小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」第25回
エミリー・シュア『Super Extra Natural!: Images from Japan 2004-2016』
(図1)
『Super Extra Natural!: Images from Japan 2004-2016』(KEHRER, 2018)表紙
(図2)
Playground, Atami (熱海、公園)
今回紹介するのは、ロサンゼルスを拠点に活動する写真家エミリー・シュア(Emily Shur)の写真集『Super Extra Natural!: Images from Japan 2004-2016』です。(こちらのページで写真集全体を通覧する動画を見ることができます)タイトルにもある通り、この写真集は彼女が2004 年から2016 年の間に、16 回日本を訪問して撮影した写真をまとめたものです。シュアのウェブサイトを見ると明らかなように、彼女は拠点とするロサンゼルスでは著名人のポートレート写真や広告写真などの仕事を手がけていますが、この写真集は彼女の個人的な作品であり、コミッションの仕事の写真とは趣が大きく異なっています。
日本の自然や文化に惹かれ日本で写真を撮る外国の写真家の作品というと、なにがしかのテーマ(観光地、自然や、文化、歴史、都市、産業など)に基づいて制作され、土地の固有性を描き出すドキュメンタリー作品が連想されることが多いですが、この写真集は、特定のテーマによって構成されているのではなく、彼女が関心の赴くままにさまざまな土地を訪れ、その時々の状況に反応するようにして撮影した写真が集積してできあがっています。写真の中には、場所を特定できるような建物や史跡が捉えられているものもありますが、多くにはごくありふれた街角、自然の景色、路上の光景や事物などが捉えられており、強いて言えば彼女の視点から捉えられた日本のストリートフォトをまとめた写真集であるといえます。写真のシークエンスによって具体的なストーリーが展開するよう構成ではなく、一点一点の写真を通して、それぞれの場所に足を止めて周囲を見渡し、そこでシャッターを切ることを決めた彼女の判断の仕方を追体験できるように丁寧に編集されています。
『SUPER EXTRA NATURAL!』というタイトルは、彼女が日本で日本の写真を撮る中で抱いた感覚や驚きを表したものであり、そのことは写真集の表紙のデザインにも反映されています(図1)。小川のながれる風景の中にピンク色の曲線が重ねあわせた奇妙な画面ですが、写真集を見ていくと、風景は伊勢志摩で撮影され、ピンク色の曲線は熱海の公園で撮影された遊具の一部であることがわかります(図2)。風景と遊具を重ねあわせるのは、一見突飛なアイデアのようにも思われますが、異なる要素(自然なものと人工物)が組み合わさって思いがけない様相を表すことへの驚きを視覚的に表したものと見ることもできます。
シュアは、日本では時間や季節によって光が豊かな表情を持つことに惹かれ、日本で歩き回りながら写真を撮ることは、周辺の状況に反応しながら感覚をチューニングするような行為だと語っています。また、その時々の光の中で空間とものとの関係を探りながら捉えていくような繊細なアプローチを見て取ることができます。たとえば、宮島の厳島神社の鳥居とその周辺の光景を捉えた写真(図3)や江ノ島の岩場の窪みに置かれたものを捉えた写真(図4)は、空間の広がりやものの形、色合いが相互にどのように関わっているのかを注視する視線を意識させます。
(図3)
宮島厳島神社
(図4)
江ノ島
所持品
都市部の路上で撮影された写真では、人物や動物との偶発的な出会いやその動作に反応しながら、画面の構図を作り出しされています。駅の階段から階下を見下ろす視点とらえた(図5)や、路上に現れた一羽の白鳥をとらえた(図6)はそういった作品の好例と言えるでしょう。
(図5)
大阪
大阪駅
(図6)
水戸
一羽の白鳥
クローズアップで被写体を捉えた写真は、彼女の光と形、構図への強い意識を際立ったかたちであらわしており、一見すると、なぜこのようなものに興味を持ったのだろうと不思議に思われるものを画面の中にとらえています。たとえば、公園の遊具の一部と思しきオレンジ色の梯子を捉えた(図7)や雪の残る日に洗濯物を干している(図8)は、断片的な景色でありながら、光と影、空間とものの色の組み合わせなどへの関心から目を向けたことを伺わせます。
(図7)
東京
オレンジ色の梯子
(図8)
山ノ内町
洗濯物
エミリー・シュアの写真は、日本にフォーカスをあわせ、その空間や事物の特徴を精緻にとらえ、なおかつ「外国人の目から見た日本」という安易なエキゾチシズムには回収されない、芯の通ったものの見方に裏打ちされているように思われます。
(こばやし みか)
■小林美香 Mika KOBAYASHI
写真研究者・東京国立近代美術館客員研究員。国内外の各種学校/機関で写真に関するレクチャー、ワークショップ、展覧会を企画、雑誌に寄稿。2007-08年にAsian Cultural Councilの招聘、及び Patterson Fellow としてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。
2010年より東京国立近代美術館客員研究員、2014年から東京工芸大学非常勤講師を務める。
~~~~~~~~
◆「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展は本日が最終日です。
