先週末12月10日に終了した「戦後の前衛美術‘50~‘70 Part Ⅲ S氏&Y氏コレクション(入札)」にはたくさんの皆様にご参加いただきありがとうございました。


S氏とY氏という戦後の現代美術史を文字通りからだを張って(渦中に身を投じて)生き抜かれたお二人の愛蔵作品の展示でしたが、かなりディープな内容(?)だったせいもあり前回、前々回に比べて出足が悪く、一時はどうなることかと蒼くなりました。
お客様とはありがたいもので、後半になって客足も伸び、海外からのネット入札も加わり、結果的には59点のうち39点落札で前回を少し下回るくらいの成績でした。
前回は満遍なく入札があったのですが、今回は岡本太郎、河原温、赤瀬川原平、荒木経惟の4作品に集中しました。
岡本太郎については11月27日のブログで事前にご説明しましたが、一番札は底値の20倍近い金額でした(結果的には二番札との中間で落札)。いまさらながらその人気の高さに驚いた次第です。
私たちの仕事は二人の旧蔵品の物語を次の世代の人たちに伝えることであり、それらが新たな所蔵者のもとで新たな光を放つことを願うばかりです。
落札された方には、10日夜メールでお知らせしました。メールの無い方、及び落札者全員には郵送でも落札結果をお知らせしましたので、ご確認ください。
また入札されたが落札できなかった皆さんには明日13日に郵便で落札リストとともに結果をお知らせします。
お買い上げいただいた皆様、入札してくださった皆様には心より御礼を申し上げます。
明日から画廊は落札作品の引渡し、発送の準備等で少々ばたばたしておりますが、今年最後の企画として「2016年を送る~画廊コレクション展」を14日から開催します。
◆「2016年を送る~画廊コレクション展」
会期:2016年12月14日[土]―12月27日[火] *日・月・祝日休廊
2016年も残りわずかとなりました。
年末最後の展示として、画廊コレクションから7人の作家のそれぞれ大きな作品を一点ずつご覧いただきます。
2. 野口琢郎
《Landscape#30》
2013
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
91.0×182.0cm Signed
出品作家:秋葉シスイ、野口琢郎、光嶋裕介、永井桃子、小野隆生、関根伸夫、瑛九
秋葉シスイの100号の油彩をはじめ、ときの忘れものが大事にしている7作家たちの比較的大きな作品を展示しています。
どうぞお出かけください。
●本日の瑛九情報!
~~~
東京国立近代美術館における今回の画期的な展覧会を企画担当されたのは大谷省吾先生ですが、ご本人による講演会が12月と1月に開催されます。
講演会:大谷省吾(当館美術課長・本展企画者)
「書簡から読み解く 1935 -1937年の瑛九」
2016 年 12 月17 日(土)14:00-15:30
2017 年 1 月 7 日(土)14:00-15:30
会場:東京国立近代美術館講堂(地下1階)
*開場は開演30分前、申込不要、聴講無料、先着140名
大谷省吾
『激動期のアヴァンギャルドシュルレアリスムと日本の絵画 一九二八-一九五三』
2016年
国書刊行会 発行
664ページ
21.7x17.0cm
8,800円(税込9,504円、送料別途)
*著者からのメッセージ
~~~
<瑛九 1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす>展が東京国立近代美術館で始まりました(11月22日~2017年2月12日)。ときの忘れものは会期終了まで瑛九について毎日発信します。


S氏とY氏という戦後の現代美術史を文字通りからだを張って(渦中に身を投じて)生き抜かれたお二人の愛蔵作品の展示でしたが、かなりディープな内容(?)だったせいもあり前回、前々回に比べて出足が悪く、一時はどうなることかと蒼くなりました。
お客様とはありがたいもので、後半になって客足も伸び、海外からのネット入札も加わり、結果的には59点のうち39点落札で前回を少し下回るくらいの成績でした。
前回は満遍なく入札があったのですが、今回は岡本太郎、河原温、赤瀬川原平、荒木経惟の4作品に集中しました。
岡本太郎については11月27日のブログで事前にご説明しましたが、一番札は底値の20倍近い金額でした(結果的には二番札との中間で落札)。いまさらながらその人気の高さに驚いた次第です。
私たちの仕事は二人の旧蔵品の物語を次の世代の人たちに伝えることであり、それらが新たな所蔵者のもとで新たな光を放つことを願うばかりです。
落札された方には、10日夜メールでお知らせしました。メールの無い方、及び落札者全員には郵送でも落札結果をお知らせしましたので、ご確認ください。
また入札されたが落札できなかった皆さんには明日13日に郵便で落札リストとともに結果をお知らせします。
お買い上げいただいた皆様、入札してくださった皆様には心より御礼を申し上げます。
明日から画廊は落札作品の引渡し、発送の準備等で少々ばたばたしておりますが、今年最後の企画として「2016年を送る~画廊コレクション展」を14日から開催します。
◆「2016年を送る~画廊コレクション展」
会期:2016年12月14日[土]―12月27日[火] *日・月・祝日休廊
2016年も残りわずかとなりました。
年末最後の展示として、画廊コレクションから7人の作家のそれぞれ大きな作品を一点ずつご覧いただきます。
2. 野口琢郎《Landscape#30》
2013
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、アクリル絵具)
91.0×182.0cm Signed
出品作家:秋葉シスイ、野口琢郎、光嶋裕介、永井桃子、小野隆生、関根伸夫、瑛九
秋葉シスイの100号の油彩をはじめ、ときの忘れものが大事にしている7作家たちの比較的大きな作品を展示しています。
どうぞお出かけください。
●本日の瑛九情報!
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東京国立近代美術館における今回の画期的な展覧会を企画担当されたのは大谷省吾先生ですが、ご本人による講演会が12月と1月に開催されます。
講演会:大谷省吾(当館美術課長・本展企画者)
「書簡から読み解く 1935 -1937年の瑛九」
2016 年 12 月17 日(土)14:00-15:30
2017 年 1 月 7 日(土)14:00-15:30
会場:東京国立近代美術館講堂(地下1階)
*開場は開演30分前、申込不要、聴講無料、先着140名
大谷省吾『激動期のアヴァンギャルドシュルレアリスムと日本の絵画 一九二八-一九五三』
2016年
国書刊行会 発行
664ページ
21.7x17.0cm
8,800円(税込9,504円、送料別途)
*著者からのメッセージ
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<瑛九 1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす>展が東京国立近代美術館で始まりました(11月22日~2017年2月12日)。ときの忘れものは会期終了まで瑛九について毎日発信します。
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