光嶋裕介「新作展に向けて」
このたび、ときの忘れもの画廊にて、2年ぶり2度目の個展を開催する運びとなり、大変嬉しく思っています。このような貴重な機会を頂き、心より感謝しています。本当にありがとうございます。
何より、建築家として建築を設計することは、いつだって多くの方々との恊働作業の上で成り立っており、現場で職人さんと対話を重ねながら一緒につくっていくために、オーケストラの指揮者の役割に類似していると常々感じています。しかし、図面(楽譜)を描くのも、私たちの仕事であるため、作曲家のそれと合わせて、建築家は「一人二役」となるわけです。
私にとって、「幻想都市風景」を描くことは、建築家として多くの人と仕事するなかで、見失われがちな一人の、孤独な時間と向き合う大事なルーティンであります。このとき大切にしているのが、自分の内側にある暗闇に片足だけ踏み込む感覚を忘れないことです。あらゆることに対して自由であることを心がけて、全身全霊で描いています。そのプロセスにおいては、マチエールへの挑戦があります。本個展では、初めてシルクスクリーン制作と和紙に描くことにチャレンジしました。
この予測不能な、「どうなるか分からない」気持ちをもちながら、制作することで、新しい建築の世界の表現を追求したいと考えています。建築が伝達し得るメッセージを少しでも拡張すべく、旅は、続きます。
(こうしまゆうすけ)

出品No.10)
光嶋裕介
「幻想都市風景2014-1」
2014年
水彩、ペン、紙
25.1x34.2cm
サインあり

出品No.11)
光嶋裕介
「幻想都市風景2014-2」
2014年
水彩、ペン、紙
25.1x34.2cm
サインあり

出品No.12)
光嶋裕介
「幻想都市風景2014-3」
2014年
水彩、ペン、紙
25.1x34.2cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは2014年9月3日(水)~9月20日(土)「光嶋裕介新作展―幻想都市風景」を開催しています(会期中無休)。
2年前の銅版画展に続き、幻想都市風景を描き続ける建築家光嶋裕介の2回目となる新作個展、ドローイングを中心に和紙での新たな試みなど約30点をご覧いただきます。
「光嶋裕介のエッセイ」「内田樹のエッセイ」もあわせてお読みください。
●9月5日(金)18時より開催の光嶋裕介さんとファッションデザイナーの山縣良和さんのギャラリートーク『ファッションと建築』は定員に達したので受付は終了しました。
同日19時よりのレセプションにはどなたでも参加できますので、ぜひお出かけください。
●光嶋さんの在廊予定は以下の通りです。
9月3日/全日(12~19時)
9月4日/15時〜
9月5日/16時半〜
9月6日/全日(12~19時)
9月7日/全日(12~19時)
9月15日/全日(12~19時)
9月17日/14時〜
このたび、ときの忘れもの画廊にて、2年ぶり2度目の個展を開催する運びとなり、大変嬉しく思っています。このような貴重な機会を頂き、心より感謝しています。本当にありがとうございます。
何より、建築家として建築を設計することは、いつだって多くの方々との恊働作業の上で成り立っており、現場で職人さんと対話を重ねながら一緒につくっていくために、オーケストラの指揮者の役割に類似していると常々感じています。しかし、図面(楽譜)を描くのも、私たちの仕事であるため、作曲家のそれと合わせて、建築家は「一人二役」となるわけです。
私にとって、「幻想都市風景」を描くことは、建築家として多くの人と仕事するなかで、見失われがちな一人の、孤独な時間と向き合う大事なルーティンであります。このとき大切にしているのが、自分の内側にある暗闇に片足だけ踏み込む感覚を忘れないことです。あらゆることに対して自由であることを心がけて、全身全霊で描いています。そのプロセスにおいては、マチエールへの挑戦があります。本個展では、初めてシルクスクリーン制作と和紙に描くことにチャレンジしました。
この予測不能な、「どうなるか分からない」気持ちをもちながら、制作することで、新しい建築の世界の表現を追求したいと考えています。建築が伝達し得るメッセージを少しでも拡張すべく、旅は、続きます。
(こうしまゆうすけ)

出品No.10)
光嶋裕介
「幻想都市風景2014-1」
2014年
水彩、ペン、紙
25.1x34.2cm
サインあり

出品No.11)
光嶋裕介
「幻想都市風景2014-2」
2014年
水彩、ペン、紙
25.1x34.2cm
サインあり

出品No.12)
光嶋裕介
「幻想都市風景2014-3」
2014年
水彩、ペン、紙
25.1x34.2cm
サインあり
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◆ときの忘れものは2014年9月3日(水)~9月20日(土)「光嶋裕介新作展―幻想都市風景」を開催しています(会期中無休)。
2年前の銅版画展に続き、幻想都市風景を描き続ける建築家光嶋裕介の2回目となる新作個展、ドローイングを中心に和紙での新たな試みなど約30点をご覧いただきます。「光嶋裕介のエッセイ」「内田樹のエッセイ」もあわせてお読みください。
●9月5日(金)18時より開催の光嶋裕介さんとファッションデザイナーの山縣良和さんのギャラリートーク『ファッションと建築』は定員に達したので受付は終了しました。
同日19時よりのレセプションにはどなたでも参加できますので、ぜひお出かけください。
●光嶋さんの在廊予定は以下の通りです。
9月3日/全日(12~19時)
9月4日/15時〜
9月5日/16時半〜
9月6日/全日(12~19時)
9月7日/全日(12~19時)
9月15日/全日(12~19時)
9月17日/14時〜
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