○<現代版画史上、最強のセンター。
埼玉県立近代美術館の「版画の景色」展もいよいよ3月25日まで。1974年に会員制の共同版元として発足、80人の作家による700点の版画を世に送り出した「現代版画センター」の十年の軌跡をたどる展覧会です。草創期の数年に関わった私も、先週日曜はトークショーに参加。44年前の記憶が昨日のように鮮明なことに自分の年齢を痛感しました(笑)。ビュールレ・コレクション展出品のルノワールが「絵画史上、最強のセンター(美少女)」であるならば、こちらはまさに「現代版画史上、最強のセンター」といえるでしょう。
作品は草間彌生『南瓜』1982 →
(20180322/西岡文彦さんのfacebookより)>
現代版画センターのエディション作品を展覧会が始まった1月16日から毎日ご紹介してきましたが、最終日の本日は西岡さん推薦の草間彌生「南瓜」です(エディション番号523)。
草間彌生
「南瓜」
1982年
シルクスクリーン(刷り:美学校研修科)
Image size: 69.0×55.0cm
Sheet size: 86.0×63.0cm
Ed.50
サインあり
*美学校シルクスクリーン研修作品、
監修:岡部徳三
展覧会をご覧になった後、どうぞ駒込の「ときの忘れもの」にもお立ち寄りください。JRで北浦和駅~田端駅で山手線に乗り換え~駒込駅下車、徒歩8分です(地図)。
ときの忘れものは本日25日(日)開廊しています。
現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログは、ときの忘れもので扱っています。
現代版画センターは会員制による共同版元として1974年~1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。
○西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色」は1月24日、2月14日、3月14日の全3回掲載しました。
○光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について」(1月28日ブログ)
○荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て」(1月31日ブログ)
○スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)
○倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)
○嶋﨑吉信さんのエッセイ~「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)
○大谷省吾さんのエッセイ~「版画の景色-現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)
○植田実さんのエッセイ「美術展のおこぼれ 第47回」(3月4日ブログ)
○土渕信彦さんのエッセイ<埼玉県立近代美術館「版画の景色ー現代版画センターの軌跡」展を見て>(3月8日ブログ)
○現代版画センターに参加した刷り師たち(3月11日ブログ)
○現代版画センターの生みの親 井上房一郎と久保貞次郎(3月13日ブログ)
○中村茉貴さんのエッセイ「美術館に瑛九を観に行く 第22回埼玉県立近代美術館」(3月20日ブログ)
○塩野哲也さんの編集思考室シオング発行のWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号が展覧会を取材し、87~95ページにかけて特集しています。
○毎日新聞2月7日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しは<「志」追った運動体>。
○3月4日のNHK日曜美術館のアートシーンで紹介されました。
○朝日新聞3月13日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は小川雪さん、見出は<版画に込めた情熱と実験精神>。
○月刊誌『建築ジャーナル』2018年3月号43ページに特集が組まれ、見出しは<運動体としての版画表現 時代を疾走した「現代版画センター」を検証する>。
○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号で1983年のウォーホル全国展が紹介されています。
○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
●書籍・カタログのご案内
『植田正治写真展―光と陰の世界―Part II』図録
2018年3月8日刊行
ときの忘れもの 発行
24ページ
B5判変形
図版18点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:800円(税込)※送料別途250円

『植田正治写真展―光と陰の世界―Part I』図録
2017年
ときの忘れもの 発行
36ページ
B5判
図版33点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)
価格:800円(税込)※送料別途250円
◆小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

エミリー・シュア『Super Extra Natural!: Images from Japan 2004-2016』
