夏休みが終わったときの忘れものでは、本日から「クリストとジャンヌ=クロード展」を開催します。
クリスト(Christo, 1935年~ )は、ブルガリア、ガブロヴォ生まれの美術家。本名はフリスト・ヴラディミロフ・ヤヴァシェフ(Христо Явашев, Christo Vladimirov Javašev (Javacheff) )。
ジャンヌ=クロード(Jeanne-Claude Denat de Guillebon、1935年~2009年)はフランス人美術家。夫のクリストとともに「クリスト&ジャンヌ=クロード」(Christo and Jeanne-Claude)の名で活動を続けた。
日本で一躍、二人の名が知られたのは、1991年10月の「アンブレラ」によってでしょう。
太平洋を隔てて、茨城県常陸太田市から旧里美村に横断する水田地帯に1,340本の青い傘を、カリフォルニア州南部のカーン郡からロサンゼルス郡の砂漠地帯に1,760本の黄色い傘を18日間にわたって設置した大プロジェクトでした。
昨秋、あれから25周年を記念して水戸芸術館で「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」が開催されたので、このブログでもご紹介しました。
私達がクリスト作品(主に版画)を扱い始めたのは1970年代からですが、何よりも驚いたのは、彼らが手がけてきたプロジェクトにかかる巨額の費用は、美術館や政府や企業などから一切の援助を受けることなく、プロジェクトの完成を予想したドローイングやコラージュ作品など、クリストの手によるオリジナル・アート作品の販売でまかなってきたことです。
作品を売るだけであれだけの巨大なプロジェクトの費用が生み出せることが最初は信じられませんでした。
そのクリストたちの活動に共感し寄り添い、スタッフとして今もクリストのプロジェクトに関わるのが柳正彦さんです。
ちょうど今、赤坂の21_21 DESIGN SIGHT で、「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が開催されており、その中の<クリストとジャンヌ=クロード>の企画構成を柳さんが担当されました。
柳さんが二回にわたり執筆されたエッセイをお読みください。
■「そこまでやるか、壮大なプロジェクト展」までの一年間
クリストとジャンヌ=クロード展示を担当して Part-1
クリストとジャンヌ=クロード展示を担当して Part-2
私たちにとっては40年来の友人であり、学生時代(中学、高校、大学)には現代版画センターのスタッフとしても活躍してくれました。
駒込移転後の初めての本格的展示として柳さんの協力で「クリストとジャンヌ=クロード展」を企画した次第です。
今まで展示や販売はしてきましたが、展覧会として開催するのは今回が初めてです。
「クリストとジャンヌ=クロード展」
会期:2017年8月29[火]~9月9日[土] 11:00~18:00 ※日・月・祝日休廊
クリストの希少なオリジナル作品をはじめ、版画など約20点をご覧いただきます。
●ギャラリートーク
柳正彦が語る<プロジェクトとその記録、クリストとジャンヌ=クロードの隠れたライフワーク>
日時:2017年9月2日(土)16時~
長年スタッフをつとめてきた柳さんが、世界各地で実現された大規模なプロジェクトを紹介しながら、短期間しか存在しない作品を、アーティスト自身がいかに記録に纏めていったかを、参考映像を交えて語ります。
*要予約/既に満席に達しました。
●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

クリスト(Christo, 1935年~ )は、ブルガリア、ガブロヴォ生まれの美術家。本名はフリスト・ヴラディミロフ・ヤヴァシェフ(Христо Явашев, Christo Vladimirov Javašev (Javacheff) )。
ジャンヌ=クロード(Jeanne-Claude Denat de Guillebon、1935年~2009年)はフランス人美術家。夫のクリストとともに「クリスト&ジャンヌ=クロード」(Christo and Jeanne-Claude)の名で活動を続けた。
日本で一躍、二人の名が知られたのは、1991年10月の「アンブレラ」によってでしょう。
太平洋を隔てて、茨城県常陸太田市から旧里美村に横断する水田地帯に1,340本の青い傘を、カリフォルニア州南部のカーン郡からロサンゼルス郡の砂漠地帯に1,760本の黄色い傘を18日間にわたって設置した大プロジェクトでした。
昨秋、あれから25周年を記念して水戸芸術館で「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」が開催されたので、このブログでもご紹介しました。
私達がクリスト作品(主に版画)を扱い始めたのは1970年代からですが、何よりも驚いたのは、彼らが手がけてきたプロジェクトにかかる巨額の費用は、美術館や政府や企業などから一切の援助を受けることなく、プロジェクトの完成を予想したドローイングやコラージュ作品など、クリストの手によるオリジナル・アート作品の販売でまかなってきたことです。
作品を売るだけであれだけの巨大なプロジェクトの費用が生み出せることが最初は信じられませんでした。
そのクリストたちの活動に共感し寄り添い、スタッフとして今もクリストのプロジェクトに関わるのが柳正彦さんです。
ちょうど今、赤坂の21_21 DESIGN SIGHT で、「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が開催されており、その中の<クリストとジャンヌ=クロード>の企画構成を柳さんが担当されました。
柳さんが二回にわたり執筆されたエッセイをお読みください。
■「そこまでやるか、壮大なプロジェクト展」までの一年間
クリストとジャンヌ=クロード展示を担当して Part-1
クリストとジャンヌ=クロード展示を担当して Part-2
私たちにとっては40年来の友人であり、学生時代(中学、高校、大学)には現代版画センターのスタッフとしても活躍してくれました。
駒込移転後の初めての本格的展示として柳さんの協力で「クリストとジャンヌ=クロード展」を企画した次第です。
今まで展示や販売はしてきましたが、展覧会として開催するのは今回が初めてです。
「クリストとジャンヌ=クロード展」会期:2017年8月29[火]~9月9日[土] 11:00~18:00 ※日・月・祝日休廊
クリストの希少なオリジナル作品をはじめ、版画など約20点をご覧いただきます。
●ギャラリートーク
柳正彦が語る<プロジェクトとその記録、クリストとジャンヌ=クロードの隠れたライフワーク>
日時:2017年9月2日(土)16時~
長年スタッフをつとめてきた柳さんが、世界各地で実現された大規模なプロジェクトを紹介しながら、短期間しか存在しない作品を、アーティスト自身がいかに記録に纏めていったかを、参考映像を交えて語ります。
*要予約/既に満席に達しました。
●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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