スイスのアートバーゼルに行ったという、建築事務所で働いている女性が、コルビュジエのポートレートを真剣に悩まれていました。活発なお子さん連れで、子供は飽きていたので、陣野さんがあやしてくれたおかげでその方とお話しできました。
アートバーゼルには託児所があり、子どもを預けてゆっくり作品を鑑賞できたそうで、今回も託児所があるかと思ったらなくて、子連れではなかなか購入作品を決められないと嘆いていました。>
(20250928/スタッフの報告メールより)

<おはようございます。
今福岡空港にいます。11:00の飛行機に乗ります。12:50羽田着です。
なかなか濃い出張でした。
色んな方とお話しし、点数もたくさん売れて、気持ちの良い、そして楽しい出張でした。>
(20250929/スタッフの報告メールより)

<お疲れ様です。羽田空港に着きました。電車で帰宅いたします。
たくさんの出会いがあったフェアでした。>
(20250929/スタッフの報告メールより)

この度は、「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025」へご出展くださり、誠にありがとうございました。
おかげさまで、第10回という節目の年を無事に盛況のうちに閉幕することができました。
来場者数は昨年比1.5倍となり、多くのお客様にご来場いただくことができました。
これもひとえに皆様のご尽力とご支援の賜物であり、事務局一同、心より御礼申し上げます。
本年は10回目の記念の特別企画として、各界からのメッセージ発信に加え、「Infinity」「Moment」「SOLACHA」「HANDS OFFLINE」といった多彩な新企画を展開いたしました。
さらに、街全体を巻き込んだコラボレーションやサテライト展示を実現し、福岡ならではのダイナミックな芸術交流の場を創出することができました 
来年は第11回を迎えます。これまで培ってきた歩みを礎に、さらなるスケールと内容の充実を図り、国内外のアートシーンをつなぐフェアとして発展してまいります。
(20250929/ART FAIR ASIA FUKUOKA事務局よりのメールより)

 

アートフェアアジア福岡2025が大盛況のうちに終了しました。
スタッフたちは休む間もなく今月末の「アート台北」の出展準備に大童です。

アートフェアが東京はじめいくつかの大都市で恒常的に開催されるようになったことはとても嬉しいことです。
過去の歴史を辿るとなかなか長続きしませんでしたが、どうやら歴史は大きく動いたらしい。
地殻変動は福岡からのようです。
今回の大成功(来場者数、売り上げとも記録的だったようです)はフェア開催の実行委員会の地道な努力のおかげです。

画商という商売は男女の格差の少ない仕事と思います。
現代美術史を支えた女性画商さんは数多くおられます。
今回120を超える画商(ギャラリー)さんが参加されたようですが、女性ギャラリーも相当いらしたでしょう。

亭主が美術界にはいった1970年代に教えていただいたヨーロッパの格言に「男の絵画、女の宝石」というのがありました。
地続きのヨーロッパで一端戦乱が起こったら不動産さんて何の役にも立たない。逃げるときに身につけるのは男性は絵画(キャンバスを額から外して丸めて逃げる)、女性は指に宝石をというわけです。
時代は移り、いまや女性の顧客なくして画商は成り立ちません。
女性が宝石ばかりでなく、絵を買う時代になったのです。
ときの忘れものも女性顧客はおそらく半数近いでしょう。
夫婦連やお子様連れで来廊されるのが普通になりました。
もしアートフェアのコアのメンバーに半数の女性が参加していたら、上述のようなお客様の嘆きは解消されていたでしょう。

 

ル・コルビュジエ
“Portrait”
1960
リトグラフ
76.2×64.8cm
版上サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。

 

295
草間彌生《南瓜 B》
「南瓜 B」
2000年
シルクスクリーン・ミラーフィルム(刷り:石田了一)
イメージサイズ:27.0×21.0cm
Ed.100
サインあり
※ ときの忘れものエディション
※ レゾネNo.295
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。

私たちの初期からの扱い作家である草間彌生先生の版画は女性顧客の圧倒的支持を得て普及しました。
いまや女性の支持、参加なくしてどんな商売も成り立たないでしょう。
次回からは女性が決定権を握るフェアになって欲しいものですね。

◆「銀塩写真の魅力Ⅸ
会期:2025年10月8日~10月18日
主催:ときの忘れもの
出品作家:
福田勝治(1899-1991)、ウィン・バロック(1902-1975)、ロベール・ドアノー(1912-1994)、植田正治(1913-2000)、
     ボブ・ウィロビー(1927-2009)、奈良原一高(1931-2020)、細江英公(1933-2024)、平嶋彰彦(b. 1946)、
     百瀬恒彦(b. 1947)、大竹昭子(b. 1950

 

●ときの忘れものの建築空間(阿部勤 設計)についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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