先日植田実先生と綿貫さんと令子さんと私の4人で、東京ミッドタウン芝生広場に現れた移動式コンサートホール「アーク・ノヴァ」に行き、「ルツェルン・フェスティバル」を鑑賞してきました。
アーク・ノヴァは、磯崎新先生とアニッシュ・カプーアさん制作によるもの。
ドーナツ状に膨らんだ紫色のそれは高さ18m、幅30m、奥行36mの大きさで、滑り台として遊べそうな大きな遊具にも見えます。これがコンサートホールだなんて、想像もつきません。一体この構造はどうなっているのだろう???と興味をそそります。



「アーク・ノヴァは、塩化ビニールでコーティングされたポリエステル製の膜が1時間ほどの送風でドーム状に膨らみ、折り畳んで トラックで輸送できるように設計されている空気膜構造の建築です。
空気膜構造の外皮は輸送に適した軽量性を持った素材であり、同時に自由な形状をとることができます。ステージや客席などのホールの構成要素は輸送・再設営に配慮した規格で構成され、494名収容できるこのホールでは、2013年から2015年にかけて、松島、仙台、福島の3か所で展示され、コンサートやワークショップなどが行われました。」(TOKYO MIDTOWN HPより引用)


内部空間はピンク色で、まるで胎内にいるような感覚。照明の数はそんなにありませんが、中は結構明るいです。
空気はどこから入っているのかと一周してみると、会場の裏に送風機がありました。
それにしても風だけでこの大きさのものを膨らまし、約2週間維持するのは簡単なことではないはずです。
風で少しは撓んだりするのかな?と思っていましたが、かなりパンパンに張っているように見えました。


この日はピアノ、フルート、トランペット、トロンボーンの4名の奏者で行なわれたコンサートでした。音響はどうなのかな?と気になっていましたが、それぞれの音がドーナツ状の内部空間に充満し、心地よく響いていました。
会場内は暑いという噂もありましたが、私たちが訪ねた日は曇り空で少し肌寒い日だったため、快適に1時間ほどを過ごしました。
この不思議な空間を体験でき、記憶に残るひと時を過ごせました。
(おだち れいこ)
●磯崎新+アニッシュ・カプーア「アーク・ノヴァ」
「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン」
開催期間:9月19日(火)~10月4日(水)
場所:ミッドタウン・ガーデン 芝生広場
主催:東京ミッドタウン
特別協力:ルツェルン・フェスティバル
ラテン語で「新しい方舟」を意味する「アーク・ノヴァ」は、スイスの音楽祭「ルツェルン・フェスティバル」が東日本大震災の復興支援のために企画し、 建築家の磯崎新と英国人彫刻家のアニッシュ・カプーアによって制作された移動式のコンサートホール。高さが18m、幅30m、奥行36mと巨大であり、494名を収容することができる。塩化ビニールでコーティングされたポリエステル製の膜は送風によってドーム状に膨らみ、 折り畳んでトラックで輸送できるように設計されている点が特徴だ。
「アーク・ノヴァ」は、2013年から2015年にかけて、松島、仙台、福島の3か所で計3回展示されており、コンサートやワークショップで延べ1万9千人を動員してきた実績がある。
●本日のお勧め作品は磯崎新です。
磯崎新 Arata ISOZAKI
「闇 1」
1999年 シルクスクリーン
イメージサイズ:58.3×77.0cm
シートサイズ:70.0×90.0cm
Ed.35 サインあり
磯崎新 Arata ISOZAKI
「闇 2」
1999年 シルクスクリーン
イメージサイズ:58.3×77.0cm
シートサイズ:70.0×90.0cm
Ed.35 サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
■『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』を刊行しました。
『瀧口修造展 I』、『瀧口修造展 II』よりページ数も増えました。
2017年10月末までにお申し込みいただいた方には特別価格:2,500円(税、送料サービス)でおわけします。メールにてお申し込みください。請求書を同封して代金後払いで発送します。
E-mail. info@tokinowasuremono.com
『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』
2017年
ときの忘れもの 発行
92ページ 21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
ハードカバー 英文併記
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
通常価格:2,500円(税別)、送料250円
目次(抄):
・Personally Speaking 瀧口修造(再録)
・マルセル・デュシャン語録について 瀧口修造(再録)
・檢眼圖 だれの証拠品、だれが目撃者? 瀧口修造(再録)
・私製草子のための口上 瀧口修造(再録)
・「オブジェの店」を開く構想に関するノート 土渕信彦
・マルセル・デュシャンとマルチプル 工藤香澄
◆ときの忘れものは「安藤忠雄展 ドローイングと版画」を開催しています。
会期:2017年9月26日[火]~10月21日[土] 11:00~18:00 ※日・月・祝日休廊

