毎年お正月に亭主はスタッフの前で誓う。
「今年は余裕をもって企画を組むので、展覧会はせいぜい月1回にするから」
聞いている社長もスタッフも「また同じこと言ってる」と呆れて相手にしてくれない。

ほんとうに年初はそう思っているんです。
ところがなぜか次から次へと企画が入ってしまう・・・・・
(入れたのは亭主なんですが)

先週末終了した「野口琢郎展」の興奮もさめぬうちにもう今日は「大竹昭子写真展―Gaze+Wonder/NY1980」のオープニングです。
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大竹さんは30年前に撮影したネガフィルムを今回初めて大判のサイズに焼き、さらにポートフォリオ(12点組:231,000円)とあわせ、27点を画廊の壁面全部を使って展示しました。

●大判作品(限定10部)の価格については、ステップアップ方式でエディションナンバーによってスライドします。
ご注文の先着順にエディションナンバーを割り振ります。

Ed.1/10~Ed.2/10:@63,000円(税込)
Ed.3/10~Ed.5/10:@73,500円(税込)
Ed.6/10~Ed.8/10:@84,000円(税込)
Ed.9/10~Ed.10/10:@105,000円(税込)

※額装をご希望の場合は別途13,650円がかかります。
otake_06_a-glass-and-glasses大竹昭子
a glass and glasses
1980-82年(2012年プリント)
ゼラチンシルバープリント
Image size: 31.6x47.0cm
Sheet size: 41.0x50.8cm
Ed.10 Signed

otake_07_a-171大竹昭子
A街171番地
1980-82年(2012年プリント)
ゼラチンシルバープリント
Image size: 31.6x47.0cm
Sheet size: 41.0x50.8cm
Ed.10 Signed

otake_08_oh大竹昭子
《Oh!》
1980-82年(2012年プリント)
ゼラチンシルバープリント
Image size: 31.6x47.0cm
Sheet size: 41.0x50.8cm
Ed.10 Signed


大竹さんは、同時にこれらの写真とときの忘れもののブログで連載したエッセイ「レンズ通り午前零時」に加筆・修正し、さらに書き下ろしを加えた写真集も刊行しました。
『NY1980』大竹昭子写真集『NY1980』サイン本
2012年10月10日 
赤々舎 発行
109ページ 
20.5x15.7cm
テキスト:大竹昭子
デザイン:五十嵐哲夫
※著者サイン入り
2,415円(税込)

上掲新刊を含め、大竹さんの著書をあつめ、すべてサインを入れてもらい、頒布します。
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●販売書籍:全て著者のサイン入り
大竹昭子写真集『NY1980』:2,415円(税込)
・大竹昭子『日和下駄とスニーカー 東京今昔凸凹散歩』:1,680円(税込)
大竹昭子『彼らが写真を手にした切実さを《日本写真》の50年』:2,205円(税込)
・大竹昭子『図鑑少年』:800円(税込)
・大竹昭子『随時見学可』:2,310円(税込)
・大竹昭子『読むとだれかに語りたくなる―わたしの乱読手帖』:2,310円(税込)
・大竹昭子『きみのいる生活』:2,200円(税込)
・大竹昭子『鼠京東京 ソキョートーキョー』:1,680円(税込)
・大竹昭子『個人美術館への旅』:714円(税込)
・大竹昭子『あの画家に会いたい 個人美術館』:1,470円(税込)
メールでご注文いただければ送料250円(何冊でも)にてお送りします。着払いにても承ります。

本日18時からの大竹昭子展オープニングにはぜひ皆さん、お出かけください
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さて、ときの忘れものは尾立麗子のディレクションでULTRA005に出展します
産休中の尾立の復帰第一戦、今日は彼女との打合せがあります。
会場はここから歩いていける青山・スパイラル(SPIRAL)。
logo

会期:Oct. side 2012年10月27日[土]―10月30日[火]
時間:11:00-20:00
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
   〒107-0062東京都港区南青山5-6-23
公式サイト:http://systemultra.com/w/
出展作家:野口琢郎ハ・ミョンウン君島彩子

三人の作家には事前に作品を用意していただいたのですが、野口琢郎さんは先日の個展で思いもかけず、出品作品のほとんどが売れてしまい予定が狂ってしまった。京都に帰った野口さん、個展の疲れを癒すまもなく制作に没頭しています。
以下、フェイスブックからの再録です。

今月末の27日から青山のスパイラルで開催されるアートフェア、ULTRAに出展する作品を急ピッチで制作中、スケッチブックで構想して実寸の下描き終了、個展中にホッと気を抜き過ぎなかったお陰で、意外にすぐ集中できて良かった。
野口下絵
それにしても、ある作品がお嫁に行くと、またその作品に似た作品を作りたくなるのは何故かな。
小学生の頃、年賀状一枚一枚に1時間以上かけて凝った手描きの絵を描いていた。辰年には得意の龍を色鉛筆で描き、何日もかかって何十枚も描いて、クタクタになって出来上がって、畳の上に全部を並べた時は壮観だった。その出来に我ながら感動したのに、発送したら手元に何も無くなって淋しくなって、またすぐスケッチブックに龍を描いた。
何となくその頃の事を思い出しました。(野口琢郎)


昨晩は構想、下書きが済んでからも集中力が持続していたのでそのまま箔押しに突入、イチマツ部分は終了しました。我ながら全く迷いがなく凄いスピードでした。たまにこんな調子イイ日もあります。
野口新作
なんや、こんなに早く作品できるんか?!と思われてしまいそうですが、一年中この速さで制作できえばイイのですが、そうは簡単にいかないもので、構想がいつまでもまとまらない時もあれば、同じ箔押し作業でも迷いがある時は何倍も時間がかかり、さらに僕の場合必ず燃え尽き期間というのもあって、長い時は一ヶ月以上何も作る気が出ない時期があるので困りものです。
さて、では風呂入ってビール飲んで昼過ぎまで寝ます。
おやすみなさい☆(野口琢郎)


新作のLandscapeの箔押し終了、これで4~5日ムロで硬化を待ち、細部の仕上げをして完成。秋になり、もうだいぶ気温が下がって漆の硬化が遅くなっているので、26日に手持ちで東京へ行くとしても逆算すると漆を使えるのはそろそろリミット、今からあと一点はなかなか厳しいが、ギリギリまで頑張ってみようと思います。(野口琢郎)

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●明日のブログは井桁裕子さんの連載エッセイ「私の人形制作」第40回を掲載します。

◆ときの忘れものは、会期=2012年10月19日[金]―10月27日[土]「大竹昭子写真展―Gaze+Wonder/NY1980」を開催しています(会期中無休)。
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エッセイ、対談、小説、書評、そして写真と様々な場で活躍する大竹昭子が30年前のニューヨークで撮影したモノクロ写真27点をご覧いただきます。

●オリジナルプリント12点組よりなる大竹昭子ポートフォリオ『Gaze+Wonder NY1980』を刊行します。
カタログをご請求ください。
オリジナルプリント12点組
限定8部(各作品にサインと限定番号入り)
テキスト:堀江敏幸、大竹昭子
価格:231,000円(税込)
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