ときの忘れものブログでエッセイを連載している佐藤研吾さんが、9月8日から「往復書簡/Correspondence」という展示に参加されます。

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東京とNY、そしてオンライン上の「DISTANCE.media」を舞台に、「孫世代から見た磯崎新」というサブタイトルで展開される同プロジェクト。日本の建築家4組(山田紗子建築設計事務所 、一般社団法人コロガロウ/佐藤研吾建築設計事務所 、板坂留五 、GROUP)とアメリカの建築家4組(ANY、Chibbernoonie、Departamento del Distrito、clovisbaronian)が参加し、国を横断した4組のペアが共に展示作品を制作すると共に、作品ができあがるまでのプロセスを「書簡」という形式で公開しています。

佐藤研吾さんはメキシコシティを拠点とするデザイン事務所「Departamento del Distrito」のフランシスコ・キニョネスさん、ネイサン・フリードマンさんとペアを組まれています。
東京の展示会場であり、磯崎新先生の「幻のデビュー作」とも言われる《新宿ホワイトハウス》に関連して、磯崎新についての意見を交わしながらアイデアを練っている様子をウェブからも垣間見ることができます(※全編英語)。

ウェブサイト「DISTANCE.media」では、「磯崎新の活動の一部を振り返ると同時に、遺された光源を未来に継承することをめざす」という特集「磯崎新から遠く離れて」も展開中。磯崎新や建築についてはもちろん、コミュニケーションのあり方についても、じっくりと考えを巡らせる良い機会になるのではないでしょうか。

「往復書簡/Correspondence」

●東京会場
会期/Date: 2023/9/8(金)~10/8(日)
会場/Venue: WHITEHOUSE
住所/Address: 東京都新宿区百人町1-1-8 WHITEHOUSE
時間/水木金14:00~19:00, 土日祝13:00~19:00
出展者/artists and architects:
一般社団法人コロガロウ/佐藤研吾建築設計事務所
山田紗子建築設計事務所
板坂留五
GROUP
ANY
Chibbernoonie
Departamento del Distrito
sam clovis + georgina baronian & associates

●NY会場
会期/Date: 2023/10/13(金)~11/5(日)
会場/Venue: a83
住所/Address: 83 Grand St, New York, NY 10013 USA
出展者/artists and architects:
一般社団法人コロガロウ/佐藤研吾建築設計事務所
山田紗子建築設計事務所
板坂留五
GROUP
青柳菜摘
河野未彩
布施琳太郎
三野新
村田啓
ARCHI HACH
ANY
Chibbernoonie
Departamento del Distrito
sam clovis + georgina baronian & associates
会場構成/Exhibition design: sam clovis + georgina baronian & associates

*本展に関しては近日中に建築家・松畑強さんによるレビューを掲載します。

●本日のお勧め作品は佐藤研吾磯崎新です。
佐藤研吾 空洞で描く佐藤研吾 Kengo SATO 《空洞で描く》  
2022年
画用紙に鉛筆、顔彩
36.0×52.0cm/38.5×52.5cm
サインあり


磯崎新「影1」600磯崎新 「影 1
1999年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:58.3×77.0cm
シートサイズ:70.0×90.0cm
Ed.35
サインあり

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
photo (2)
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。