国際稀本フェア20080313国際稀本有楽町の東京国際フォーラムで、「日本の古書・世界の古書 2008年国際稀覯本フェア」が開催されているので、宿酔の頭でふらふらしながら見てきました。
国内外の古書店がそれぞれ得意の分野の稀覯本を出品していて、本好きには堪らない催しである。
最終日14日(金)は10:00~15:00ですので、お間違いなく。
http://www.jomo-p.co.jp/abaj/
海外からのお店が重厚な革装の本が多いのに対し、かたや日本の出品店は和綴じの本が主体、いかにも雅びですね。
また会場の一角では、「ルリュールの四面体」と題して、藤井敬子、羽田野麻吏、市田文子、岡本幸治の国際的に活躍する4人の製本家による古書修復からアーティストブックまで多彩なスタイルの作品が展示されています。ヨーロッパの重厚一点ばりとは違う繊細な、本の宝石とでもいうべき造本の数々は、見ていて飽きません。

ルリュール展ところで社長の趣味は、「ルリユール reliure」である。
上記の製本家たちが教えるルリュール工房にもう随分長い間通っている。
ルリユール(reliure)とは、フランス語で「本を綴じ合わせる技術」の意。
仮綴じ本をいったんばらして、麻糸で丈夫にかがり直してから、革やマーブル紙といった美しい素材の表紙を貼り、さらには金箔やモザイクなどによってさまざまな装飾を施す。
同じ教室仲間たちとの「ルリュール工房生徒作品展 2008」が今年も開催される。
会期=3月27日(木)ー3月30日(日)午後1時ー7時(日曜は午後5時まで)  
会場=西武池袋本店イルムス館9階 ルリユール工房(23番教室)
短い会期ですが、おついでがありましたらのぞいてください。

石山本掲載画像は先年、社長が手がけた石山修武先生の画文集です。