脇愛子インタビューDVD(約10分)付き
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