「瀧口修造とマルセル・デュシャン」第4回
土渕信彦
4.「異色作家列伝12 デュシャン」(1955年12月)
戦後も瀧口修造のマルセル・デュシャンに対する深い関心は続いていた。1950年代に2篇のデュシャン論を発表している。今回採り上げる「デュシャン」は、その最初のもので、前回採り上げた1938年の「マルセル・デュシャン」に続く、瀧口として2篇目のデュシャン論に当たる。1955年の1年間、「藝術新潮」誌に連載された「異色作家列伝」の掉尾を飾る論考である(図4-1,2)。この連載(12回)の全体は、その後1959年1月に単行本に纏められ、『幻想画家論』(新潮社)として出版された。『幻想画家論』については、後の回で述べることとし、今回は触れない。
図4-1
「藝術新潮」、1955年12月号
図4-2
異色作家列伝「デュシャン」
扉頁(図版は「処女の花嫁への通路」)
1938年の「デュシャン」と、今回採り上げる「異色作家列伝」の「デュシャン」はいずれも、主としてアンドレ・ブルトン「〈花嫁〉の灯台」に拠って記されているように思われるが、前者が「大ガラス」の紹介に比重がかかっていたのに対して、後者ではデュシャンの絵画やオブジェの変遷や展示歴などに関しても、かなり詳しく触れられている。「列伝」の看板どおり、小篇ながら評伝としての実質・内容を具えている。1954年の美術出版社「美術評論新人賞」を、「パウル・クレー論」によって受賞した東野芳明氏が、このデュシャン小伝を読んでデュシャン研究を志すことになったことも、よく知られている。
デュシャンの対談集、伝記、書簡集、研究書、展覧会カタログなど、汗牛充棟の観を呈している今日からすると、デュシャンの評伝といっても別に珍しくはないかもしれないが、発表当時、デュシャンについてのまとまった記述は、ブルトンの「〈花嫁〉の灯台」の他には、同じくブルトンの『黒いユーモアの選集』の「デュシャン」の章くらいで、あとは雑誌などに記事が断片的に掲載される程度だったと思われる。こうした文献を丹念に読み込んで、初めて執筆が可能となったものだろう。
本編冒頭に掲げられたデュシャンの肖像写真(図4-3)は、『黒いユーモアの選集』増補版(サジテール出版、1950年)から採られたものと思われる(図4-4)。その後の瀧口がデュシャンとの交流を深めていく上で、この写真が大きな役割を果たすことになるのだが、この点については、後の回で『幻想画家論』と併せて述べる。
図4-3
異色作家列伝「デュシャン」
冒頭頁
図4-4
アンドレ・ブルトン『黒いユーモアの選集』増補版
(「デュシャン」の肖像写真)
このデュシャンの評伝は、例えばマン・レイ撮影の「埃の栽培」が、破損した「大ガラス」の上の埃ではなく、単なる大きなガラスの上とされているなどように、やや正確さを欠いた個所も無いわけではないが、冒頭近くの次のような位置付けで判るとおり、全体を通じてデュシャンの仕事の本質が的確に把握され、紹介されている(引用は初出に拠る。以下同じ)。
「デュシャンはいわゆる『レディ・メード』のオブジェの認識と機械主義(マシニズム)とを近代芸術のなかに導き入れた最初の人である。というだけならばダダイスムの時代として珍しいことではない。しかしかれはそれらを通して独特の精神的なメカニズムを構築し、およそ芸術らしくない『芸術』のいくつかを発明した。こうしてデュシャンは爆発的なダダのなかから一種の恒久性とでもいえる逆説的な価値を生み出した唯一の人物であり、それによって20世紀の世界に奇妙なアイロニー的な存在となっている」
