一昨日終了した「銀塩写真の魅力Ⅶ 20世紀の肖像」には決して多いとな言えない（むしろごく少数の）お客様の来場でしたが、マン・レイ、平嶋彰彦、金坂健二など、この時期としては望外の売上で社長はゴキゲンであります。
先の見えない不安定な状況下、例年３月に開催されてきた「ART FAIR TOKYO 2021」が二年ぶりに開催の運びとなりました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、Webからの完全予約制で、顔認証システムでのご入場となりますのでご注意ください。若干ですが招待券がありますので、ご希望の方はメールにてお申込みください。
「春の小コレクション／吉田博と大正版画」
会期：2021年3月10日（水）― 3月19日（金）
左から、橋口五葉「盆もてる女」、吉田博「瀬戸内海集 帆船 朝」、竹久夢二「女人伴天連第7話 南蛮寺」（婦人グラフ挿絵）
画廊では明後日10日から「春の小コレクション／吉田博と大正版画」と題して、大正時代の新版画、創作版画の秀作を展示いたします。
亭主の好きな恩地孝四郎、戸張孤雁、長谷川潔など創作版画は時々ご覧にいれてきましたが、橋口五葉や吉田博などの新版画についてはブログでもほとんど触れてきませんでした。
創作版画に比べれば扱った点数も圧倒的に少なく、知見もありません。
東京都美術館で開催中の「没後70年 吉田博展」（3月28日まで）に刺激されて、そういえばと思い出したのが新版画のコレクションという、はなはだ泥縄式でありまして、どうしたものかと一瞬思案したのですが、作品は素晴らしく（エヘン）、こういう機会でないと皆様にご紹介することもできないので、僅か10点ばかりのささやかな小展示ですがお楽しみください。
吉田博「瀬戸内海集 帆船 朝」 大正15年（1926年）
竹久夢二「女人伴天連第7話 南蛮寺」（婦人グラフ挿絵） 大正13年（1924年）
左から、橋口五葉「盆もてる女」 大正9年（1920年）
戸張孤雁「玉乗り」 大正3年（1914年）
戸張孤雁「小田原妓楼」 大正10年（1921年）
橋口五葉「盆もてる女」 大正9年（1920年）
織田一磨《大阪風景 永大濱》 大正6年（1917年）
織田一磨《大阪風景 住吉》 大正7年（1918年）
川上澄生（作品）年代不詳（参考出品）
左から、恩地孝四郎《四月》（婦人グラフ表紙） 大正14年（1925年）
恩地孝四郎《抒情五種3 慈に泪す》 大正3年（1914年）＊『月映VI』所収
左から、戸張孤雁「年賀状」 大正10年（1921年）
長谷川潔「裸婦」 大正４年頃（1915年頃）
以上11点じゃあ、余りにも少ない。せっかく来て下さるお客様に申し訳ないということで、同時代（明治から大正期）のフォーゲラーの作品も展示しています。
ハインリッヒ・フォーゲラー「愛」 1896年 銅版 34.0×37.0cm サインあり
ハインリッヒ・フォーゲラー「春」 1896年 銅版 34.5×24.0cm サインあり
ハインリッヒ・フォーゲラー「春のメルヘン」 1912年 銅版 33.0×23.0cm 版上サインあり
ハインリッヒ・フォーゲラー『DAS GRAPHISCHE WERK』より「春に」 1974年 銅版 9.0×14.0cm 版上サインあり
＜出品作品＞
１）橋口五葉
橋口五葉「盆もてる女」
大正9年（1920年）
木版（後年の復刻版）
イメージサイズ：38.2×25.0cm
シートサイズ：40.0×26.5cm
２）吉田博
吉田博「瀬戸内海集 帆船 朝」
大正15年（1926年）
木版
イメージサイズ：51.0×36.0cm
シートサイズ：54.6×40.0cm
３）竹久夢二
竹久夢二「女人伴天連第7話 南蛮寺」
（婦人グラフ挿絵）
大正13年（1924年）
木版
24.5×11.2cm
４）戸張孤雁
戸張孤雁「年賀状」
大正10年（1921年）
木版（1976年、原版木より後摺り）
イメージサイズ：10.0x15.3cm
シートサイズ：25.5x18.1cm
Ed. 275
＊現代版画センター・エディション
＊戸張孤雁の版木はその後、愛知県美術館に収蔵された
５）戸張孤雁
戸張孤雁「小田原妓楼」
大正10年（1921年）
木版
イメージサイズ：45.7×32.2cm
シートサイズ：48.0×35.0cm
６）戸張孤雁
戸張孤雁「玉乗り」
大正3年（1914年）
木版（1976年、原版木より後摺り）
イメージサイズ：35.0×25.0cm
＊戸張孤雁の版木はその後、愛知県美術館に収蔵された
７）恩地孝四郎
恩地孝四郎《抒情五種3 慈に泪す》
大正3年（1914年）
木版
イメージサイズ：13.8×9.5cm
シートサイズ：24.8×17.8cm
＊『月映VI』所収
８）恩地孝四郎
恩地孝四郎《四月》
（婦人グラフ表紙）
大正14年（1925年）
木版
17.8x19.3cm
