平凡社で月刊太陽、コロナ・ブックスの編集長を務められてきた清水壽明さんから、今年3月に刊行されたご著書『うきつつとほく』がギャラリーに届きました。非売品で、ご本人が配られているのだという貴重な1冊。ありがたいかぎりです。

80年代後半から90年代前半にかけて月刊『太陽』で取材したインタビュー記事を1冊にまとめた同書籍。目次には、昭和を代表するコメディアン・益田喜頓から、建築家の安藤忠雄先生まで錚々たるゲストのお名前が見受けられます。
※画像はクリックすると拡大します


中でも注目したいのが、磯崎新先生と安藤忠雄先生の項目。「まァ、一言で言ってもらわないほうが、ありがたい気がしますね(笑)。たいがい何か言うと、何かのキャッチフレーズでまとめられちゃいますから」と、自分の話したことを一言でまとめられることへの違和感をやわらかく伝えながらも、戦争体験による心の傷など、ご自身の思考の深い部分までを共有される磯崎先生。
「機能的にものすごく使いやすいビルは、人間と交感していない」とキレ味鋭いトークを展開されながらも、愛犬の「コルビュジエ(通称コル)」を撫でたり、「ほな、今晩ミナミ行きましょか。」と関西弁で聞き手をいざなう魅惑的な安藤先生。
思わずご本人たちの肉声が聞こえてきそうな内容で、気づけばどんどんページをめくってしまいます。あとがきによれば取材時、清水さんはゲストの「半分の年」だったそう。そんな相手だからこそ、語られた部分も多くあるのだと想像します。
ときの忘れものでは、同書籍を数冊限定で販売中。ぜひお読みください。
机の引出しをあけたら奥のほうにCDがあった。
一回か二回、聴いたことがあったけど、
それっきり忘れていた。
どんな楽曲だったっけ、ちょっとかけてみた。
ああそうだ、これか、案外いいねえ。
目の前がパーアっとあかるくなる。
カーテンをあけたら海だ。
そんな感じで1冊にまとめました。
水に浮かんだ葉っぱのように
言葉も遠ざかっていくけど、
立ち止まって耳をすませば聞こえてくる。
シミズトシアキ
●本日のお勧めは安藤忠雄です。
《住吉の長屋》
1998年
シルクスクリーン
イメージサイズ:43.0×69.5cm
シートサイズ:60.0×90.0cm
A版:Ed.10
B版:Ed.35
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
本日から6年ぶりの内間安瑆展(前回は2018年「内間安瑆・内間俊子展」)を開催します。
ニューヨークのご遺族のご協力で、代表作 Forest Byobu 連作を多数展示していますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと願っています。
今日の東京新聞朝刊の片山由美子さんの連載「私の東京物語」第3回に磯崎新先生設計のカザルスホール(2010年以降、コンサートホールとしては使われていない)について、「所有している日本大学が再開計画を発表したのは嬉しい。昨年がパブロ・カザルスの没後50年だったことから、それを記念しての決定というのが音楽ファンを喜ばせた」と書かれています。
磯崎先生は音楽に関してはまさにプロでした、磯崎ファンとしてもあのホールでの演奏会(2026年に再開予定)にはぜひまた通いたいですね。
●取り扱い作家たちの展覧会情報(5月ー6月)は5月1日ブログに掲載しました。

ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

80年代後半から90年代前半にかけて月刊『太陽』で取材したインタビュー記事を1冊にまとめた同書籍。目次には、昭和を代表するコメディアン・益田喜頓から、建築家の安藤忠雄先生まで錚々たるゲストのお名前が見受けられます。
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中でも注目したいのが、磯崎新先生と安藤忠雄先生の項目。「まァ、一言で言ってもらわないほうが、ありがたい気がしますね(笑)。たいがい何か言うと、何かのキャッチフレーズでまとめられちゃいますから」と、自分の話したことを一言でまとめられることへの違和感をやわらかく伝えながらも、戦争体験による心の傷など、ご自身の思考の深い部分までを共有される磯崎先生。
「機能的にものすごく使いやすいビルは、人間と交感していない」とキレ味鋭いトークを展開されながらも、愛犬の「コルビュジエ(通称コル)」を撫でたり、「ほな、今晩ミナミ行きましょか。」と関西弁で聞き手をいざなう魅惑的な安藤先生。
思わずご本人たちの肉声が聞こえてきそうな内容で、気づけばどんどんページをめくってしまいます。あとがきによれば取材時、清水さんはゲストの「半分の年」だったそう。そんな相手だからこそ、語られた部分も多くあるのだと想像します。
ときの忘れものでは、同書籍を数冊限定で販売中。ぜひお読みください。
机の引出しをあけたら奥のほうにCDがあった。
一回か二回、聴いたことがあったけど、
それっきり忘れていた。
どんな楽曲だったっけ、ちょっとかけてみた。
ああそうだ、これか、案外いいねえ。
目の前がパーアっとあかるくなる。
カーテンをあけたら海だ。
そんな感じで1冊にまとめました。
水に浮かんだ葉っぱのように
言葉も遠ざかっていくけど、
立ち止まって耳をすませば聞こえてくる。
シミズトシアキ
●本日のお勧めは安藤忠雄です。
《住吉の長屋》1998年
シルクスクリーン
イメージサイズ:43.0×69.5cm
シートサイズ:60.0×90.0cm
A版:Ed.10
B版:Ed.35
サインあり
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*画廊亭主敬白
本日から6年ぶりの内間安瑆展(前回は2018年「内間安瑆・内間俊子展」)を開催します。
ニューヨークのご遺族のご協力で、代表作 Forest Byobu 連作を多数展示していますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと願っています。
今日の東京新聞朝刊の片山由美子さんの連載「私の東京物語」第3回に磯崎新先生設計のカザルスホール(2010年以降、コンサートホールとしては使われていない)について、「所有している日本大学が再開計画を発表したのは嬉しい。昨年がパブロ・カザルスの没後50年だったことから、それを記念しての決定というのが音楽ファンを喜ばせた」と書かれています。
磯崎先生は音楽に関してはまさにプロでした、磯崎ファンとしてもあのホールでの演奏会(2026年に再開予定)にはぜひまた通いたいですね。
●取り扱い作家たちの展覧会情報(5月ー6月)は5月1日ブログに掲載しました。

ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
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営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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