先日瀬戸内海の島に住むTさんから銘酒獺祭を送っていただいた話を書いたところ(いえ、決して催促がましい文章ではなかったはず)、今度は仙台のKさんがなにやらイギリスのワインコンテスト(日本酒部門)で世界一の評価を得た「出羽の里」というお酒を送ってくれました。
山形の出羽桜酒造というメーカーがつくっているお酒で、大昔から出羽桜の大ファンだった亭主の喜ぶまいことか。
1970年代、山形市にしろがね美術サロンという画廊がありました。佐藤さんという山形弁丸出しの凄い美人がオーナーで、彼女が上京するときには出羽桜の一升瓶を土産に持ってきてくれたものでした。その後、結婚されて画廊は閉めたらしいけれど、亭主にとっては忘れられないいい思い出ばかりの画廊でした。佐藤さんどうしているかしら。
話変わって少し前のことですが、建築家の千葉学さんから、新しく手がけた建築の内覧会のご案内をいただきました。
あいにくその日は予定が入っていて伺えませんでした。
新しく出来上がった建物、特に個人住宅の場合は内覧会(オープンハウス)の機会を逸するとなかなか拝見することは難しい。
今回ご案内いただいたのは「瓢喜 香水亭」という豚しゃぶなどの和食のお店の内装です。難しい名前で「ひょうき かすいてい」と読むらしい。六本木駅から直ぐのところなので、ときの忘れものからも近い、機会があったら訪ねたいと思っていました。

瓢喜 香水亭六本木店。
既存のテナントビル1階と2階部分が千葉さんが手がけたお店です。
ロゴマークなどは、例のやり直しの東京オリンピックのエンブレムデザインで一躍時の人となった野老朝雄さん。

普段はあまり手がけたことのないインテリアの仕事とのこと。
千葉さんは1960年東京生まれ。1985年東京大学建築学科卒業、ʼ87年同大学院修士課程修了。日本設計、ファクターエヌアソシエイツを経てʼ01年千葉学建築計画事務所設立。ʼ13年より東京大学大学院教授。
主な作品に「日本盲導犬総合センター」(日本建築学会賞)「大多喜町役場」(ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞功績賞)「工学院大学125周年記念総合教育棟」(村野藤吾賞)があります。
著書に「rule of the site-そこにしかない形式」「人の集まり方をデザインする」など。

某月某日、福井県勝山から荒井由泰さんが出てきたので、建物を拝見がてら美味しいものをいただいてまいりました。

アルミハニカム、銀和紙、木を使ったインテリア。
個室ばかりなのですが、透過と不透過素材を施した建具により、閉鎖感はありません。
インテリアといえば、亭主などはポストモダンのスターだったマイケル・グレイブス((Michael Graves、1934年~2015年)のことを思い出します。
来日した1983年には、村野藤吾設計の新高輪プリンスホテルの和食の店にご案内したこともありました。
そのとき京都の職人さんたちとの協働で木版画を手がけたのですが、どうも時代が早すぎて当時はあまり売れなかったらしい。2種類をつくっただけで終わってしまった。
今見ると木版のやわらかさと、グレイヴスの暖かな色彩感覚がとてもよくマッチしていい雰囲気を醸し出している。30数年前の作品とは思えない、現代の浮世絵ですね。
マイケル・グレイブス
《作品 7・84/1》
1984年
木版
イメージサイズ:30.4×24.0cm
シートサイズ:39.4×30.7cm
Ed.150 signed
マイケル・グレイブス
《作品 7・84/2》
1984年
木版
イメージサイズ:27.7×42.2cm
シートサイズ:40.8×53.4cm
Ed.150 signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
山形の出羽桜酒造というメーカーがつくっているお酒で、大昔から出羽桜の大ファンだった亭主の喜ぶまいことか。
1970年代、山形市にしろがね美術サロンという画廊がありました。佐藤さんという山形弁丸出しの凄い美人がオーナーで、彼女が上京するときには出羽桜の一升瓶を土産に持ってきてくれたものでした。その後、結婚されて画廊は閉めたらしいけれど、亭主にとっては忘れられないいい思い出ばかりの画廊でした。佐藤さんどうしているかしら。
話変わって少し前のことですが、建築家の千葉学さんから、新しく手がけた建築の内覧会のご案内をいただきました。
あいにくその日は予定が入っていて伺えませんでした。
新しく出来上がった建物、特に個人住宅の場合は内覧会(オープンハウス)の機会を逸するとなかなか拝見することは難しい。
今回ご案内いただいたのは「瓢喜 香水亭」という豚しゃぶなどの和食のお店の内装です。難しい名前で「ひょうき かすいてい」と読むらしい。六本木駅から直ぐのところなので、ときの忘れものからも近い、機会があったら訪ねたいと思っていました。

瓢喜 香水亭六本木店。
既存のテナントビル1階と2階部分が千葉さんが手がけたお店です。
ロゴマークなどは、例のやり直しの東京オリンピックのエンブレムデザインで一躍時の人となった野老朝雄さん。

普段はあまり手がけたことのないインテリアの仕事とのこと。
千葉さんは1960年東京生まれ。1985年東京大学建築学科卒業、ʼ87年同大学院修士課程修了。日本設計、ファクターエヌアソシエイツを経てʼ01年千葉学建築計画事務所設立。ʼ13年より東京大学大学院教授。
主な作品に「日本盲導犬総合センター」(日本建築学会賞)「大多喜町役場」(ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞功績賞)「工学院大学125周年記念総合教育棟」(村野藤吾賞)があります。
著書に「rule of the site-そこにしかない形式」「人の集まり方をデザインする」など。

某月某日、福井県勝山から荒井由泰さんが出てきたので、建物を拝見がてら美味しいものをいただいてまいりました。

アルミハニカム、銀和紙、木を使ったインテリア。
個室ばかりなのですが、透過と不透過素材を施した建具により、閉鎖感はありません。
インテリアといえば、亭主などはポストモダンのスターだったマイケル・グレイブス((Michael Graves、1934年~2015年)のことを思い出します。
来日した1983年には、村野藤吾設計の新高輪プリンスホテルの和食の店にご案内したこともありました。
そのとき京都の職人さんたちとの協働で木版画を手がけたのですが、どうも時代が早すぎて当時はあまり売れなかったらしい。2種類をつくっただけで終わってしまった。
今見ると木版のやわらかさと、グレイヴスの暖かな色彩感覚がとてもよくマッチしていい雰囲気を醸し出している。30数年前の作品とは思えない、現代の浮世絵ですね。
マイケル・グレイブス《作品 7・84/1》
1984年
木版
イメージサイズ:30.4×24.0cm
シートサイズ:39.4×30.7cm
Ed.150 signed
マイケル・グレイブス《作品 7・84/2》
1984年
木版
イメージサイズ:27.7×42.2cm
シートサイズ:40.8×53.4cm
Ed.150 signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
コメント