昨年の春、桐生の大川美術館で開催された『生誕110年 みんなのオノサト・トシノブ展』に連動して刊行された研究報告書をご紹介いたします。

『生誕110年 みんなのオノサト・トシノブ展』 研究報告書
20221224143253_00001編集:公益財団法人 大川美術館
   小此木美代子
翻訳:小川紀久子
デザイン:斉藤紀久美
制作:株式会社 上昌
発行:公益財団法人 大川美術館 (c)2022 
仕様:変形 B5サイズ、カラー全136ページ
価格:1,800円(税込)
梱包送料:250円は別途ご負担ください。
ときの忘れもので扱っています。

20230117160851_00001<目次>
「歩きなおし」の1950年代
 ―桐生のオノサト・トシノブ調査報告 小此木美代子
展覧会会場風景・章解説
 Ⅰ-1 模索―戦前
 Ⅰ-2 模索―戦後
 Ⅱ  「ベタ丸」誕生―
 Ⅲ  分割する円
 Ⅳ 「版画家」オノサト・トシノブ
 Ⅴ-1 無限の色面 1970年代
 Ⅴ-2 無限の色面 1980年代
資料篇
 桐生のオノサト
 桐生の若者たちとの交流の軌跡
 オノサト・トシノブのことば
 回想篇
みんなのオノサト・トシノブ略年譜
みんなのオノサト・トシノブ文献
出品リスト

「本書は、公益財団法人ポーラ美術振興財団より令和3年度に助成を受けた調査研究「オノサト・トシノブと戦後桐生の美術に関する研究」の報告書です。この調査研究に基づいて、大川美術館にて企画開催された「生誕110年 みんなのオノサト・トシノブ展」(会期:2022年4月23日~6月19日)の記録ならびに研究の過程で収集、作成した資料から構成しています。全136頁。」(大川美術館HPより引用

2015年07月24日ブログ/不運なオノサト、強運の瑛九 をお読みいただきたいのですが、日本の前衛絵画史で逸することのできないオノサト・トシノブに関してはなぜか研究書、カタログ、書籍が極端に少ない。オノサト絵画の全貌を俯瞰する作品集もただの一冊も存在しない(涙)。
ようやくオノサト終焉の地、桐生の大川美術館が上掲のレポートを刊行してくれました。
オノサトファンとしては涙が出るほどうれしい。
ぜひご購入ください。

大川美術館では、3月12日(日)まで「生誕110年記念 松本竣介デッサン50」を開催中です。
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会期:2023年1月14日(土)~3月12日(日)
会場:大川美術館
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) 
休館日:毎週月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)その他臨時休館あり。
http://okawamuseum.jp/
副社長・尾立による展覧会レビューは近日公開予定です。
<展覧会チラシ>クリックすると拡大します。
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●本日のお勧め作品はオノサト・トシノブです。
オノサトトシノブ_水彩_二つの丸オノサト・トシノブ
二つの丸
1958年 水彩  
28.2x37.8cm  
サインあり
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●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
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http://www.tokinowasuremono.com/
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