NHKの日曜美術館の余波は昨日も続き、南桂子作品への問合せが相次ぎました。
いったいどんな番組だったのでしょうか。

さて本日25日は小林美香さんのエッセイ「写真のバックストーリー」の掲載日だったのですが、筆者の事情により休載となりました。
当ブログの看板エッセイなので、楽しみにしている方も多く、残念ですが次回8月10日に第19回を掲載しますので、どうぞご了承ください。

亭主が敬愛し、最晩年まで銅版画制作をお願いしていた1905年生まれの難波田龍起先生が92歳で亡くなられてから早15年たちます。
詩魂に溢れた清冽な作品群は今でもファンの心をつかみ、ホームページをご覧になっての問合せが絶えません。
水彩作品2点をご紹介しましょう。
夏のファンタジー
難波田龍起
「夏のファンタジー」
1992年
パステル・水彩
33.0x24.5cm
サインあり

心象風景
難波田龍起
「心象風景」
1993年
水彩・パステル・ペン
23.7x33.2cm
サインあり

難波田先生は60歳を過ぎてから精力的に版画制作にも取り組まれました。
亭主のエディションした作品を3点ご紹介します。
最も大きな作品である「石の時間」は石(石版)を使った文字通り難波田版画の代表作です。
難波田「石の時間」
難波田龍起
石の時間
1979年
リトグラフ
60.0×100.0cm
Ed.25 Signed
※レゾネNo.10

また難波田先生は銅版画を約100点が制作されましたが、その大半を亭主がエディションできたことは僥倖でした。
難波田「古風な街」
難波田龍起
古風な街
1978年
エッチング
20.0×15.0cm
Ed.75 Signed
※レゾネNo.106

難波田「聖堂」
難波田龍起
聖堂
1978年
カラー銅版
28.0×18.0cm
Ed.35 Signed
※レゾネNo.100

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