(図1)『Super Extra Natural!: Images from Japan 2004-2016』(KEHRER, 2018)表紙
(図2)Playground, Atami (熱海、公園)
今回紹介するのは、ロサンゼルスを拠点に活動する写真家エミリー・シュア(Emily Shur)の写真集『Super Extra Natural!: Images from Japan 2004-2016』です。(こちらのページで写真集全体を通覧する動画を見ることができます)タイトルにもある通り、この写真集は彼女が2004 年から2016 年の間に、16 回日本を訪問して撮影した写真をまとめたものです。シュアのウェブサイトを見ると明らかなように、彼女は拠点とするロサンゼルスでは著名人のポートレート写真や広告写真などの仕事を手がけていますが、この写真集は彼女の個人的な作品であり、コミッションの仕事の写真とは趣が大きく異なっています。
日本の自然や文化に惹かれ日本で写真を撮る外国の写真家の作品というと、なにがしかのテーマ(観光地、自然や、文化、歴史、都市、産業など)に基づいて制作され、土地の固有性を描き出すドキュメンタリー作品が連想されることが多いですが、この写真集は、特定のテーマによって構成されているのではなく、彼女が関心の赴くままにさまざまな土地を訪れ、その時々の状況に反応するようにして撮影した写真が集積してできあがっています。写真の中には、場所を特定できるような建物や史跡が捉えられているものもありますが、多くにはごくありふれた街角、自然の景色、路上の光景や事物などが捉えられており、強いて言えば彼女の視点から捉えられた日本のストリートフォトをまとめた写真集であるといえます。写真のシークエンスによって具体的なストーリーが展開するよう構成ではなく、一点一点の写真を通して、それぞれの場所に足を止めて周囲を見渡し、そこでシャッターを切ることを決めた彼女の判断の仕方を追体験できるように丁寧に編集されています。
『SUPER EXTRA NATURAL!』というタイトルは、彼女が日本で日本の写真を撮る中で抱いた感覚や驚きを表したものであり、そのことは写真集の表紙のデザインにも反映されています(図1)。小川のながれる風景の中にピンク色の曲線が重ねあわせた奇妙な画面ですが、写真集を見ていくと、風景は伊勢志摩で撮影され、ピンク色の曲線は熱海の公園で撮影された遊具の一部であることがわかります(図2)。風景と遊具を重ねあわせるのは、一見突飛なアイデアのようにも思われますが、異なる要素(自然なものと人工物)が組み合わさって思いがけない様相を表すことへの驚きを視覚的に表したものと見ることもできます。
シュアは、日本では時間や季節によって光が豊かな表情を持つことに惹かれ、日本で歩き回りながら写真を撮ることは、周辺の状況に反応しながら感覚をチューニングするような行為だと語っています。また、その時々の光の中で空間とものとの関係を探りながら捉えていくような繊細なアプローチを見て取ることができます。たとえば、宮島の厳島神社の鳥居とその周辺の光景を捉えた写真(図3)や江ノ島の岩場の窪みに置かれたものを捉えた写真(図4)は、空間の広がりやものの形、色合いが相互にどのように関わっているのかを注視する視線を意識させます。
(図3)宮島厳島神社
(図4)江ノ島
所持品
都市部の路上で撮影された写真では、人物や動物との偶発的な出会いやその動作に反応しながら、画面の構図を作り出しされています。駅の階段から階下を見下ろす視点とらえた(図5)や、路上に現れた一羽の白鳥をとらえた(図6)はそういった作品の好例と言えるでしょう。
(図5)大阪
大阪駅
(図6)水戸
一羽の白鳥
クローズアップで被写体を捉えた写真は、彼女の光と形、構図への強い意識を際立ったかたちであらわしており、一見すると、なぜこのようなものに興味を持ったのだろうと不思議に思われるものを画面の中にとらえています。たとえば、公園の遊具の一部と思しきオレンジ色の梯子を捉えた(図7)や雪の残る日に洗濯物を干している(図8)は、断片的な景色でありながら、光と影、空間とものの色の組み合わせなどへの関心から目を向けたことを伺わせます。
(図7)東京
オレンジ色の梯子
(図8)山ノ内町
洗濯物
エミリー・シュアの写真は、日本にフォーカスをあわせ、その空間や事物の特徴を精緻にとらえ、なおかつ「外国人の目から見た日本」という安易なエキゾチシズムには回収されない、芯の通ったものの見方に裏打ちされているように思われます。
(こばやし みか)
■小林美香 Mika KOBAYASHI
写真研究者・東京国立近代美術館客員研究員。国内外の各種学校/機関で写真に関するレクチャー、ワークショップ、展覧会を企画、雑誌に寄稿。2007-08年にAsian Cultural Councilの招聘、及び Patterson Fellow としてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。
2010年より東京国立近代美術館客員研究員、2014年から東京工芸大学非常勤講師を務める。
~~~~~~~~
◆「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展は本日が最終日です。
○<現代版画史上、最強のセンター。