この引用の少し後に出てくる次のようなエピソードは、デュシャンの作品のみならずその生き方自体に、瀧口がすでに注目していることが窺え、なかなか興味深い。
「それにしても画家としてはこんな非生産的な人物がどうして生活しているのだろうかと不思議である。戦後イサム・ノグチ氏がはじめて来日したとき、筆者はそのことを質すと、デュシャンを尊敬しているらしいかれは『本のような鞄のようなものをつくって売っている』といったが、それが一層謎を増すばかりであった。実はこれが『デュシャンの鞄』と呼ばれているもので、この手提鞄のなかにかれの全作品の複製とオブジェの小模型とが手際よく収められているのである。」
「大ガラス」に関する部分(図4-5)は、基本的には前回の論考を踏襲しているが、各部の名称に前回から修正された個所もある。以下に引用したとおり、全体に亘ってこなれてきているといえるだろう(下段に前回の訳を掲げた)。
図4-5
異色作家列伝「デュシャン」
「大ガラス」の頁
1.花嫁(または女性の縊死人-penduだから単に吊りさがったものと解せられる。この形態はすでに1912年作の「花嫁」に現れている)
1.花嫁(或いは女縊死人)これは1912年の「花嫁」の骨格をなすもの。
2.高所の掲示、これは銀河のようなもののなかにある3つの換気弁a a’ a’’からなっている。
2.銀河のごときものに囲まれた3箇の空気弁a a’ a’’からなる掲示。
3.9個の雄の鋳型(あるいはエロスの機械、独身者の機械、制服と仕着せの墓場―左から憲兵、騎兵、警官、僧侶、メッセンジャー・ボーイ、召使、葬儀人、駅長となる)
3.9個の鋳型(或いはエロスの機械、独身者の機械、制服の墓地《即ち憲兵、胸甲騎兵、警官、僧侶、メッセンジャ・ボオイ、従僕、葬儀人夫、駅長》)。
4.滑溝(または4輪車、または橇)
41.滑溝(或いは4輪車、或いは橇)。
5.水車
5.水車。
6.鋏
6.鋏。
7.濾過器(ジョーゴ様のものの連続)
7.濾過器。
8.チョコレート粉砕機(この機会をさらに分解すると、b―銃剣、c―襟飾、r―ローラー、l―ルイ15世式飾縁の脚からなっている)
8.チョコレエト粉砕機(b―銃剣、c―襟飾、r―ロオラア、l―ルイ15世式飾縁)。
9.とばっちりの部分(無形の部分)
9.とばしり(無形の部分)。
10.占星術の目じるし
10.占星術者の証拠物。
11.重力の管理人
11.重力の管理人(或いは重力の世話人)。
12.射撃(無形の部分)
12.打撃(無形の部分)。
13.花嫁の衣裳
13.花嫁の衣裳。
この後、ブルトンの、「それを見ても何のことかわからない他の遊星の生存者から見た人間の恋愛なのだ」という言葉も引用して、「大ガラス」についての記述をまとめている。この言葉は、その後も何度か引用することになるのだが、原文は「〈花嫁〉の灯台」の次の個所と思われる(別の個所か、あるいは別の著作などからの引用の可能性もある。ご存じの方はご教示をお願いしたい)。
"on dirait d’un être extra-human s’appliquant à se figurer cette sorte d’oppération."
