『塩見允枝子+フルクサス』展開催を記念し、限定版カタログ(限定365部、価格:3,300円)とアタッシェケース入り特装版(限定35部)を刊行しました。


ご注文、お問い合わせはメールにてどうぞ。
●カタログ限定版(365部)表紙

「塩見允枝子+フルクサス」展
会期=2022年9月2日(金)~9月17日(土)※日・月・祝日休廊
国際的芸術家集団・フルクサスのメンバーで今もなお旺盛な活動を展開する塩見允枝子先生は、現在開催中の国際芸術祭「あいち2022」に選出され、パフォーマンス上演と新作「スペイシャル・ポエム2022」を展示しています。ときの忘れものでは、9月2日より「塩見允枝子+フルクサス」展を開催いたします。

塩見先生ご自身に企画監修いただいた特装版には、1990年に作曲された「ジョージ・マチューナスへの鎮魂曲」のオリジナル・カセットテープと同曲の塩見先生による自筆譜、サイン入りはがきがアタッシェケースに収納されています(限定35部)。
このレクイエムは、フルクサスの創始者ジョージ・マチューナス(1931~78)を偲んで捧げられたものですが、塩見先生自身にとっても大事な楽曲です。90年代に入るとマチューナス没後、個別に沈静化していたフルクサスメンバーの活動が再び盛んになりますが、その端緒ともいうべきイベントが「ウビ・フルクサス・イビ・モートゥス」(フルクサスあるところに動きあり)でした。ヴェネツィア・ビエンナーレの一環ともいわれるこのフェスティバルに、ほぼ四半世紀を経て参加した塩見先生は、マチューナスの13回忌にもあたることから短いレクイエムを作曲し、チェンバロの音色で録音し、小型テープレコーダーと一緒に持参したのでした。
「その機械で、仲間の一人一人にレクイエム(鎮魂歌)を再生して聴いてもらったのです。皆さん、その間はとても瞑想的な表情になって、聴き終えると、『美しい音楽だね、きっとジョージ喜んでいるよ』と言ってくれました。あれほどお世話になりながら、何の恩返しをすることもなく、旅立っていった人に対する追悼と感謝の気持を、何かのかたちで表したかったのです。そして、彼の遺骨は大西洋に撒かれたと聴いていましたから、滞在最終日には、そのテープを海に流しました」(『フルクサスとは何か』より)。
塩見先生は、持参したテープレコーダーでフルクサス館内の物音や人の声を録音し、帰国後それらの音を加えて作曲し直し、テープ音楽として出版したのが「ジョージ・マチューナスへの鎮魂曲」でした。1976年のスペイシャル・ポエム以降、途絶えがちだったフルクサス関係の人々との交流が復活し、再び塩見先生が海外の催事へ参加するきっかけとなったのが本作です。出版後ながらく絶版となっていたため、『塩見允枝子+フルクサス』展の記念版として再出版することをご提案いただきました。
カセットテープはオリジナルから今回新たにダビングしました。ジャケットもオリジナルを再現、ビエンナーレ会場から帰る塩見先生が船上から撮影したフルクサス館の写真を使用しています。
また、今回新たに1990年当時にご自分で演奏するために書いたという楽譜を限定印刷しました。これはまったくの未公開であり、浄書されていない手書きの楽譜で、作曲にあたっての先生の筆致を見ることができる貴重な作品です。
カセットテープは湿度や光の影響による経年劣化が避けられませんが、これを防ぐためテープ・楽譜・限定版カタログ、塩見先生サイン入り限定カードとともにアタッシェケースに収納して販売いたします。
カタログの内容は、日英併記の塩見允枝子テキスト「フルクサスの回想」、塩見允枝子作品の「主要作品解説」、塩見允枝子作品画像とフルクサスの作家たちの作品画像が掲載されています。


『塩見允枝子+フルクサス SHIOMI Mieko+FLUXUS』限定版カタログ
・塩見允枝子/作品点数:30点 図版点数:46図 挿図:12図(日英)
・フルクサス/9作家・作品点数:28点 図版点数:47図
(ジョージ・マチューナス、ナム・ジュン・パイク、靉嘔、斉藤陽子、アレン・ギンズバーグ、ジョナス・メカス、ヨーゼフ・ボイス、マース・カニングハム、ジョン・ケージ)
執筆:塩見允枝子「フルクサスの回想」「主要作品解説」
編集・デザイン:柴田卓
写真:Colla: J 塩野哲也
資料作成:尾立麗子、松下賢太
翻訳:新澤悠、勝見美生
体裁:サイズ24.0cm×16.0cm、110頁、日本語・英語併記
発行:ときの忘れもの
・限定版(365部) 3,300円 送料250円
・アタッシェケース入り特装版(限定35部)完売しました
A)カタログ本体限定番号入り、サイン入りはがき
B)「マチューナスへの鎮魂曲」オリジナルカセットテープ
C)同曲の塩見允枝子自筆譜面コピー・サイン入り(限定35部)
D)収納用アタッシェケース



