21_21 DESIGN SITE 企画展 「デザインあ展」


そろそろ「新人」から卒業(予定)の新澤悠です。
先週末にポーランドから来日中の作家、スラヴォミール・ルミャックさんを21_21 DESIGN SITEにご案内しました。
多摩美術大学の佐藤晃一教授に勧められた展覧会があるとのことで、この「デザインあ展」に、人形作家の井桁裕子さんと共にご一緒させていただきました。
元々はNHK Eテレで放送中の教育番組を展覧会という形に発展させたのがこの企画。
しかし子供向けと侮るなかれ、年齢に関係なく楽しめる企画展でした。
今回の記事も、いつもの如く自分の気に入ったものを勝手気ままに挙げていくものですが、よろしければお付き合いください。


展示番号1:「あ」れ?
展示番号2:「あ」ら!
制作:佐藤卓デザイン事務所
展覧会のタイトルロゴでもある、人間サイズの「あ」の字。一筆分欠けたそれを来場者が入ってそれを完成させるという、ある意味オーソドックスなインタラクティブ展示。一味違うと思ったのは、対面にディスプレイが設置されており、ロゴの一部となっている本人が、自分がどのように見えるのか確認できること。成人で丁度一筆サイズな辺りが、この展覧会が単に子供向けではないという主張なのかな、と思うのは深読みでしょうか。

展示番号3:みんなの「あ」
制作:投稿作品
壁一面に展示された来場者による塗り絵作品。参加年齢は下は4から上は50代まで、その内容はまさに十人十色。これはどう考えてもプロの作品だろう、というものもあり、ここだけ見ていても飽きません。
展示番号5:モノ・オトと映像の部屋
制作:tha ltd.+小山田圭吾(コーネリアス)
番組の「うた」のコーナーを大きな壁面4面に展開した映像インスタレーション。個人的に「デザインかぞえうた」が妙に耳に残りました。自分の携帯で撮影した動画なので、画質やブレがひどい状態ですが、ご興味があれば再生してご覧ください。
(注・音が出ますので公共の場で再生する際はお気をつけください)

展示番号9:お寿司の解散
制作:岡崎智弘
「お寿司の構成を要素別に分解しました。
お寿司の構造を観察してみよう!」(展示ガイドより抜粋)
近くによって見てみると、左上にネタ、その下にワサビ、その下に一粒一粒並べられたシャリがズラリ。
最初に思ったことは「ワサビがケチってるなー」。次に思ったことは「あ、子供も対象にしてるからか」。
……とりあえず製作者様と会う機会があれば、詫びの一つは入れねばなるまい、といった感想を抱く事しばし。
普段何気なく一まとめにして食べているものも、広げてみると随分と印象が変わるものです。


展示番号11:ちょうどいい
制作:佐藤卓デザイン事務所
同じ形を違うサイズで比較することで、適正サイズというものを実感できるインスタレーション。右の写真は一番小さいサイズの寿司を10円玉(自前)と比較したもの。中トロなら是非とも一番大きいサイズ……は流石に無理そうなので、3番目か4番目くらいのサイズに挑戦してみたいですね!


展示番号22:なんでも100円分
制作:studio note
2012年12月1日時のデータを基にした、様々な100円分のもの。鉛筆3本半、水道水711ℓ、トイレットペーパー120m以上…中でも思わず笑ってしまったのが右の写真に写っている「六本木の土地」。100円=0.4平方センチメートル、猫の額ほどでも幾らになるのやら。
他にもシンプルで子供にも分かりやすく、大人の興味を惹くに足る展示が全部で35点。あれやこれやと時間をかけて楽しんでいたら、最後には「仕事があるんだから早く帰ってこい!」と画廊からのお叱りが。いやはや年甲斐も無く熱中してしまいました。家族連れだけではなく、美術やデザインに興味のある方なら、足を運んで損のない展覧会でした。
「デザインあ展」は、東京ミッドタウン・ガーデン内、21_21 DESIGN SITEにて6月2日まで開催しています。


