昨日ART FAIR TOKYO 2018が盛況のうちに終了しました。
たくさんのご来場、美味しい差し入れの数々、何より大枚はたいてのお買い上げ、本当にありがとうございました。
昨年と比べ入場者数も多く感じました。

ニューヨークのart on paper 2018も最終日を迎えています。
ニューヨークでフェアに参戦しているスタッフたちが帰国するのを待たず、ときの忘れものでは明日から「植田正治写真展―光と陰の世界―Part II」を開催します。

●「植田正治写真展―光と陰の世界―Part II」
会期:2018年3月13日[火]~3月31日[土] 11:00~19:00 ※日・月・祝日休廊(ただし3月25日[日]は開廊)
201803_UEDA

昨年5月に開催した「Part I」に続き、1970年代~80年代に制作された大判のカラー作品や新発掘のポラロイド写真など約20点をご覧いただきます。

出品作品
今まであまり知られてこなかった植田正治のカラー作品を中心にご紹介します。
11植田正治
(無題)
1990年代後半
チバクローム、木製パネル
Image size: 62.0×90.0cm
Panel size: 90.0×90.0cm


01植田正治
(無題)
c.1978
ゼラチンシルバープリント、木製パネル
Image size: 52.0×80.0cm
Panel size: 61.7×89.9cm


13植田正治
(無題)
1970年代~1980年代前半
チバクローム、木製パネル
Image size: 52.7×73.0cm
Panel size: 60.0×80.0cm


17植田正治
(無題)
1970年代~1980年代前半
Type-Cプリント、木製パネル
Image size: 41.8×54.0cm
Panel size: 42.7×54.0cm


18植田正治
(無題)
1970年代~1980年代前半
Type-Cプリント、木製パネル
Image size: 42.1×53.8cm
Panel size: 43.0×54.0cm


12植田正治
(無題)
1970年代~1980年代前半
Type-Cプリント、木製パネル
Image size: 42.1×53.8cm
Panel size: 43.0×54.0cm


02植田正治
(無題)
1977
Type-Cプリント、木製パネル
Image size: 27.0×40.0cm
Panel size: 27.0×40.0cm
*『植田正治作品集』(2016年、河出書房新社) P132参照


03植田正治
(無題)
1977
Type-Cプリント、木製パネル
Image size: 40.0×27.0cm
Panel size: 40.0×27.0cm
*『植田正治作品集』(2016年、河出書房新社) P132参照


16植田正治
(無題)
1970年代~1980年代前半
Type-Cプリント、木製パネル
Image size: 40.0×27.0cm
Panel size: 40.0×27.0cm


15植田正治
(無題)
1970年代~1980年代前半
Type-Cプリント、木製パネル
Image size: 40.0×27.0cm
Panel size: 40.0×27.0cm


オーソドックスないわゆる<植田調>の作品も準備していますので、どうぞスタッフに問い合わせてください。
ueda_13_hama_no_shonen植田正治
《浜の少年》
1931(Printed later)
ゼラチンシルバープリント
Image size: 20.2×30.1cm
Sheet size: 27.8×35.5cm
サインあり

ueda_14_sakyu_jinbutu植田正治
《砂丘人物》
c.1950(Printed later)
ゼラチンシルバープリント
Image size: 26.6×23.6cm
Sheet size: 35.5×27.9cm
サインあり
*『植田正治作品集』(2016 年、河出書房新社)No.46 参照

ueda_17_sakuhin植田正治
《作品》
c.1950
ゼラチンシルバープリント
Image size: 17.2×25.6cm
Sheet size: 23.9×30.3cm
サインあり

ueda_15_dowa_yori植田正治
〈童暦〉より《白い道》
1955-1970
ゼラチンシルバープリント
Image size: 20.1×31.2cm
Sheet size: 27.7×35.6cm
*『植田正治作品集』(2016 年、河出書房新社)No.102参照

ueda_12_tasogare植田正治
《昏れる頃 3》
1974
ゼラチンシルバープリント
Image size: 14.7×22.4cm
Sheet size: 20.2×25.6cm
サインあり


新発掘のポラロイド作品は先日のアートフェア東京でお披露目しました。
P1植田正治
《P1》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P2植田正治
《P2》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P3植田正治
《P3》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P4植田正治
《P4》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P11植田正治
《P11》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P16植田正治
《P16》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P5植田正治
《P5》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P6植田正治
《P6》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P7植田正治
《P7》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P12植田正治
《P12》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P14植田正治
《P14》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P17植田正治
《P17》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P8植田正治
《P8》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P9植田正治
《P9》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P10植田正治
《P10》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P13植田正治
《P13》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P15植田正治
《P15》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm


