来年お正月(1月24日、25日)に「現代美術と磯崎建築~北陸の冬を楽しむツアー」を開催します。
福井県立美術館、勝山市「中上邸イソザキホール」、金沢21世紀美術館を巡り、冬の味覚を楽しむツアーです。
皆さんの参加をお待ちしています。
◆ツアーの概要
時期:2015年1月24日(土)、25日(日)の一泊二日
ナビゲーター:植田実(建築評論)
協力:アートフル勝山の会(荒井由泰代表)
費用:交通費、美術館の入館料の他は、ホテル代+パーティ参加費=1万円(予定)
●1月24日(土)
12時 JR福井駅に集合~福井県立美術館へ
15時 京福電鉄で勝山へ、
17時~磯崎新設計の<中上邸イソザキホール>にてアートフル勝山の会主催のパーティに参加。勝山に宿泊。
●1月25日(日)
9時 勝山発~金沢へ、金沢21世紀美術館
17時 金沢駅で解散
1月3日(土)~2月8日の会期で福井県立美術館で「福井の小コレクター運動とアートフル勝山の歩み―中上光雄・陽子コレクションによる―」が開催されます。
また、金沢21世紀美術館では「ジャパン・アーキテクツ1945–2010」と「3.11以後の建築」の二つの建築展が開催中です。
------------------------

「福井の小コレクター運動とアートフル勝山の歩み
―中上光雄・陽子コレクションによる―」
会期:平成27年1月3日(土)~2月8日(日)
主催:福井県立美術館
TEL0776-25-0452 FAX0776-25-0459
出品作家:北川民次、難波田龍起、瑛九、岡本太郎、オノサト・トシノブ、泉茂、元永定正、 木村利三郎、丹阿弥丹波子、吉原英雄、靉嘔、磯崎新、池田満寿夫、野田哲也、関根伸夫、小野隆生、舟越桂、北川健次、土屋公雄(19作家約150点)
展覧会のお問合わせ:
福井県立美術館主任学芸員 西村直樹
1952年、美術運動家久保貞次郎は、北川民次、瑛九等とともに美術教育団体「創造美育協会」を設立。新しい美術教育に情熱を燃やす教師たちを対象に、創造美 育セミナール、児童画の公開審査会などを実施した。その新しい美術教育運動に草創期か ら携わっていた福井の教師木水育男と、彼に感化された堀栄治、原田勇、渡邊光一、谷口 等、藤本よし子等福井創美のメンバーたちは、久保が提唱する「小コレクター運動」に傾倒していく。
運動は北川民次、瑛九を中心に、靉嘔や池田満寿夫等デビュー前の作家たちを支援するかたちで進められ、福井の地に 、全国的にも稀にみる熱心な小コレクター運動 が広がっていったのである。
そして1978年、この運動が浸透した奥越・勝山に「アートフル勝山の会」が発足する。会はアートを身近に感じてもらうことを目的に、定期的に展覧会を開催。中央の作家を招いての講演会の実施や作品の頒布会などを行い、一流の作家と地域の人た ちが直接交流する場を提供した。活動拠点や展覧会場に自邸(磯崎新設計;中上邸イソザキホール)を提供し運営を支えた中上光雄・陽子夫妻等の尽力もあり、会の活 動は継続して行われ、結果的に小コレクター運動の理念はこの地で継承される こととなった。
本展は、中上光雄・陽子夫妻が小コレクター運動、そしてアートフル勝山の会の活動を推進する過程で収集してきた作品群を一堂に披露し、福井の小コレクター運 動とアートフル勝山の歩みを照射しようとする試みである。
--------------------------


「Japan Architects 1945-2010」
会期:2014年11月1日(土) - 2015年3月15日(日)
主催:金沢21世紀美術館、ポンピドゥー・センター
公式サイトhttp://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1720
ポンピドゥー・センター パリ国立近代美術館副館長のフレデリック・ミゲルー氏を監修・キュレーターに迎えて、戦後日本において大きな役割を果たしてきた日本の建築家たちによる150を超えるプロジェクトを考察し、戦後日本建築史を紹介する展覧会です
ときの忘れものが取り扱っている建築家たちー磯崎新、安藤忠雄、アントニン・レーモンド、黒川紀章、石山修武らが出品し、カタログには磯崎新先生、植田実先生、今村創平さんらが執筆しています。
同時に開催中の「3.11以後の建築」(会期は2015年5月10日(日)まで)は、これからの社会の中で、建築家はどのような役割を求められ、どのような未来を描いてゆくのか。環境やエネルギーの問題、ユーザーや地域との関係といった視点も含め、2011年以降の日本の建築を約30人の建築家の取り組みを紹介しており、光嶋裕介さんも出品しています。