「いわばある人間を超えた存在が、この種の作業を熱心に思いえがいているかのようである。」(巖谷國士訳『シュルレアリスムと絵画』、人文書院、1997年5月)
この個所だとすると、瀧口訳は「人間を超えた存在」を「他の遊星の生存者」と、また「この種の作業」を「恋愛」と訳していることになり、やや踏み込んだ意訳のように思われる。ただし、ブルトンの原文よりも瀧口訳の方が、ちょうどVIEW誌の「デュシャン特集号」(1945年3月。図4-5)表紙のように、宇宙空間の中に「大ガラス」が浮遊しているようなイメージを喚起し、具体的でより判り易いのも事実だろう。
図4-6
「VIEW」「デュシャン特集号」表紙(1945年3月)
当時発表されていたブルトン以外のデュシャン論ないし「大ガラス」論として、ミシェル・カルージュの「独身者の機械」(1952年)もあった。「大ガラス」と、カフカの『流刑地にて』や『変身』とを比較した論考で、なかなかのインパクトを持って受け止められていた。もちろん瀧口も、この評伝全体の末尾に近い個所で、その梗概を紹介している。ご参考までに、その一部を以下に引用する。
「デュシャンのいわゆる独身者の機械がカフカにもあることを感じたというのである。(中略)カルージュによれば、このカフカの処刑装置のドラマは神の死のドラマであり、ユダヤ主義の光に照らしだされた『独身者』の誕生のドラマだというのである」
これに対するデュシャン自身の見解も瀧口は紹介することを忘れていない。この年の1月に発表されたばかりのMEDIUM誌第4号(図4-6,7)に掲載されたブルトン宛てのデュシャンの書簡から、次の個所を引用してこの評伝は締めくくられている。
「カルージュの無神論の結論を別に不愉快とは思わないが、私は一般哲学用語で神の存在を論じることを好まない。不信ということも、反対の信ということも私に興味がない。つまりウイとかノンとか、また無関心とも別のものが私にはあるのだ…」
ブルトン宛て書簡のこのくだりは、後世のデュシャン研究者や伝記作家が、カルージュの「独身者の機械」に対する感想・反応のみならず、デュシャンの宗教的立場について論じる際などには、必ずといってよいほど引用することになる一節である。まさにその箇所をリアルタイムで引用し紹介しているわけで、瀧口のデュシャン理解がいかに根本的なものだったかの、一つの例証といえるかもしれない。(次回に続く)
図4-7
「MEDIUM」第4号表紙(1955年1月)
図4-8
同デュシャンのブルトン宛て書簡
(つちぶちのぶひこ)
●今日のお勧め作品は奈良原一高です。
奈良原一高
〈デュシャン 大ガラス〉より"MD-8"
1992年 (Printed later)
ラムダプリント
Image size :28.8x41.7cm
Sheet size :35.5x43.2cm
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土渕信彦
4.「異色作家列伝12 デュシャン」(1955年12月)
戦後も瀧口修造のマルセル・デュシャンに対する深い関心は続いていた。1950年代に2篇のデュシャン論を発表している。今回採り上げる「デュシャン」は、その最初のもので、前回採り上げた1938年の「マルセル・デュシャン」に続く、瀧口として2篇目のデュシャン論に当たる。1955年の1年間、「藝術新潮」誌に連載された「異色作家列伝」の掉尾を飾る論考である(図4-1,2)。この連載(12回)の全体は、その後1959年1月に単行本に纏められ、『幻想画家論』(新潮社)として出版された。『幻想画家論』については、後の回で述べることとし、今回は触れない。
図4-1「藝術新潮」、1955年12月号
図4-2異色作家列伝「デュシャン」
扉頁(図版は「処女の花嫁への通路」)
1938年の「デュシャン」と、今回採り上げる「異色作家列伝」の「デュシャン」はいずれも、主としてアンドレ・ブルトン「〈花嫁〉の灯台」に拠って記されているように思われるが、前者が「大ガラス」の紹介に比重がかかっていたのに対して、後者ではデュシャンの絵画やオブジェの変遷や展示歴などに関しても、かなり詳しく触れられている。「列伝」の看板どおり、小篇ながら評伝としての実質・内容を具えている。1954年の美術出版社「美術評論新人賞」を、「パウル・クレー論」によって受賞した東野芳明氏が、このデュシャン小伝を読んでデュシャン研究を志すことになったことも、よく知られている。
デュシャンの対談集、伝記、書簡集、研究書、展覧会カタログなど、汗牛充棟の観を呈している今日からすると、デュシャンの評伝といっても別に珍しくはないかもしれないが、発表当時、デュシャンについてのまとまった記述は、ブルトンの「〈花嫁〉の灯台」の他には、同じくブルトンの『黒いユーモアの選集』の「デュシャン」の章くらいで、あとは雑誌などに記事が断片的に掲載される程度だったと思われる。こうした文献を丹念に読み込んで、初めて執筆が可能となったものだろう。
