メカスさんのいないクリスマスイブ
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今日はジョナス・メカスさんの99歳の誕生日です(Jonas Mekas 1922年12月24日 - 2019年1月23日)。御存命なら、来年100歳を迎えるメカスさん。

日本を代表する詩人・吉増剛造さんがジョナス・メカスさんを悼む映画の製作が進行しています(現代日本最高の詩人吉増剛造がNYへ、米国前衛映画界の父・詩人の故ジョナス・メカスを悼む映画)。
映画監督の井上春生さんからメッセージが届きました。
7306a82d-sすでに国際映画祭用の映画は11/1に完成しています。
エンドロール情報等はHPに記載しています。
来年の公開を目指していきます。
https://www.vertigo-web.com/
東京は晴れています。
みなさまのお住まいの場所はいかがですか?
今日も、良き日になりますように。井上



亭主が初めてメカスさんに会ったのは1983年の春、NYでした。
その年の暮れに日本にお招きして以来、長いお付き合いになりました。
版画センタージョナス・メカス展@原美術館01PICT00141983年12月1日原美術館にて、左から、靉嘔、綿貫不二夫、木下哲夫ジョナス・メカス

ときの忘れものは毎年のようにメカスさんの展覧会や上映会、ギャラリートークなどを開いてきましたが、今年はコロナ禍で思うような企画もできませんでした。
嬉しかったのは、メカスさんの縁で、駐日リトアニア共和国特命全権大使のゲディミナス・バルブオリス閣下、バルブオリス夫人、駐日リトアニア共和国公使参事官アルギマンタス・ミセヴィチュス氏がときの忘れものへいらして下さったことです。
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来年のメカス生誕100年に向けての企画も進んでいるとのことです。この時のことはブログ3月26日『スタッフSの海外ネットサーフィン 番外編「一日だけのジョナス・メカス展」』をご覧ください。

来年は生誕100年、おそらくアメリカ、故郷リトアニアはじめ世界中で記念の催しが開かれることでしょう。もちろん、日本でも。
メカスさんが遺した仕事の数々、ネットワーク、映像文化への貢献について、私たちもあらためて考えてみたいと思います。
このブログでも多くの皆さんにメカスさんについて語っていただきました。

●ジョナス・メカスに関する主なブログ記事索引
ジョナス・メカス 「1983年12月初来日時のインタビュー」
ジョナス・メカス 「初めてのカタログ」
ジョナス・メカス 『ジョナス・メカス ノート、対話、映画』
ジョナス・メカス 「わたしたちはどこにいるのか」
原茂  「天使の謡う夜に~ジョナス・メカス展オープニング」
中村惠一 「リトアニアへの旅の追憶」を見て
ヴィートウタス・ランズベルギス 「メカス マチューナス フルクサス」
西村智弘 「ジョナス・メカスをめぐる断章」(全三回)
植田実 「美術展のおこぼれ第27回 ジョナス・メカス写真展」
植田実 『メカスの映画日記 ニュー・アメリカン・シネマの起源1959-1971』
トゥルーリ・オカモチェク 「虹の彼方 こことどこかをつなぐ、アーティストたちとの遊飛行」
岡本零 「DEAR JONAS MEKAS -僕たちのすきなジョナス・メカスー」
小林美香 「写真のバックストーリー第31回 ジョナス・メカス」
西村大佑 「ジョナス・メカス横須賀上映会」
木下哲夫 「ジョナス・メカス”富士山へのみちすがら”リトアニアのパーカッションの調べに乗せて」
木下哲夫インタビュー 「ジョナス・メカスとの40年」
井戸沼紀美 「ジョナス・メカスとその日々をみつめて」
井戸沼紀美 「東京と京都で Sleepless Nights Stories 上映会」
井戸沼紀美 「メカスさんに会った時のこと」
佐伯誠 「その人のこと、少しだけ_追憶のジョナス・メカス」
松本綾子 「ジョナスメカス と チバクローム」
若林良 『ジョナス・メカス論集 映像詩人の全貌』発刊
画廊亭主 「ジョナス・メカスの初来日」

●本日のお勧めはジョナス・メカスです。
mekas_11_andy-leeジョナス・メカス Jonas MEKAS
《アンディとリー。この夏、アンディはビデオをたくさん撮った。ほとんどは家の窓越しに。モントーク、1972年8月》
2000年
Type-Cプリント
30.0×20.0cm
Ed.10
サインあり
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●冬季休廊のお知らせ
ときの忘れものは、12月26日(日)~1月3日(月)まで冬季休廊いたします。
休廊中にいただいたメールには1月4日(火)以降に順次ご返信いたします。

●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会Web展)を開催し、美術書の編集事務所としても活動しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。