さようなら、南青山3丁目

ブログ連載でお世話になっているギャラリーときの忘れものが移転されるので、今の場所での最後の展覧会に伺いました。
ギャラリーに娘をベビーカーに乗せて連れて行ったことや、娘におやつを下さったこととかも思い出され、しみじみと愛おしい空間です。
5/27まで植田正治さんの写真展。貴重なカラー作品も見られます。

小林美香さんのtwitterより)

前身の編集事務所の時代から30年近く青山で営業してきましたが、このたびここを引き払い、移転することになりました。
青山での最後の企画「植田正治写真展―光と陰の世界―Part I」は本日が最終日です(夜19時まで)。
201705UEDA_DM
初期名作から晩年のカラー写真など15点をご覧いただきます。出品リストはコチラをクリックしてください。

植田正治についてはこのブログでもたびたびご紹介してきました。
金子隆一先生のテキストを収めた本展のカタログも実は制作中だったのですが、展示写真についての新たなデータ(撮影年など)が次々と判明し、とうとう会期末の今日までに刊行できませんでした(ゲラは画廊でご覧になれます)。可能な限り正確な情報を記載し、移転先でのお披露目のときに皆様にお渡しできたらと考えています。

植田正治を見られる美術館

●DMに使った蝶の写真については<大竹昭子のエッセイ「迷走写真館~一枚の写真に目を凝らす」第52回
(大竹さんは第40回でも植田正治作品を取り上げています)

●5月13日に開催した金子隆一ギャラリートークについては「スタッフSのレポート」

●1995年に中京大学アートギャラリーで開催された植田正治写真展については「森本悟郎のエッセイ その後」の第13回第14回

●2013年3月に代官山の蔦屋書店で開催された「S H O J I U E D A 1 0 0 t h B I R T H D A Y P A R T Y」

●飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」第4回

01


02

右から、
出品No.9《作品名不詳》
出品No.7《昏れる頃 3》
出品No.6〈童暦〉より《白い道》

09


04

右から、
出品No.2《浜の少年》
出品No.3《パパとママとコドモたち》
出品No.4《砂丘ヌード》
出品No.5《砂丘ヌード》

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05

右から、
出品No.14《光の筺》
出品No.15〈幻視遊間〉より

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06

右から、
出品No.11〈白い風〉より
出品No.10〈白い風〉より
出品No.12〈白い風〉より
出品No.13《作品名不詳》

03

右から、
出品No.1《都会》
出品No.8《作品名不詳》

来週からは引越し作業にかかり、7月初旬には皆様にお披露目できると思います。
慣れ親しんだ場所からの移動はたいへんですが、新たな空間への期待もあります。
長年のご愛顧に感謝するとともに、新たな場所での再出発にご支援、ご協力をお願いします。

●今日のお勧め作品は、植田正治です。
05植田正治
〈白い風〉より
1970年代~80年代前半
Type-Cプリント、木製パネル
Image size: 22.0×32.6cm
Panel size: 41.5×52.0cm
サインあり

06植田正治
《作品名不詳》
1970年代~80年代前半
Type-Cプリント、木製パネル
Image size: 22.0×32.6cm
Panel size: 41.5×52.0cm

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