ちょうどこの時期、勝山はスキーシーズンですので、ホテルを抑える必要があり、早めの参加者募集となりました。
先ず、一日目は現代美術の先進地域・福井に開いたコレクター運動の成果と、日本を代表する建築家である磯崎新設計の個人住宅の空間を楽しみます。磯崎先生の設計した個人住宅で公開されているものはほとんどありませんので、貴重な体験となるでしょう。
二日目は金沢に移動し、植田実先生のナビゲーションで二つの建築展を見ます。
お申し込みは電話、メールにてどうぞ。
info@tokinowasuremono.com
●今日のお勧め作品は磯崎新です。
磯崎新
「ヴィッラ Vol.3 NAKAGAMI HOUSE」
1983年
シルクスクリーン
62.0x47.0cm
Ed.100 Signed
*上掲の福井県立美術館「福井の小コレクター運動とアートフル勝山の歩み―中上光雄・陽子コレクションによる―」に出品されます。また金沢21世紀美術館の「Japan Architects 1945-2010」には中上邸の模型も出品されています。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆「瀧口修造展 III 瀧口修造とマルセル・デュシャン」は本日が最終日です。
1月と3月に続く3回展です。
瀧口修造のデカルコマニー、ドローイング、《シガー・ボックス》、《シガー・ボックス TEN-TEN》、《扉に鳥影》、マルセル・デュシャンの《グリーン・ボックス》、オリジナル銅版画『大ガラス』、奈良原一高の写真《デュシャン 大ガラス》連作、瀧口修造・岡崎和郎《檢眼圖》をご覧いただき、瀧口とデュシャンとの交流の実相と精神的な絆の一端を明らかにします。
●デカルコマニー47点を収録したカタログ『瀧口修造展Ⅱ』(テキスト:大谷省吾)を刊行しました(2,160円+送料250円)。
2014年 ときの忘れもの 発行
64ページ 21.5x15.2cm
執筆:大谷省吾「瀧口修造のデカルコマニーをめぐって」
再録:瀧口修造「百の眼の物語」(『美術手帖』216号、1963年2月、美術出版社)
ハードカバー
英文併記
『瀧口修造展Ⅰ』と合わせご購読ください。
福井県立美術館、勝山市「中上邸イソザキホール」、金沢21世紀美術館を巡り、冬の味覚を楽しむツアーです。
皆さんの参加をお待ちしています。
◆ツアーの概要
時期:2015年1月24日(土)、25日(日)の一泊二日
ナビゲーター:植田実(建築評論)
協力:アートフル勝山の会(荒井由泰代表)
費用:交通費、美術館の入館料の他は、ホテル代+パーティ参加費=1万円(予定)
●1月24日(土)
12時 JR福井駅に集合~福井県立美術館へ
15時 京福電鉄で勝山へ、
17時~磯崎新設計の<中上邸イソザキホール>にてアートフル勝山の会主催のパーティに参加。勝山に宿泊。
●1月25日(日)
9時 勝山発~金沢へ、金沢21世紀美術館
17時 金沢駅で解散
1月3日(土)~2月8日の会期で福井県立美術館で「福井の小コレクター運動とアートフル勝山の歩み―中上光雄・陽子コレクションによる―」が開催されます。
また、金沢21世紀美術館では「ジャパン・アーキテクツ1945–2010」と「3.11以後の建築」の二つの建築展が開催中です。
------------------------

「福井の小コレクター運動とアートフル勝山の歩み
―中上光雄・陽子コレクションによる―」
会期:平成27年1月3日(土)~2月8日(日)
主催:福井県立美術館
TEL0776-25-0452 FAX0776-25-0459
出品作家:北川民次、難波田龍起、瑛九、岡本太郎、オノサト・トシノブ、泉茂、元永定正、 木村利三郎、丹阿弥丹波子、吉原英雄、靉嘔、磯崎新、池田満寿夫、野田哲也、関根伸夫、小野隆生、舟越桂、北川健次、土屋公雄(19作家約150点)
展覧会のお問合わせ:
福井県立美術館主任学芸員 西村直樹
1952年、美術運動家久保貞次郎は、北川民次、瑛九等とともに美術教育団体「創造美育協会」を設立。新しい美術教育に情熱を燃やす教師たちを対象に、創造美 育セミナール、児童画の公開審査会などを実施した。その新しい美術教育運動に草創期か ら携わっていた福井の教師木水育男と、彼に感化された堀栄治、原田勇、渡邊光一、谷口 等、藤本よし子等福井創美のメンバーたちは、久保が提唱する「小コレクター運動」に傾倒していく。