本編冒頭に掲げられたデュシャンの肖像写真(図4-3)は、『黒いユーモアの選集』増補版(サジテール出版、1950年)から採られたものと思われる(図4-4)。その後の瀧口がデュシャンとの交流を深めていく上で、この写真が大きな役割を果たすことになるのだが、この点については、後の回で『幻想画家論』と併せて述べる。
図4-3異色作家列伝「デュシャン」
冒頭頁
図4-4アンドレ・ブルトン『黒いユーモアの選集』増補版
(「デュシャン」の肖像写真)
このデュシャンの評伝は、例えばマン・レイ撮影の「埃の栽培」が、破損した「大ガラス」の上の埃ではなく、単なる大きなガラスの上とされているなどように、やや正確さを欠いた個所も無いわけではないが、冒頭近くの次のような位置付けで判るとおり、全体を通じてデュシャンの仕事の本質が的確に把握され、紹介されている(引用は初出に拠る。以下同じ)。
「デュシャンはいわゆる『レディ・メード』のオブジェの認識と機械主義(マシニズム)とを近代芸術のなかに導き入れた最初の人である。というだけならばダダイスムの時代として珍しいことではない。しかしかれはそれらを通して独特の精神的なメカニズムを構築し、およそ芸術らしくない『芸術』のいくつかを発明した。こうしてデュシャンは爆発的なダダのなかから一種の恒久性とでもいえる逆説的な価値を生み出した唯一の人物であり、それによって20世紀の世界に奇妙なアイロニー的な存在となっている」
この引用の少し後に出てくる次のようなエピソードは、デュシャンの作品のみならずその生き方自体に、瀧口がすでに注目していることが窺え、なかなか興味深い。
「それにしても画家としてはこんな非生産的な人物がどうして生活しているのだろうかと不思議である。戦後イサム・ノグチ氏がはじめて来日したとき、筆者はそのことを質すと、デュシャンを尊敬しているらしいかれは『本のような鞄のようなものをつくって売っている』といったが、それが一層謎を増すばかりであった。実はこれが『デュシャンの鞄』と呼ばれているもので、この手提鞄のなかにかれの全作品の複製とオブジェの小模型とが手際よく収められているのである。」
「大ガラス」に関する部分(図4-5)は、基本的には前回の論考を踏襲しているが、各部の名称に前回から修正された個所もある。以下に引用したとおり、全体に亘ってこなれてきているといえるだろう(下段に前回の訳を掲げた)。
図4-5異色作家列伝「デュシャン」
「大ガラス」の頁
1.花嫁(または女性の縊死人-penduだから単に吊りさがったものと解せられる。この形態はすでに1912年作の「花嫁」に現れている)
1.花嫁(或いは女縊死人)これは1912年の「花嫁」の骨格をなすもの。
2.高所の掲示、これは銀河のようなもののなかにある3つの換気弁a a’ a’’からなっている。
2.銀河のごときものに囲まれた3箇の空気弁a a’ a’’からなる掲示。
3.9個の雄の鋳型(あるいはエロスの機械、独身者の機械、制服と仕着せの墓場―左から憲兵、騎兵、警官、僧侶、メッセンジャー・ボーイ、召使、葬儀人、駅長となる)
3.9個の鋳型(或いはエロスの機械、独身者の機械、制服の墓地《即ち憲兵、胸甲騎兵、警官、僧侶、メッセンジャ・ボオイ、従僕、葬儀人夫、駅長》)。
4.滑溝(または4輪車、または橇)
41.滑溝(或いは4輪車、或いは橇)。
5.水車
5.水車。
6.鋏
6.鋏。
7.濾過器(ジョーゴ様のものの連続)
7.濾過器。
8.チョコレート粉砕機(この機会をさらに分解すると、b―銃剣、c―襟飾、r―ローラー、l―ルイ15世式飾縁の脚からなっている)
8.チョコレエト粉砕機(b―銃剣、c―襟飾、r―ロオラア、l―ルイ15世式飾縁)。
9.とばっちりの部分(無形の部分)
9.とばしり(無形の部分)。
10.占星術の目じるし
10.占星術者の証拠物。
11.重力の管理人
11.重力の管理人(或いは重力の世話人)。
12.射撃(無形の部分)
12.打撃(無形の部分)。
13.花嫁の衣裳
13.花嫁の衣裳。
この後、ブルトンの、「それを見ても何のことかわからない他の遊星の生存者から見た人間の恋愛なのだ」という言葉も引用して、「大ガラス」についての記述をまとめている。この言葉は、その後も何度か引用することになるのだが、原文は「〈花嫁〉の灯台」の次の個所と思われる(別の個所か、あるいは別の著作などからの引用の可能性もある。ご存じの方はご教示をお願いしたい)。
"on dirait d’un être extra-human s’appliquant à se figurer cette sorte d’oppération."
