スタッフSの海外ネットサーフィン No.44
「KIAF 2016」レポート

読者の皆様こんにちわ。天高く馬肥ゆる秋、今回レポートするKIAFと来月に迫ったART TAIPEIの準備のおかげで痩せてはいませんが肥ゆるヒマもない午年なスタッフSこと新澤です。
今年で開催15回を数えるKIAF、ときの忘れものの出展は連続7回目になります。
今やアジアでも指折りの老舗イベントに成長したKIAF、規模に応じたプロモーションに力を入れている様子で、今年はART STAGE SINGAPORE 2016とも提携したARTSYと契約し、フェア開始前にウェブで出展される画廊とその作品のプレビューを行いました。
ときの忘れものではこれが大当たりで、会期前に問い合わせが相次ぎ、フェア開始前に売約となる作品もありました。
以下はブースの全体図と各作品の紹介です:
ブース全景


作品はブース正面左側から:
秋葉シスイ
《次の嵐を用意している》(22)
《echo of silence》(4)
ともに日本では未公開の新作にして大作です。
ナム・ジュン・パイク
ポートフォリオ<Evolution Revolution Resolution>
野口琢朗
こちらはフェア開始前に出展予定だった作品が売れてしまったため、急遽追加の作品を野口さんに持参していただきました。
関根伸夫
2014、15年に制作された新シリーズ《空相-皮膚》の初お目見え
同じく関根伸夫による立体エディション作品《ピラミッドの頂き》。
浮田要三
《二本》
磯崎新
《影 1》
《影 2》
安藤忠雄
《ベネトン・アートスクールⅠ》
《ベネトン・アートスクールⅡ》
草間彌生
《朝が来た》シリーズA~E
《夜に読む本》シリーズA~E
いずれも2004年にときの忘れものがエディションした連作ですが、遂に在庫払底。シリーズ各5点、計10点を纏めて出展するのはこれが最後でしょう。
設営日には注文した関根の立体用の展示台どころか椅子もテーブルもない! という最早お約束と化しているトラブルもありましたが、これまた例年通り、何とかプレビュー開始前には準備完了。今年5月にART BUSANで大変お世話になった通訳の井出さんとも無事合流でき、KIAF 16開幕となりました。
野口さん撮影の開会式。
開場後の通路風景。
大入りとはいきませんでしたが、ときの忘れものブースに入ってこられる方もチラホラ。
以前作品をご購入いただいたお客様がブースに来訪されることもありましたが、例年通り皆まずは様子見というった風で、特に山も落ちもなくプレビューは終了となりました。
続く一般公開日も人は入れど売り上げは・・・・・・。
売れた作品を早々と納品し、空いたスペースを埋めるために展示換えをしましたが、これが週末に活きました。
一般公開日開場前の入口の風景。
大挙して、というわけではありませんでしたが、フェア期間を通してコンスタントに来場者はあったようです。
しかし往年の勢いはさすがに無いようでした。
去年もあったツアーサービス。
特にこちらから作品について説明はしていなかったのですが、安藤忠雄について語られていました(内容は毎回ハングル語だったのでサッパリでした)。
ブースにご挨拶に来てくださった作家のハ・ミョンウンさん(右)と、インスタレーションアーティストご友人(左)。
ハさんは来年1月のArt Stage Singapore 2017でときの忘れもので作品を展示させていただく予定です。
金曜の夜にパイクを納品し、空いたスペースに浮田要三を移動。
浮田作品があった場所に磯崎新を《影 2》を《MOCA #3》と入れ替えて移動し、右壁面の奥は安藤忠雄の《光の教会》と《ピノー美術館》を追加。
この展示替えの結果、週末から最終日にかけて駆け込みで安藤忠雄、磯崎新、草間彌生などが売約となり、今年のKIAFは終了となりました。
毎度フェア終了間際の値引き交渉にはドキドキさせられます。終わってみればまあまあの成績でしたが、期待に反して動かなかったものもあり、これについての鬱憤は是が非でも来月のART TAIPEIにて晴らさせていただく所存です。
(しんざわ ゆう)
●本日のお勧め作品は、ナム・ジュン・パイクです。
ナム・ジュン・パイク Nam June Paik
《アレン・ギンズバーグ》
シルクスクリーン
61.5x76.0cm
Ed.75 Signed
*裏にも作品あり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
◆スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
「KIAF 2016」レポート

