ときの忘れもののブログで2013年からスタートした大竹昭子先生のエッセイ「迷走写真館~一枚の写真に目を凝らす」が書籍化され、赤々舎から発売されることになりました。この喜ばしい出来事を受けて、ギャラリーでも書籍を先行発売しています

書籍カバー画像
大竹昭子『迷走写真館へようこそ 写真を見るとはどんなこと?
赤々舎 2023年
H188mm×128mm 168P
価格:1,980円(税込)
※ときの忘れものウェブサイトからご購入いただいた場合
梱包送料として250円をいただきます。

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この書籍の特徴は、植田正治や ロベール・ドアノー、 森山大道ら名だたる作家の写真を取り扱っているにも関わらず、撮影者の名前や作品が撮影された場所・時代、被写体の情報などが本の最後にまとめられており、写真の横に併記されていないことではないかと思います。読者はある種、自分の感性と大竹さんの綴った文章だけを頼りに写真と向き合っていくことになるのです。

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※写真をじっくり見つめた後でエッセイが読める構成

冒頭に掲載された大竹先生の挨拶文には「答えを出さなければならない、まちがったらいけない、などの固定観念を捨てて」とありますが、この書籍からは正に、自分の感想をのびのびと育む勇気を貰えるような気がします。

iwao galleryと2会場で開催中の展示では、書籍で紹介された作品群をご紹介しています。実際に肉眼で観るからこそ味わえるディティールや迫力もあるかと思いますので、ぜひこの機会に足をお運びください。

◆大竹昭子さんのギャラリートークが決定!
10月3日(火)18:00より、ときの忘れものにて
20分程度の短い時間ですが、大竹昭子さんによるギャラリートークを開催します。
予約は不要、参加費も無料です。皆様のご参加をお待ちしております。

◆「大竹昭子『迷走写真館へようこそ』刊行記念展 写真を見るとはどんなこと?
2023年9月29日(金)~10月7日(土) 11:00-19:00 *日・月・祝日は休廊
DM_迷走写真館_表面_1200
2013年2月から連載をスタートした大竹昭子のエッセイ〝迷走写真館~一枚の写真に目を凝らす〟(現在121回)は、活躍している写真家の作品一点を取り上げ、そこから感じとれることを綴っていく大人気ブログです。この度、その連載エッセイが赤々舎より書籍化の運びとなり、刊行を記念して、ときの忘れもの(駒込)とiwao gallery(蔵前)の2会場で記念展を開催し、書籍を先行発売いたします。ときの忘れもので展示する13作家の詳細は9月20日ブログに掲載しました。
①ときの忘れもの/鬼海弘雄、小栗昌子、普後均、井津建郎、元田敬三、小畑雄嗣、川口和之、沢渡朔、池本喜巳、中藤毅彦、村越としや、本山周平、猪瀬光、
②iwao gallery/尾仲浩二、佐藤時啓、土田ヒロミ、楢橋朝子、西村多美子、花代、宮嶋康彦、森山大道、山縣勉