Artists Recently 第12回/光嶋裕介

皆さま、こんにちは、光嶋裕介です。
このたび、大阪の中央公会堂で7月18日から開催されるART OSAKA 2021の「ときの忘れもの」ブースにて、個展をさせてもらう運びとになりました。日本を代表する多くのギャラリーが参加し、最新のアート作品が集うフェアにて改めて新作を含む15点の作品を展示させてもらうことにワクワクしております。建築家が3次元空間を創造するために様々な創作を試みる中で、私は2次元のドローイングを通して建築を思考することを創作の中心に据えて活動しています。建築に込めた想いをドローイングの中に表現する。建築と自然のあり方を考える。排除に基づいた統一感ではなく、雑多なものを同居させた集合的な美しさを探求しながら、「幻想都市風景」と題して、作品を発表させてもらってきました。建築家は他者からの要請で仕事がはじまる集団的創造に関与しますが、ドローイングは、内的なところから発芽する個人的創造です。作品を介して多くの方々と対話を重ねることが、次なる創作の大切な発露となっています。一人でも多くの方と会場でお会いできることを心より楽しみにしています。

光嶋裕介(建築家)

光嶋裕介 Yusuke KOSHIMA
建築家、一級建築士。
1979年米国ニュージャージー州生。 87年に日本に帰国。 以降、カナダ(トロント)、 イギリス(マンチェスター)、 東京で育ち、最終的に 早稲田大学大学院修士課程建築学を 2004年に卒業。 同年にザウアブルッフ・ハットン・ アーキテクツ(ベルリン)に就職。 2008年にドイツより帰国し、 光嶋裕介建築設計事務所を主宰。 首都大学東京にて、助教(2012-15) 神戸大学にて、客員准教授(2015-) 桑沢デザイン研究所(2010-)、 日本大学短期大学部(2011-12)、 大阪市立大学(2013-)、 早稲田大学(2019-2019)、 名古屋工業大学(2017-2020)にて、常勤講師。
建築作品に《凱風館(神戸、2011)》、 《旅人庵(京都、2015)》、 《森の生活(長野、2018)》など多数著作に『増補 みんなの家。』(筑摩書房)、 『幻想都市風景』(羽鳥書店)、 『これからの建築』(ミシマ社)など多数

ときの忘れものは「ART OSAKA 2021」に出展します。
会期:2021.7.18 sun ─ 7.20 tue
会場:大阪市中央公会堂 3階
AF大阪チラシ大_00001今年の会場は商都大阪が誇る名建築、中之島の中央公会堂(大正7年竣工、国の重要文化財)です。
開廊以来、建築家の作品をメインとしてきたときの忘れものとしては願ってもない機会と考え、神戸で活躍する新進建築家・光嶋裕介の個展で出展参加します。出品作品はブログ7月13日をご覧ください。
光嶋裕介のエッセイはこちらからお読みください。


●本日のお勧め作品は光嶋裕介です。
幻想都市風景-2021PASTEL-1《幻想都市風景-2021PASTEL-1》
2021
紙にインク、パステル
イメージサイズ:32.2×18.0cm
シートサイズ:34.4×25.2cm
サインあり

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●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。