銀座で「THE MIRROR」10月16日~11月9日

銀座の晴海通りから一本入ったところにある名古屋商工会館でアートセミナーが行なわれていると聞き、行ってきました。
名古屋商工会館は1930年に建てられ、今は役目を終えて、取り壊されることが決まったそうです。最後にもうひと花さかせようと、ビル全体を使った期間限定・人数限定のアートセミナーが企画されたということです。
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THE MIRROR Hold the Mirror up to nature 期間限定アートセミナー
会期:2014年10月16日(木)~11月9日(日) 
※月曜休館ただし11月3日(祝)は開館
開館時間:13時 ~ 21時 ※2部入れ替え制 1日限定400人
       時間帯A:13:00~17:00(200枚)
       時間帯B:17:00~21:00(200枚)
会場:名古屋商工会館 (東京都中央区銀座4丁目3番6号)
料金:セミナー聴講料 各回で異なります。
詳細はセミナーページをご覧ください。
チケットぴあにて発売 (Pコード:763-188)
主催:THE MIRROR 実行委員会
http://the-mirror-ginza.com/

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建築家・藤森照信さんが設計した受付。

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2階にはトラフ建築設計事務所によるミュージアムショップがあり、出品作家の小品がこの大きな箱ごと売っています。

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藤森輝信さん+ローランド・ハーゲンバーグさんの「Stork House(鸛庵)」。鳥の形に見える建物は、天辺にコウノトリの巣が設置されていました。夏になるとアフリカからやってくるコウノトリといっしょに暮らすことができるそうです。コウノトリの巣は人間が用意するんですね!
インタビュー映像で、藤森さんが散歩中に木の実を取って食べるシーンがとても印象的でした。

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名和晃平さんの壁に直接黒いグルーで描いています。

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近づいて見ると、黒いグルーが立ち上がっていてます。う~ん、これは細かい作業だ。すごい!!

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タムラサトルさんの作品。不安定な動きをする金属の針が金属の板と接触して発電しているのですが、見入ってしまいました。この不安定さがまた魅力的です。

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土屋公雄さんの作品。天井に円をえがいて椅子が吊ってあります。不思議な感覚。

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屋根裏ブックフェア。松岡正剛さんが本のセレクションを担当し、隈研吾さんがデザインを担当したそうです。このもじゃもじゃ、ちょっと怪しげです。

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西野達さんのちょっとギョッとするシュールな写真。

ここにはほんの一部を紹介しましたが、1階から5階までさまざまなアートを楽しめて、オススメです。
会期中は完全予約制で、入れ替え制、前売り券を購入しなければなりません。
11月9日までなので、お見逃しなく!!

おだちれいこ

実行委員長の柿崎孝夫さんのfacebookより
芸術の秋、250もの画廊がある銀座はアートの街でもあります。
その多くが美術品の売買を生業とする店ですが、街の中心・銀座4丁目交差点にある「和光」の裏通りに、学習院女子大学の清水敏男教授が中心となって、84年まえに建設された名古屋商工会館ビルの1階から5階まで全館を使った“現代美術館”を出現させました。この催しの実行委員長は、学習院大学非常勤講師の私です。
 1階はビル所有者の名鉄による特別展示ですが、入場して2階から5階までいくつもの部屋が現代アートの発表の場となっています。レクチャールームや松岡正剛氏の“図書室”があるのもユニークで、いちど体験いただく価値があると思います。
 小さいビルですから一時に大勢の観客を収容できないため、一日400名とした入場の事前予約制を「ぴあ」を使って運営していますが、会場前の「BEAMS」で当日のチケットを買うこともできるようにしています。
 会期中にお誘いあわせのうえ、ぜひご鑑賞ください。
 詳細:http://the-mirror-ginza.com/outline/
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臨時ニュース1
映画監督の石山友美さんからお手紙をいただきました。
昨年から制作していました今年のヴェネチアビエンナーレ建築展日本館で展示しているインタビュー映像が、国際交流基金で上映されます。
ヴェネチアには行けなかったがぜひ見たいと思っていたので、早速申し込みました。

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ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館関連イベント
Inside Architecture - A Challenge to Japanese Society
特別上映と報告トーク

2014年11月19日(水)19時~20時45分
磯崎新、安藤忠雄、伊東豊雄、チャールズ・ジェンクス、レム・コールーハース、ピーター・アイゼンマンといった著名な建築家、建築史家がインタビュー出演し、今回の日本館展示が注目した1970年代の建築シーンにおいて、実際に何が起こっていたかを語り、当時を振り返るとともにこれからの建築に新たな視点を投げかけようとする試みです。
上映会(約1時間)に引き続き、展覧会プロジェクトチーム・ディレクターの中谷礼仁氏(早稲田大学教授)から現地の反響などを含めて展覧会を報告いただき、また石山監督とのトークも実施します。
詳しくは国際交流基金のHPをご覧ください。

臨時ニュース2
間際となってしまいましたが、植田実先生からお勧めのイベントです。

フレデリック・ミゲルー氏講演会 Frederic Migayrou
「日本建築の来たるべきアイデンティティ –  ジャパン・アーキテクツ1945-2010」

http://www.arch.waseda.ac.jp/1734/
日時:2014年11月3日(祝日)17:00から (16:30開場)
会場:早稲田大学・西早稲田キャンパス 57号館201教室
(東京都新宿区大久保3-4-1)
JR山手線 高田馬場駅から徒歩15分、地下鉄東京メトロ 副都心線 西早稲田駅に直結
定員・参加費:定員400名・事前予約なし(先着順)・無料・当日通訳あり
主催:早稲田大学理工学部

パリのポンピドゥー・センターと金沢21世紀美術館が共同で開催する展覧会「ジャパン・アーキテクツ1945-2010」と連動して、同センター副館長であり、今回の展覧会を監修したフレデリック・ミゲルー氏が早稲田大学理工学部にて講演会を行います。今回の講演会では、建築家達の思考の過程を示す貴重なオリジナル作品約300点を通して問い直すという展覧会「ジャパン・アーキテクツ1945-2010」展を通して日本の戦後建築について、さらにこれからの日本建築の来たるべきアイデンティティについて語ります。

●今日のお勧めは安藤忠雄の版画です。
安藤忠雄・ピノー
安藤忠雄 Tadao ANDO
ピノー美術館
2003年
シルクスクリーン
イメージサイズ:36.0x86.0cm
シートサイズ:65.5x90.0cm
Ed.15 Signed

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