P18植田正治
《P18》
制作年:1974~1985
拡散転写法(SX-70)
Image size: 8.0x8.0cm
Sheet size: 10.8x8.9cm

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●カタログのご案内
表紙『植田正治写真展―光と陰の世界―Part II』図録
2018年
ときの忘れもの 発行
24ページ
B5判変形
図版18点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:800円(税込)※送料別途250円


ueda_cover『植田正治写真展―光と陰の世界―Part I』図録
2017年
ときの忘れもの 発行
36ページ
B5判
図版33点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)
価格:800円(税込)※送料別途250円


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植田正治 Shoji UEDA(1913-2000)
1913年、鳥取県生まれ。15歳頃から写真に夢中になる。1932年上京、オリエンタル写真学校に学ぶ。第8期生として卒業後、郷里に帰り19歳で営業写真館を開業。この頃より、写真雑誌や展覧会に次々と入選、特に群像演出写真が注目される。1937年石津良介の呼びかけで「中国写真家集団」の創立に参加。1949年山陰の空・地平線・砂浜などを背景に、被写体をオブジェのように配置した演出写真は、植田調(Ueda-cho)と呼ばれ世界中で高い評価を得る。1950年写真家集団エタン派を結成。1954年第2回二科賞受賞。1958年ニューヨーク近代美術館出展。1975年第25回日本写真協会賞年度賞受賞。1978年文化庁創設10周年記念功労者表彰を受ける。1989年第39回日本写真協会功労賞受賞。1995年鳥取県岸本町に植田正治写真美術館開館。1996年フランス共和国の芸術文化勲章を授与される。2000年歿(享年88)。2005~2008年ヨーロッパで大規模な回顧展が巡回、近年さらに評価が高まっている。
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◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。
会期:2018年1月16日(火)~3月25日(日)
現代版画センターと「ときの忘れもの」については1月16日のブログをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログは、ときの忘れもので扱っています。
埼玉チラシメカス600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年~1985年の11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

【トークイベント】ウォーホルの版画ができるまで―現代版画センターの軌跡
日時:3月18日 (日) 14:00~16:30
第1部:西岡文彦 氏(伝統版画家 多摩美術大学教授)、聞き手:梅津元(当館学芸員)
第2部:石田了一 氏(刷師 石田了一工房主宰)、聞き手:西岡文彦 氏
場所:2階講堂
定員:100名 (当日先着順)/費用:無料
~~~~
○<今日、夫とふたりで行ってまいりました。
スライドやフィルム上映も、楽しませていただきました。
70年代、80年代の熱気のある様子が懐かしかったです。
どなたも、若かったですね。
私は特に、磯崎新さんの作品に惹かれました。
ピラミッド型の構造物のある建物群をいろんな角度から描いた3点の作品です。
舟越保武作品にも、安らぎをおぼえました。日曜で、ときの忘れものギャラリーにお寄りできなかったのが、残念でした。
いつかまたお尋ねしたいと思っています。

(20180311/IMさんからのメールより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半~トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋﨑吉信さんのエッセイ~「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

大谷省吾さんのエッセイ~「版画の景色-現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)

植田実さんのエッセイ「美術展のおこぼれ 第47回(3月4日ブログ)

土渕信彦さんのエッセイ<埼玉県立近代美術館「版画の景色ー現代版画センターの軌跡」展を見て(3月8日ブログ)

塩野哲也さんの編集思考室シオング発行のWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号が展覧会を取材し、87~95ページにかけて特集しています。

○月刊誌『建築ジャーナル2018年3月号43ページに特集が組まれ、見出しには<運動体としての版画表現 時代を疾走した「現代版画センター」を検証する>とあります。

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

現代版画センターエディションNo.504 大沢昌助「机上の空論 黒」、No.505 大沢昌助「机上の空論 赤」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
20180311大沢昌助
「机上の空論 黒」
1982年
リトグラフ(刷り:森版画工房・森仁志)
Image size: 115.0×229.5cm
Sheet size: 124.3×244.5cm
Ed.10  Signed

20180311-2大沢昌助
「机上の空論 赤」
1982年
リトグラフ(刷り:森版画工房・森仁志)
Image size: 115.0×229.5cm
Sheet size: 124.3×243.7cm
Ed.10  Signed

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パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18~24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。