埼玉県立近代美術館の「版画の景色」展もいよいよ3月25日まで。1974年に会員制の共同版元として発足、80人の作家による700点の版画を世に送り出した「現代版画センター」の十年の軌跡をたどる展覧会です。草創期の数年に関わった私も、先週日曜はトークショーに参加。44年前の記憶が昨日のように鮮明なことに自分の年齢を痛感しました(笑)。ビュールレ・コレクション展出品のルノワールが「絵画史上、最強のセンター(美少女)」であるならば、こちらはまさに「現代版画史上、最強のセンター」といえるでしょう。
作品は草間彌生『南瓜』1982 →
(20180322/西岡文彦さんのfacebookより)>
現代版画センターのエディション作品を展覧会が始まった1月16日から毎日ご紹介してきましたが、最終日の本日は西岡さん推薦の草間彌生「南瓜」です(エディション番号523)。
草間彌生「南瓜」
1982年
シルクスクリーン(刷り:美学校研修科)
Image size: 69.0×55.0cm
Sheet size: 86.0×63.0cm
Ed.50
サインあり
*美学校シルクスクリーン研修作品、
監修:岡部徳三
展覧会をご覧になった後、どうぞ駒込の「ときの忘れもの」にもお立ち寄りください。JRで北浦和駅~田端駅で山手線に乗り換え~駒込駅下車、徒歩8分です(地図)。
ときの忘れものは本日25日(日)開廊しています。
現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログは、ときの忘れもので扱っています。
現代版画センターは会員制による共同版元として1974年~1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。
○西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色」は1月24日、2月14日、3月14日の全3回掲載しました。
○光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について」(1月28日ブログ)
○荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て」(1月31日ブログ)
○スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)
○倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)
○嶋﨑吉信さんのエッセイ~「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)
○大谷省吾さんのエッセイ~「版画の景色-現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)
○植田実さんのエッセイ「美術展のおこぼれ 第47回」(3月4日ブログ)
○土渕信彦さんのエッセイ<埼玉県立近代美術館「版画の景色ー現代版画センターの軌跡」展を見て>(3月8日ブログ)
○現代版画センターに参加した刷り師たち(3月11日ブログ)
○現代版画センターの生みの親 井上房一郎と久保貞次郎(3月13日ブログ)
○中村茉貴さんのエッセイ「美術館に瑛九を観に行く 第22回埼玉県立近代美術館」(3月20日ブログ)
○塩野哲也さんの編集思考室シオング発行のWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号が展覧会を取材し、87~95ページにかけて特集しています。
○毎日新聞2月7日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しは<「志」追った運動体>。
○3月4日のNHK日曜美術館のアートシーンで紹介されました。
○朝日新聞3月13日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は小川雪さん、見出は<版画に込めた情熱と実験精神>。
○月刊誌『建築ジャーナル』2018年3月号43ページに特集が組まれ、見出しは<運動体としての版画表現 時代を疾走した「現代版画センター」を検証する>。
○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号で1983年のウォーホル全国展が紹介されています。
○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。

出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
●書籍・カタログのご案内
『植田正治写真展―光と陰の世界―Part II』図録2018年3月8日刊行
ときの忘れもの 発行
24ページ
B5判変形
図版18点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:800円(税込)※送料別途250円

『植田正治写真展―光と陰の世界―Part I』図録
2017年
ときの忘れもの 発行
36ページ
B5判
図版33点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)
価格:800円(税込)※送料別途250円
◆小林美香のエッセイ「写真集と絵本のブックレビュー」は毎月25日の更新です。
●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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