ル・コルビュジエ展DM


目の回るような忙しさ、なんて言い訳にもなりませんが、このところあっちこっちと動き回り、ブログの連載も思うようになりません。

先月末から、アドバイザーとして企画に関わっている資生堂の「美のかたち こころの器 資生堂ギャラリー<現代工藝展1975~1995>より」という展覧会が始まったのですが、毎週いけばな作家たちのいけこみがあり、9月までの11週間、毎週銀座に通うことに。

月末に開催した「現代美術オークション」は、落札点数は今までで最も少なかったのですが、草間彌生アンディ・ウォーホルなどに入札が集中し、金額的には予想以上でした。
オークション会社がたくさんある中で、私たちの入札会の今後は少し考え直そうと思います。
一般的なものではなく、ときの忘れものならではの珍しいものを皆さんが期待されているのですから・・・
入札に参加してくださった皆様には心より御礼申し上げます。

そんな中、突然の訃報がもたらされました。私たちにとって大恩人だったLさんが60歳で死去され、オークションの始末はスタッフにまかせて、お通夜に出席しました。
葬儀委員長は呉智英さん、秋山祐徳太子さんが痛切な送る言葉を述べられました。
いずれ、Lさんのことは書き残しておきたいのですが・・・

あけて7月1日は、栃木県の足利商工会議所と足利市立美術館との共催で「開拓者、川島理一郎と資生堂」と題した講演会に呼ばれ、拙い話をしてきました。
そんなこんなの毎日ですが、明日からル・コルビュジエ展を開催します。

ル・コルビュジエ展
会期=2007年7月4日[水]―7月11日[水] 12:00―19:00 
*日曜・月曜・祝日は休廊
 六本木の森美術館で現在、大規模な「ル・コルビュジエ展」が開催されていますが、ときの忘れものでは、最晩年の銅版画による挿画本『ユニテ』全20点を展示をします。
「自分の建築は絵画という運河を通って来た」と、コルビュジエ自身述べていますが、建築と同時に多くの油彩、彫刻、版画を残したことはよく知られています。
版画では「直角の詩」が知られていますが、この「ユニテ」も素晴らしい内容です。
ぜひお出かけ下さい。
http://www.tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk0707/145.html

■7月11日(水)17時より、植田実氏(住まいの図書館出版局編集長)を迎えてギャラリートークを開催します。
参加費1,000円(1ドリンク)
※要予約、メールまたはお電話でお申込みください。(定員になり次第締め切ります)
mail:info@tokinowasuremono.com