内間安瑆 Ansei UCHIMA"Forest Byobu (Fragrance)"
1981年
木版(摺り:米田稔)
イメージサイズ:76.0×44.0cm
シートサイズ:83.6×51.0cm
限定120部 サインあり
*現代版画センターエディション
私たちが敬愛する内間安瑆先生が亡くなられたのは2000年5月9日でした。
1982年に倒れられ、20年近い闘病生活を献身的に支えた奥様の内間俊子先生も後を追うようにこの年の暮れ12月18日に亡くなられました。
恩地孝四郎の系譜を継ぐ抽象木版に素晴らしい成果を遺しながら日本での評価はいまだに低いままで亭主としては憤懣やるかたない。
ルーツ(父母の故郷)の地、沖縄県立博物館・美術館で大回顧展「ANSEI UCHIMA Symphony of Colors and Wind 色彩と風のシンフォニー/内間安瑆の世界」が開催されたのは2014年9月でした。文句なく素晴らしい展示でしたが、いかんせん沖縄は遠い、その上肝心のカタログ制作に手間取ったようで、届いたのは半年後、しかも販売用は100冊(!)しか作らないないという信じられないような顛末でした。
ときの忘れものでは1995年の開廊以来、繰り返し内間先生の作品を紹介してきました。
下にご紹介するのは2018年に開催した6回目の個展(俊子先生との二人展)のカタログです。
来年には7回目となる作品展を開催予定ですので、どうぞご期待ください。
●『内間安瑆・内間俊子展』カタログのご案内


2018年 ときの忘れもの 刊行
B5判 24ページ 図版:51点、略歴収録
テキスト:内間安樹(長男、美術専門弁護士/ニューヨーク州)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
編集:尾立麗子
編集協力:桑原規子
翻訳:味岡千晶、他
価格:税込800円 ※送料別途250円
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内間安瑆インタビュー(IN NEWYORK July. 1982)
第1回
第2回
第3回
永津禎三 「内間安瑆の絵画空間」
水沢勉 「版の音律―内間安瑆の世界」
水沢勉 「ふたりでひとりー内間安瑆と内間(青原)俊子」
内間安樹 「My parents: A Reflection 追想:両親のこと」
版行動 「一枚の版画をともに見ることから展覧会制作へ」
*画廊亭主敬白
さて、皆さんは連休をいかがお過ごしでしたか。

画廊の近くに名園六義園があります。私たちは年間パスポート(シニアは600円!)を買っているので、運動がてら散歩によく出かけます。
祝日の芸人たちによるイベントが楽しみだったのですがコロナ禍でずっと休止していました。
それがようやく復活。
丸一仙翁社中による「江戸太神楽」を楽しみました。

先日ブログでご案内した通り、軽井沢現代美術館で「倉俣史朗展 カイエ」が始まりました。11月23日まで7ヶ月の長期開催なので、毎月お客様をご案内して(無理強いして)軽井沢に出かける予定です。下は同美術館に展示されていた塩見允枝子先生の『塩見允枝子+フルクサス SHIOMI Mieko+FLUXUS』特装版カタログです。

この日、亭主に拉致されたのは新潟のSさんと東京のRさん。軽井沢高原文庫の前庭にある磯崎新先生デザインの立原道造詩碑。
大賀ホールでオーケストラ・アンサンブル金沢のコンサートを楽しみました。
演奏者が一人づつ去っていくハイドンの交響曲第45番「休暇希望」ではエンターテナー井上道義さんの面目躍如、取り残された侯爵が直ちに楽団員の思いを理解したというエピソードを実にうまく表現していました。CDやユーチューブなど名演を聴く機会はたくさんありますが、やはり生の演奏の素晴らしさは格別です。この夏から秋にかけて数人から20人前後で、倉俣史朗+建築ツアーを企画しています(日程未定)。あらためてご案内しますので、どうぞご参加ください。
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