９）長谷川潔
長谷川潔
「裸婦」
大正４年頃（1915年頃）
木版（1986年、原版木より後摺り）
イメージサイズ：9.6×7.4㎝
シートサイズ：22.8×15.9㎝
10）織田一磨
織田一磨《大阪風景 永大濱》
大正6年（1917年）
石版（リトグラフ）
イメージサイズ：30.4×46.0cm
シートサイズ：32.4×48.0cm
サインあり
11）織田一磨
織田一磨《大阪風景 住吉》
大正7年（1918年）
石版（リトグラフ）
イメージサイズ：43.0×28.0cm
シートサイズ：48.5×33.5cm
サインあり
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『東京回顧図絵』15点完全セット
大正時代の作品ではありませんが、大正から昭和初期の東京風景を描いた『東京回顧図絵』（1945年、木版、15点組）をご紹介します。
●東京回顧図絵たとう
●東京回顧図絵扉、奥付
●東京回顧図絵刊行の辞、収録作品リスト
●恩地孝四郎「二重橋」
●平塚運一「赤坂離宮」
●山口源「明治神宮」
●恩地孝四郎「東京駅」
●川上澄生「九段大鳥居」
●前田政雄「国宝赤門」
●齋藤清「浅草観音堂」
●恩地孝四郎「上野動物園」
●山口源「芝 増上寺」
●関野準一郎「赤坂見附弁慶橋」
●平塚運一「数寄屋橋」
●川上澄生「夜の銀座」
●畦地梅太郎「泉岳寺墓所」
●前川千帆「本所工場地帯」
●前川千帆「新宿の夜」
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先（住所）」を明記してください。
●東京都美術館で「没後70年 吉田博展」が3月28日（日）まで開催されています。
●東京・天王洲アイルの寺田倉庫 WHAT で「謳う建築」展が5月30日（日）まで開催され、佐藤研吾が出品しています。
●ときの忘れものが青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込５丁目４の１ LAS CASAS に移転して3年が経ちました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会（Web展）を開催しています。
WEBマガジン＜コラージ2017年12月号18～24頁＞の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間＝火曜～土曜の平日11時～19時。＊日・月・祝日は休廊。
先の見えない不安定な状況下、例年３月に開催されてきた「ART FAIR TOKYO 2021」が二年ぶりに開催の運びとなりました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、Webからの完全予約制で、顔認証システムでのご入場となりますのでご注意ください。若干ですが招待券がありますので、ご希望の方はメールにてお申込みください。
「春の小コレクション／吉田博と大正版画」
会期：2021年3月10日（水）― 3月19日（金）
左から、橋口五葉「盆もてる女」、吉田博「瀬戸内海集 帆船 朝」、竹久夢二「女人伴天連第7話 南蛮寺」（婦人グラフ挿絵）
画廊では明後日10日から「春の小コレクション／吉田博と大正版画」と題して、大正時代の新版画、創作版画の秀作を展示いたします。
亭主の好きな恩地孝四郎、戸張孤雁、長谷川潔など創作版画は時々ご覧にいれてきましたが、橋口五葉や吉田博などの新版画についてはブログでもほとんど触れてきませんでした。
創作版画に比べれば扱った点数も圧倒的に少なく、知見もありません。
東京都美術館で開催中の「没後70年 吉田博展」（3月28日まで）に刺激されて、そういえばと思い出したのが新版画のコレクションという、はなはだ泥縄式でありまして、どうしたものかと一瞬思案したのですが、作品は素晴らしく（エヘン）、こういう機会でないと皆様にご紹介することもできないので、僅か10点ばかりのささやかな小展示ですがお楽しみください。
吉田博「瀬戸内海集 帆船 朝」 大正15年（1926年）
竹久夢二「女人伴天連第7話 南蛮寺」（婦人グラフ挿絵） 大正13年（1924年）
左から、橋口五葉「盆もてる女」 大正9年（1920年）戸張孤雁「玉乗り」 大正3年（1914年）
戸張孤雁「小田原妓楼」 大正10年（1921年）
橋口五葉「盆もてる女」 大正9年（1920年）
織田一磨《大阪風景 永大濱》 大正6年（1917年）
織田一磨《大阪風景 住吉》 大正7年（1918年）
川上澄生（作品）年代不詳（参考出品）
左から、恩地孝四郎《四月》（婦人グラフ表紙） 大正14年（1925年）恩地孝四郎《抒情五種3 慈に泪す》 大正3年（1914年）＊『月映VI』所収
左から、戸張孤雁「年賀状」 大正10年（1921年）長谷川潔「裸婦」 大正４年頃（1915年頃）
