先日、植田実先生に弘前ツアーの座談会パンフレットの原稿を依頼しており、夕方、その原稿が届きました。末尾に、私尾立への清書の依頼の文章が書かれていました。植田先生からご指名があるなんて・・・喜んで清書させて戴きました。
丹下研究室時代に描いた磯崎新先生のデッサンの紙焼きが出来上がっていた為、白井版画工房へ届けようと出掛けた。横断歩道の向こう側に刷り師の石田了一さんを発見。一緒に画廊へ戻り、シルクスクリーン用の紙焼きを渡し、また白井版画工房へ向かった。赤坂はお祭りみたいだ。ちびっ子たちが法被を纏って御輿の周りに集っていた。白井版画工房では、雁皮刷りをしていたので技法を教えてもらった。ときの忘れものに戻り、綿貫さんにシルクスクリーンの技法を教わり、石田さんのプロフェッショナルな職人振りの話を聞いた。改めて磯崎新展のシルクスクリーンを見ると、グラデーションの巧みさとズレのなさに頭が上がらない。磯崎新展では磯崎先生の銅版画も展示しているのだが、フランク・ロイド・ライトやル・コルビジェの建築をエッチングで描いている。知識があって見るのと、無知のまま見るのとでは、前者の方が数倍楽しむことができる。休みの日は、色々なコト、モノを吸収する日にしようと思う。目に映る全てのモノが今の私より100倍楽しく思えるように・・・