「いわばある人間を超えた存在が、この種の作業を熱心に思いえがいているかのようである。」(巖谷國士訳『シュルレアリスムと絵画』、人文書院、1997年5月)
この個所だとすると、瀧口訳は「人間を超えた存在」を「他の遊星の生存者」と、また「この種の作業」を「恋愛」と訳していることになり、やや踏み込んだ意訳のように思われる。ただし、ブルトンの原文よりも瀧口訳の方が、ちょうどVIEW誌の「デュシャン特集号」(1945年3月。図4-5)表紙のように、宇宙空間の中に「大ガラス」が浮遊しているようなイメージを喚起し、具体的でより判り易いのも事実だろう。
図4-6「VIEW」「デュシャン特集号」表紙(1945年3月)
当時発表されていたブルトン以外のデュシャン論ないし「大ガラス」論として、ミシェル・カルージュの「独身者の機械」(1952年)もあった。「大ガラス」と、カフカの『流刑地にて』や『変身』とを比較した論考で、なかなかのインパクトを持って受け止められていた。もちろん瀧口も、この評伝全体の末尾に近い個所で、その梗概を紹介している。ご参考までに、その一部を以下に引用する。
「デュシャンのいわゆる独身者の機械がカフカにもあることを感じたというのである。(中略)カルージュによれば、このカフカの処刑装置のドラマは神の死のドラマであり、ユダヤ主義の光に照らしだされた『独身者』の誕生のドラマだというのである」
これに対するデュシャン自身の見解も瀧口は紹介することを忘れていない。この年の1月に発表されたばかりのMEDIUM誌第4号(図4-6,7)に掲載されたブルトン宛てのデュシャンの書簡から、次の個所を引用してこの評伝は締めくくられている。
「カルージュの無神論の結論を別に不愉快とは思わないが、私は一般哲学用語で神の存在を論じることを好まない。不信ということも、反対の信ということも私に興味がない。つまりウイとかノンとか、また無関心とも別のものが私にはあるのだ…」
ブルトン宛て書簡のこのくだりは、後世のデュシャン研究者や伝記作家が、カルージュの「独身者の機械」に対する感想・反応のみならず、デュシャンの宗教的立場について論じる際などには、必ずといってよいほど引用することになる一節である。まさにその箇所をリアルタイムで引用し紹介しているわけで、瀧口のデュシャン理解がいかに根本的なものだったかの、一つの例証といえるかもしれない。(次回に続く)
図4-7「MEDIUM」第4号表紙(1955年1月)
図4-8同デュシャンのブルトン宛て書簡
(つちぶちのぶひこ)
●今日のお勧め作品は奈良原一高です。
奈良原一高〈デュシャン 大ガラス〉より"MD-8"
1992年 (Printed later)
ラムダプリント
Image size :28.8x41.7cm
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