以上11点じゃあ、余りにも少ない。せっかく来て下さるお客様に申し訳ないということで、同時代（明治から大正期）のフォーゲラーの作品も展示しています。
ハインリッヒ・フォーゲラー「愛」 1896年 銅版 34.0×37.0cm サインあり
ハインリッヒ・フォーゲラー「春」 1896年 銅版 34.5×24.0cm サインあり
ハインリッヒ・フォーゲラー「春のメルヘン」 1912年 銅版 33.0×23.0cm 版上サインあり
ハインリッヒ・フォーゲラー『DAS GRAPHISCHE WERK』より「春に」 1974年 銅版 9.0×14.0cm 版上サインあり＜出品作品＞
１）橋口五葉
橋口五葉「盆もてる女」大正9年（1920年）
木版（後年の復刻版）
イメージサイズ：38.2×25.0cm
シートサイズ：40.0×26.5cm
２）吉田博
吉田博「瀬戸内海集 帆船 朝」大正15年（1926年）
木版
イメージサイズ：51.0×36.0cm
シートサイズ：54.6×40.0cm
３）竹久夢二
竹久夢二「女人伴天連第7話 南蛮寺」（婦人グラフ挿絵）
大正13年（1924年）
木版
24.5×11.2cm
４）戸張孤雁
戸張孤雁「年賀状」大正10年（1921年）
木版（1976年、原版木より後摺り）
イメージサイズ：10.0x15.3cm
シートサイズ：25.5x18.1cm
Ed. 275
＊現代版画センター・エディション
＊戸張孤雁の版木はその後、愛知県美術館に収蔵された
５）戸張孤雁
戸張孤雁「小田原妓楼」大正10年（1921年）
木版
イメージサイズ：45.7×32.2cm
シートサイズ：48.0×35.0cm
６）戸張孤雁
戸張孤雁「玉乗り」大正3年（1914年）
木版（1976年、原版木より後摺り）
イメージサイズ：35.0×25.0cm
＊戸張孤雁の版木はその後、愛知県美術館に収蔵された
７）恩地孝四郎
恩地孝四郎《抒情五種3 慈に泪す》大正3年（1914年）
木版
イメージサイズ：13.8×9.5cm
シートサイズ：24.8×17.8cm
＊『月映VI』所収
８）恩地孝四郎
恩地孝四郎《四月》（婦人グラフ表紙）
大正14年（1925年）
木版
17.8x19.3cm
９）長谷川潔
長谷川潔「裸婦」
大正４年頃（1915年頃）
木版（1986年、原版木より後摺り）
イメージサイズ：9.6×7.4㎝
シートサイズ：22.8×15.9㎝
10）織田一磨
織田一磨《大阪風景 永大濱》大正6年（1917年）
石版（リトグラフ）
イメージサイズ：30.4×46.0cm
シートサイズ：32.4×48.0cm
サインあり
11）織田一磨
織田一磨《大阪風景 住吉》大正7年（1918年）
石版（リトグラフ）
イメージサイズ：43.0×28.0cm
シートサイズ：48.5×33.5cm
サインあり
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『東京回顧図絵』15点完全セット大正時代の作品ではありませんが、大正から昭和初期の東京風景を描いた『東京回顧図絵』（1945年、木版、15点組）をご紹介します。
●東京回顧図絵たとう
●東京回顧図絵扉、奥付
●東京回顧図絵刊行の辞、収録作品リスト
●恩地孝四郎「二重橋」
●平塚運一「赤坂離宮」
●山口源「明治神宮」
●恩地孝四郎「東京駅」
●川上澄生「九段大鳥居」
●前田政雄「国宝赤門」
●齋藤清「浅草観音堂」
●恩地孝四郎「上野動物園」
●山口源「芝 増上寺」
●関野準一郎「赤坂見附弁慶橋」
●平塚運一「数寄屋橋」
●川上澄生「夜の銀座」
●畦地梅太郎「泉岳寺墓所」
●前川千帆「本所工場地帯」
●前川千帆「新宿の夜」
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先（住所）」を明記してください。
●東京都美術館で「没後70年 吉田博展」が3月28日（日）まで開催されています。
●東京・天王洲アイルの寺田倉庫 WHAT で「謳う建築」展が5月30日（日）まで開催され、佐藤研吾が出品しています。
●ときの忘れものが青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込５丁目４の１ LAS CASAS に移転して3年が経ちました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会（Web展）を開催しています。
WEBマガジン＜コラージ2017年12月号18～24頁＞の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間＝火曜～土曜の平日11時～19時。＊日・月・祝日は休廊。
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