昨日から「没後50年 難波田史男遺作展」が始まりました。
初日の朝、11時の開廊時間も待たず、早々とお運びいただいたのは何と自転車の二人組。
ひとりははるばる富山から来たらしい。
文字通り老若男女で狭い画廊が終日にぎわいました。
さっそく作品をお買い上げいただいたKさん、Oさん、Mさんには心より御礼申し上げます。
50年間、ひっそりとご家族に守られてきた作品(だからコンディションが抜群、褪色もなく瑞々しい線と色彩にあふれています)が第二の旅に出ます。
連休中は暦通りの営業となります(4月28日、29日、5月3日、4日、5日、6日は休廊です)。

No.22《夢の舞台 
036s-
難波田史男 《夢の舞台》 1965年 紙、水彩、インク
イメージサイズ:20.0×31.5cm/シートサイズ:27.0×38.0cm サインあり


No.25《幻想 16
040s-難波田史男 《幻想 16》 1962年 紙、水彩、インク
イメージサイズ:20.0×31.0cm/シートサイズ:27.0×38.0cm サインあり


No.26《海底の花園
042s-難波田史男 《海底の花園》 1974年 紙、水彩、インク
イメージサイズ:20.0×32.0cm/シートサイズ:26.2×38.0cm サインあり

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さて、明日4月28日は、瑛九(えいきゅう、1911年4月28日 - 1960年3月10日)の誕生日です。

1911年に宮崎で生まれ、油彩、フォト・デッサン、版画などさまざまな手法を使いながら独自の世界を生み出した瑛九。自由美術家協会やデモクラート美術家協会の創立にも携わり、靉嘔、池田満寿夫、磯辺行久、河原温、細江英公ら若い作家たちに大きな影響を与えました。

今年はポーラ美術館の「モダン・タイムス・イン・パリ」展や、板橋区立美術館他での「シュルレアリスムと日本」展でも作品が紹介されていた瑛九ですが、9月14日からは横須賀美術館でも「瑛九 ―まなざしのその先に―」展が開催予定。楽しみに続報を待ちたいと思います。

春になり、瑛九アトリエからやってきたマユミの木にも、青々と葉が茂りました。

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移植した檀の木と瑛九が踏みしめたであろう敷石

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ときの忘れものブログで連載「瑛九-フォト・デッサンの射程」を更新してくださっている梅津元先生によれば、4月28日は、東郷青児、佐伯祐三、イヴ・クライン、そして梅津先生のお誕生日でもあるのだとか。調べてみると、藤田喬平やエミール=ベルナールも同じ日の生まれのようです。お祝いするほかありませんね。

qei-238 (1)
瑛九《題不詳》
フォト・デッサン
28.4×22.0cm

qei-236
瑛九《題不詳》
フォト・デッサン
25.5×20.2cm

qei-189]
瑛九《三人のバレリーナ》
1953年
フォト・デッサン
27.3x21.9cm
裏面にタイトルと年記あり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。

没後50年 難波田史男遺作展
会期:2024年4月26日(金)~ 5月11日(土)*日・月・祝日休廊 11:00-19:00
難波田史男展案内状_表面難波田史男(1941-1974)が瀬戸内海で没してから50年が経ちました。
32歳の短い生涯でしたが油彩、水彩、ドローイング、版画など2000点を超える作品を遺しました。
今回の出品作品30点の詳細は4月22日ブログに掲載しました。価格リストご希望の方は「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、遠慮なくお知らせください。東京オペラシティ アートギャラリーでも「特別展示 没後50年 難波田史男」が4月11日~6月16日に開催されています。

YouTubeには展示風景をアップしています。



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ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
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営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。