読者の皆様こんにちわ。天高く馬肥ゆる秋、今回レポートするKIAFと来月に迫ったART TAIPEIの準備のおかげで痩せてはいませんが肥ゆるヒマもない午年なスタッフSこと新澤です。
今年で開催15回を数えるKIAF、ときの忘れものの出展は連続7回目になります。
今やアジアでも指折りの老舗イベントに成長したKIAF、規模に応じたプロモーションに力を入れている様子で、今年はART STAGE SINGAPORE 2016とも提携したARTSYと契約し、フェア開始前にウェブで出展される画廊とその作品のプレビューを行いました。
ときの忘れものではこれが大当たりで、会期前に問い合わせが相次ぎ、フェア開始前に売約となる作品もありました。
以下はブースの全体図と各作品の紹介です:
ブース全景

作品はブース正面左側から:
秋葉シスイ《次の嵐を用意している》(22)
《echo of silence》(4)
ともに日本では未公開の新作にして大作です。
ナム・ジュン・パイクポートフォリオ<Evolution Revolution Resolution>
野口琢朗こちらはフェア開始前に出展予定だった作品が売れてしまったため、急遽追加の作品を野口さんに持参していただきました。
関根伸夫2014、15年に制作された新シリーズ《空相-皮膚》の初お目見え
同じく関根伸夫による立体エディション作品《ピラミッドの頂き》。
浮田要三《二本》
磯崎新《影 1》
《影 2》
安藤忠雄
《ベネトン・アートスクールⅠ》
《ベネトン・アートスクールⅡ》
草間彌生《朝が来た》シリーズA~E
《夜に読む本》シリーズA~E
いずれも2004年にときの忘れものがエディションした連作ですが、遂に在庫払底。シリーズ各5点、計10点を纏めて出展するのはこれが最後でしょう。
設営日には注文した関根の立体用の展示台どころか椅子もテーブルもない! という最早お約束と化しているトラブルもありましたが、これまた例年通り、何とかプレビュー開始前には準備完了。今年5月にART BUSANで大変お世話になった通訳の井出さんとも無事合流でき、KIAF 16開幕となりました。
野口さん撮影の開会式。
開場後の通路風景。
大入りとはいきませんでしたが、ときの忘れものブースに入ってこられる方もチラホラ。以前作品をご購入いただいたお客様がブースに来訪されることもありましたが、例年通り皆まずは様子見というった風で、特に山も落ちもなくプレビューは終了となりました。
続く一般公開日も人は入れど売り上げは・・・・・・。
売れた作品を早々と納品し、空いたスペースを埋めるために展示換えをしましたが、これが週末に活きました。
一般公開日開場前の入口の風景。大挙して、というわけではありませんでしたが、フェア期間を通してコンスタントに来場者はあったようです。
しかし往年の勢いはさすがに無いようでした。
去年もあったツアーサービス。特にこちらから作品について説明はしていなかったのですが、安藤忠雄について語られていました(内容は毎回ハングル語だったのでサッパリでした)。
ブースにご挨拶に来てくださった作家のハ・ミョンウンさん(右)と、インスタレーションアーティストご友人(左)。ハさんは来年1月のArt Stage Singapore 2017でときの忘れもので作品を展示させていただく予定です。
金曜の夜にパイクを納品し、空いたスペースに浮田要三を移動。
浮田作品があった場所に磯崎新を《影 2》を《MOCA #3》と入れ替えて移動し、右壁面の奥は安藤忠雄の《光の教会》と《ピノー美術館》を追加。この展示替えの結果、週末から最終日にかけて駆け込みで安藤忠雄、磯崎新、草間彌生などが売約となり、今年のKIAFは終了となりました。
毎度フェア終了間際の値引き交渉にはドキドキさせられます。終わってみればまあまあの成績でしたが、期待に反して動かなかったものもあり、これについての鬱憤は是が非でも来月のART TAIPEIにて晴らさせていただく所存です。
(しんざわ ゆう)
●本日のお勧め作品は、ナム・ジュン・パイクです。
ナム・ジュン・パイク Nam June Paik《アレン・ギンズバーグ》
シルクスクリーン
61.5x76.0cm
Ed.75 Signed
*裏にも作品あり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
◆スタッフSの「海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
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