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●カタログ限定版(365部)表紙

「塩見允枝子+フルクサス」展
会期=2022年9月2日(金)~9月17日(土)※日・月・祝日休廊
国際的芸術家集団・フルクサスのメンバーで今もなお旺盛な活動を展開する塩見允枝子先生は、現在開催中の国際芸術祭「あいち2022」に選出され、パフォーマンス上演と新作「スペイシャル・ポエム2022」を展示しています。ときの忘れものでは、9月2日より「塩見允枝子+フルクサス」展を開催いたします。

塩見先生ご自身に企画監修いただいた特装版には、1990年に作曲された「ジョージ・マチューナスへの鎮魂曲」のオリジナル・カセットテープと同曲の塩見先生による自筆譜、サイン入りはがきがアタッシェケースに収納されています(限定35部)。
このレクイエムは、フルクサスの創始者ジョージ・マチューナス(1931~78)を偲んで捧げられたものですが、塩見先生自身にとっても大事な楽曲です。90年代に入るとマチューナス没後、個別に沈静化していたフルクサスメンバーの活動が再び盛んになりますが、その端緒ともいうべきイベントが「ウビ・フルクサス・イビ・モートゥス」(フルクサスあるところに動きあり)でした。ヴェネツィア・ビエンナーレの一環ともいわれるこのフェスティバルに、ほぼ四半世紀を経て参加した塩見先生は、マチューナスの13回忌にもあたることから短いレクイエムを作曲し、チェンバロの音色で録音し、小型テープレコーダーと一緒に持参したのでした。
「その機械で、仲間の一人一人にレクイエム(鎮魂歌)を再生して聴いてもらったのです。皆さん、その間はとても瞑想的な表情になって、聴き終えると、『美しい音楽だね、きっとジョージ喜んでいるよ』と言ってくれました。あれほどお世話になりながら、何の恩返しをすることもなく、旅立っていった人に対する追悼と感謝の気持を、何かのかたちで表したかったのです。そして、彼の遺骨は大西洋に撒かれたと聴いていましたから、滞在最終日には、そのテープを海に流しました」(『フルクサスとは何か』より)。
塩見先生は、持参したテープレコーダーでフルクサス館内の物音や人の声を録音し、帰国後それらの音を加えて作曲し直し、テープ音楽として出版したのが「ジョージ・マチューナスへの鎮魂曲」でした。1976年のスペイシャル・ポエム以降、途絶えがちだったフルクサス関係の人々との交流が復活し、再び塩見先生が海外の催事へ参加するきっかけとなったのが本作です。出版後ながらく絶版となっていたため、『塩見允枝子+フルクサス』展の記念版として再出版することをご提案いただきました。
カセットテープはオリジナルから今回新たにダビングしました。ジャケットもオリジナルを再現、ビエンナーレ会場から帰る塩見先生が船上から撮影したフルクサス館の写真を使用しています。
また、今回新たに1990年当時にご自分で演奏するために書いたという楽譜を限定印刷しました。これはまったくの未公開であり、浄書されていない手書きの楽譜で、作曲にあたっての先生の筆致を見ることができる貴重な作品です。
カセットテープは湿度や光の影響による経年劣化が避けられませんが、これを防ぐためテープ・楽譜・限定版カタログ、塩見先生サイン入り限定カードとともにアタッシェケースに収納して販売いたします。
カタログの内容は、日英併記の塩見允枝子テキスト「フルクサスの回想」、塩見允枝子作品の「主要作品解説」、塩見允枝子作品画像とフルクサスの作家たちの作品画像が掲載されています。


『塩見允枝子+フルクサス SHIOMI Mieko+FLUXUS』限定版カタログ
・塩見允枝子/作品点数:30点 図版点数:46図 挿図:12図(日英)
・フルクサス/9作家・作品点数:28点 図版点数:47図
(ジョージ・マチューナス、ナム・ジュン・パイク、靉嘔、斉藤陽子、アレン・ギンズバーグ、ジョナス・メカス、ヨーゼフ・ボイス、マース・カニングハム、ジョン・ケージ)
執筆:塩見允枝子「フルクサスの回想」「主要作品解説」
編集・デザイン:柴田卓
写真:Colla: J 塩野哲也
資料作成:尾立麗子、松下賢太
翻訳:新澤悠、勝見美生
体裁:サイズ24.0cm×16.0cm、110頁、日本語・英語併記
発行:ときの忘れもの
・限定版(365部) 3,300円 送料250円
・アタッシェケース入り特装版(限定35部)完売しました
A)カタログ本体限定番号入り、サイン入りはがき
B)「マチューナスへの鎮魂曲」オリジナルカセットテープ
C)同曲の塩見允枝子自筆譜面コピー・サイン入り(限定35部)
D)収納用アタッシェケース

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