運動は北川民次、瑛九を中心に、靉嘔や池田満寿夫等デビュー前の作家たちを支援するかたちで進められ、福井の地に 、全国的にも稀にみる熱心な小コレクター運動 が広がっていったのである。
そして1978年、この運動が浸透した奥越・勝山に「アートフル勝山の会」が発足する。会はアートを身近に感じてもらうことを目的に、定期的に展覧会を開催。中央の作家を招いての講演会の実施や作品の頒布会などを行い、一流の作家と地域の人た ちが直接交流する場を提供した。活動拠点や展覧会場に自邸(磯崎新設計;中上邸イソザキホール)を提供し運営を支えた中上光雄・陽子夫妻等の尽力もあり、会の活 動は継続して行われ、結果的に小コレクター運動の理念はこの地で継承される こととなった。
本展は、中上光雄・陽子夫妻が小コレクター運動、そしてアートフル勝山の会の活動を推進する過程で収集してきた作品群を一堂に披露し、福井の小コレクター運 動とアートフル勝山の歩みを照射しようとする試みである。
--------------------------


「Japan Architects 1945-2010」
会期:2014年11月1日(土) - 2015年3月15日(日)
主催:金沢21世紀美術館、ポンピドゥー・センター
公式サイトhttp://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1720
ポンピドゥー・センター パリ国立近代美術館副館長のフレデリック・ミゲルー氏を監修・キュレーターに迎えて、戦後日本において大きな役割を果たしてきた日本の建築家たちによる150を超えるプロジェクトを考察し、戦後日本建築史を紹介する展覧会です
ときの忘れものが取り扱っている建築家たちー磯崎新、安藤忠雄、アントニン・レーモンド、黒川紀章、石山修武らが出品し、カタログには磯崎新先生、植田実先生、今村創平さんらが執筆しています。
同時に開催中の「3.11以後の建築」(会期は2015年5月10日(日)まで)は、これからの社会の中で、建築家はどのような役割を求められ、どのような未来を描いてゆくのか。環境やエネルギーの問題、ユーザーや地域との関係といった視点も含め、2011年以降の日本の建築を約30人の建築家の取り組みを紹介しており、光嶋裕介さんも出品しています。
ちょうどこの時期、勝山はスキーシーズンですので、ホテルを抑える必要があり、早めの参加者募集となりました。
先ず、一日目は現代美術の先進地域・福井に開いたコレクター運動の成果と、日本を代表する建築家である磯崎新設計の個人住宅の空間を楽しみます。磯崎先生の設計した個人住宅で公開されているものはほとんどありませんので、貴重な体験となるでしょう。
二日目は金沢に移動し、植田実先生のナビゲーションで二つの建築展を見ます。
お申し込みは電話、メールにてどうぞ。
info@tokinowasuremono.com
●今日のお勧め作品は磯崎新です。
磯崎新「ヴィッラ Vol.3 NAKAGAMI HOUSE」
1983年
シルクスクリーン
62.0x47.0cm
Ed.100 Signed
*上掲の福井県立美術館「福井の小コレクター運動とアートフル勝山の歩み―中上光雄・陽子コレクションによる―」に出品されます。また金沢21世紀美術館の「Japan Architects 1945-2010」には中上邸の模型も出品されています。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆「瀧口修造展 III 瀧口修造とマルセル・デュシャン」は本日が最終日です。
1月と3月に続く3回展です。瀧口修造のデカルコマニー、ドローイング、《シガー・ボックス》、《シガー・ボックス TEN-TEN》、《扉に鳥影》、マルセル・デュシャンの《グリーン・ボックス》、オリジナル銅版画『大ガラス』、奈良原一高の写真《デュシャン 大ガラス》連作、瀧口修造・岡崎和郎《檢眼圖》をご覧いただき、瀧口とデュシャンとの交流の実相と精神的な絆の一端を明らかにします。
●デカルコマニー47点を収録したカタログ『瀧口修造展Ⅱ』(テキスト:大谷省吾)を刊行しました(2,160円+送料250円)。
2014年 ときの忘れもの 発行64ページ 21.5x15.2cm
執筆:大谷省吾「瀧口修造のデカルコマニーをめぐって」
再録:瀧口修造「百の眼の物語」(『美術手帖』216号、1963年2月、美術出版社)
ハードカバー
英文併記
『瀧口修造展Ⅰ』と合わせご購読ください。
コメント