そろそろ「新人」から卒業(予定)の新澤悠です。
先週末にポーランドから来日中の作家、スラヴォミール・ルミャックさんを21_21 DESIGN SITEにご案内しました。
多摩美術大学の佐藤晃一教授に勧められた展覧会があるとのことで、この「デザインあ展」に、人形作家の井桁裕子さんと共にご一緒させていただきました。
元々はNHK Eテレで放送中の教育番組を展覧会という形に発展させたのがこの企画。
しかし子供向けと侮るなかれ、年齢に関係なく楽しめる企画展でした。
今回の記事も、いつもの如く自分の気に入ったものを勝手気ままに挙げていくものですが、よろしければお付き合いください。


展示番号1:「あ」れ?
展示番号2:「あ」ら!
制作:佐藤卓デザイン事務所
展覧会のタイトルロゴでもある、人間サイズの「あ」の字。一筆分欠けたそれを来場者が入ってそれを完成させるという、ある意味オーソドックスなインタラクティブ展示。一味違うと思ったのは、対面にディスプレイが設置されており、ロゴの一部となっている本人が、自分がどのように見えるのか確認できること。成人で丁度一筆サイズな辺りが、この展覧会が単に子供向けではないという主張なのかな、と思うのは深読みでしょうか。

展示番号3:みんなの「あ」
制作:投稿作品
壁一面に展示された来場者による塗り絵作品。参加年齢は下は4から上は50代まで、その内容はまさに十人十色。これはどう考えてもプロの作品だろう、というものもあり、ここだけ見ていても飽きません。
展示番号5:モノ・オトと映像の部屋
制作:tha ltd.+小山田圭吾(コーネリアス)
番組の「うた」のコーナーを大きな壁面4面に展開した映像インスタレーション。個人的に「デザインかぞえうた」が妙に耳に残りました。自分の携帯で撮影した動画なので、画質やブレがひどい状態ですが、ご興味があれば再生してご覧ください。
(注・音が出ますので公共の場で再生する際はお気をつけください)

展示番号9:お寿司の解散
制作:岡崎智弘
「お寿司の構成を要素別に分解しました。
お寿司の構造を観察してみよう!」(展示ガイドより抜粋)
近くによって見てみると、左上にネタ、その下にワサビ、その下に一粒一粒並べられたシャリがズラリ。
最初に思ったことは「ワサビがケチってるなー」。次に思ったことは「あ、子供も対象にしてるからか」。
……とりあえず製作者様と会う機会があれば、詫びの一つは入れねばなるまい、といった感想を抱く事しばし。
普段何気なく一まとめにして食べているものも、広げてみると随分と印象が変わるものです。


展示番号11:ちょうどいい
制作:佐藤卓デザイン事務所
同じ形を違うサイズで比較することで、適正サイズというものを実感できるインスタレーション。右の写真は一番小さいサイズの寿司を10円玉(自前)と比較したもの。中トロなら是非とも一番大きいサイズ……は流石に無理そうなので、3番目か4番目くらいのサイズに挑戦してみたいですね!


展示番号22:なんでも100円分
制作:studio note
2012年12月1日時のデータを基にした、様々な100円分のもの。鉛筆3本半、水道水711ℓ、トイレットペーパー120m以上…中でも思わず笑ってしまったのが右の写真に写っている「六本木の土地」。100円=0.4平方センチメートル、猫の額ほどでも幾らになるのやら。
他にもシンプルで子供にも分かりやすく、大人の興味を惹くに足る展示が全部で35点。あれやこれやと時間をかけて楽しんでいたら、最後には「仕事があるんだから早く帰ってこい!」と画廊からのお叱りが。いやはや年甲斐も無く熱中してしまいました。家族連れだけではなく、美術やデザインに興味のある方なら、足を運んで損のない展覧会でした。
「デザインあ展」は、東京ミッドタウン・ガーデン内、21_21 DESIGN SITEにて6月2日まで開催しています。
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