●六本木の国立新美術館で「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]~12月18日[月]
オープニングのレポートはコチラをご覧ください。
●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

アーク・ノヴァは、磯崎新先生とアニッシュ・カプーアさん制作によるもの。
ドーナツ状に膨らんだ紫色のそれは高さ18m、幅30m、奥行36mの大きさで、滑り台として遊べそうな大きな遊具にも見えます。これがコンサートホールだなんて、想像もつきません。一体この構造はどうなっているのだろう???と興味をそそります。



「アーク・ノヴァは、塩化ビニールでコーティングされたポリエステル製の膜が1時間ほどの送風でドーム状に膨らみ、折り畳んで トラックで輸送できるように設計されている空気膜構造の建築です。
空気膜構造の外皮は輸送に適した軽量性を持った素材であり、同時に自由な形状をとることができます。ステージや客席などのホールの構成要素は輸送・再設営に配慮した規格で構成され、494名収容できるこのホールでは、2013年から2015年にかけて、松島、仙台、福島の3か所で展示され、コンサートやワークショップなどが行われました。」(TOKYO MIDTOWN HPより引用)


内部空間はピンク色で、まるで胎内にいるような感覚。照明の数はそんなにありませんが、中は結構明るいです。
空気はどこから入っているのかと一周してみると、会場の裏に送風機がありました。
それにしても風だけでこの大きさのものを膨らまし、約2週間維持するのは簡単なことではないはずです。
風で少しは撓んだりするのかな?と思っていましたが、かなりパンパンに張っているように見えました。


この日はピアノ、フルート、トランペット、トロンボーンの4名の奏者で行なわれたコンサートでした。音響はどうなのかな?と気になっていましたが、それぞれの音がドーナツ状の内部空間に充満し、心地よく響いていました。
会場内は暑いという噂もありましたが、私たちが訪ねた日は曇り空で少し肌寒い日だったため、快適に1時間ほどを過ごしました。
この不思議な空間を体験でき、記憶に残るひと時を過ごせました。
(おだち れいこ)
●磯崎新+アニッシュ・カプーア「アーク・ノヴァ」
「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン」
開催期間:9月19日(火)~10月4日(水)
場所:ミッドタウン・ガーデン 芝生広場
主催:東京ミッドタウン
特別協力:ルツェルン・フェスティバル
ラテン語で「新しい方舟」を意味する「アーク・ノヴァ」は、スイスの音楽祭「ルツェルン・フェスティバル」が東日本大震災の復興支援のために企画し、 建築家の磯崎新と英国人彫刻家のアニッシュ・カプーアによって制作された移動式のコンサートホール。高さが18m、幅30m、奥行36mと巨大であり、494名を収容することができる。塩化ビニールでコーティングされたポリエステル製の膜は送風によってドーム状に膨らみ、 折り畳んでトラックで輸送できるように設計されている点が特徴だ。
「アーク・ノヴァ」は、2013年から2015年にかけて、松島、仙台、福島の3か所で計3回展示されており、コンサートやワークショップで延べ1万9千人を動員してきた実績がある。
●本日のお勧め作品は磯崎新です。
磯崎新 Arata ISOZAKI「闇 1」
1999年 シルクスクリーン
イメージサイズ:58.3×77.0cm
シートサイズ:70.0×90.0cm
Ed.35 サインあり
磯崎新 Arata ISOZAKI「闇 2」
1999年 シルクスクリーン
イメージサイズ:58.3×77.0cm
シートサイズ:70.0×90.0cm
Ed.35 サインあり
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『瀧口修造展 I』、『瀧口修造展 II』よりページ数も増えました。
2017年10月末までにお申し込みいただいた方には特別価格:2,500円(税、送料サービス)でおわけします。メールにてお申し込みください。請求書を同封して代金後払いで発送します。
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『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』2017年
ときの忘れもの 発行
92ページ 21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
ハードカバー 英文併記
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
通常価格:2,500円(税別)、送料250円
目次(抄):
・Personally Speaking 瀧口修造(再録)
・マルセル・デュシャン語録について 瀧口修造(再録)
・檢眼圖 だれの証拠品、だれが目撃者? 瀧口修造(再録)
・私製草子のための口上 瀧口修造(再録)
・「オブジェの店」を開く構想に関するノート 土渕信彦
・マルセル・デュシャンとマルチプル 工藤香澄
◆ときの忘れものは「安藤忠雄展 ドローイングと版画」を開催しています。
会期:2017年9月26日[火]~10月21日[土] 11:00~18:00 ※日・月・祝日休廊

●六本木の国立新美術館で「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]~12月18日[月]
オープニングのレポートはコチラをご覧ください。
●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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