今年で3回目となるART FAIR ASIA FUKUOKA 2017に参加してまいりました。

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初日8日の早朝、先ずは櫛田神社に参拝。
お正月に生涯初の「大吉」を引いたばかりなのに、今回再び大吉」!
こんな連続しての幸運を信じてよいのでしょうか・・・・・・

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第一回(2015年9月)は「絵はいいけれど値段が気に入らない」と言われ、
昨年第二回(2016年9月)は櫛田神社におすがりしたものの「利益あれど少なし」、しかし何となく手ごたえを感じ、今年こそはと博多に老夫婦で乗り込みました。

ART FAIR ASIA FUKUOKA 2017
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会期:2017年9月8日[金] - 9月10日[日]

会場:ホテルオークラ福岡9階 
出品作品:コチラをご覧ください。

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昨年の御礼に加えて、留守を守るスタッフたちの健康祈願と、商売繁盛をお願いしました。
御神籤は50円なのですが、奮発して100円を入れて引きました。

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会場のホテルオークラ、ときの忘れもののブースは925号室

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部屋に入って、右から菅井汲草間彌生。ともに私たちのエディション作品です。

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今回は松本竣介を7点持っていきました。
アートフェアにはその画廊の一番良い作品を出すべきだというのが亭主の持論ですが、さすがに注目度は高く、昨年に続き、今年も売ることができました。

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九州が生んだ瑛九もベストコレクション3点を展示。

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ベッドの上方に秋葉シスイを2点展示。
今回も一番人気で、おかげさまで広島と柳川にめでたくお嫁入りいたしました。

2016のノクターンにご縁がなく新作を楽しみにしています。
今年もご縁なく・・・・

(芳名簿より)
芳名簿に書かれたメッセージは女性の方からですが、昨年に続き秋葉シスイの作品お目当てに来場されたのですが、一足違いで別のお客様に買われてしまい、残念がっておられました。
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秋葉シスイ《nocturne》
2017
油彩、カンヴァス
33.3x45.5cm(P8号)
サインあり

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全体としてはモノトーンの地味な展示になりましたが、年配のお客様からは「ここにくるとほっとするね」と褒め言葉だか、慰め言葉だかわからん感想をいただきました。

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ホテルオークラから直ぐの博多座ではちょうど玉三郎さんの公演があるらしく、ホテルですれ違いました(サインもらいたかったけれど・・・)

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初日の夜、博多座のロビーで恒例の歓迎パーティが開催されました。

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事務局の心遣いが溢れた和やかなパーティ。出展ギャラリー、作家はもちろん、地元の関係者も多数参加されました。

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主催者を代表して、Gallery MORYTAの森田俊一郎さんが挨拶。

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社長も亭主も華やかなパーティは苦手であまり出たことがないのですが、ここはフレンドリーな雰囲気で今年も二次会まで付き合いました。
撮影して下さったのは三年連続で応援にかけつけてくれた田村さんです。

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今年開廊20周年を迎えた大分のみさき画廊さんの親子と。
池田満寿夫山中現などの正統派の版画家を丁寧に扱っておられる姿勢には敬服しています。

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大阪からは今年もNii Fine Artsの新居さんが若い作家を引き連れて参加。
地元大分の国本泰英さん、富山から電車を乗り継いではるばる遠征してきた笠井遥さんとはゆっくりお話することもできました。
普段、若い作家にとんと縁のない亭主にはたいへん勉強になりました。

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新居さん(左)と、ギャラリー尾形さん(右)に囲まれて。
業界にほとんど付き合いのない私たちをアートフェアアジア福岡に誘ってくれたのが地元福岡のギャラリー尾形さんでした。

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福岡と東京に店をだしているContemporary HEISの平山さんと。
平山さんイチオシのユニークな木彫作品を制作する手嶋大輔さんに制作話を聞くことができたのも収穫でした。

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愛知県尾張旭市から出展のGALLERY龍屋さん(中央・金髪の人)と作家の皆さん。

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会場を変えて開催された二次会の司会は、東京から出展のKOKI ARTSさん。
もともとアメリカ育ちなので、海外に強く、今春のNYのアートフェアでもお世話になりました。

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現代版画センターのスタッフとして活躍、その後久留米で筑後画廊を経営している貝田隆博さんが今年も駆けつけてくれました。
アートフェアアジア福岡は、亭主と社長にとっては昔お世話になった方々とお会いできる貴重な機会となっています。

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鏡の上に展示した宮脇愛子の銅版と、左上の松本竣介「自画像」。
二点ともめでたくお客様のもとへ。「大吉」のご利益でしょうか。

会期中、メキシコでマグニチュード(M)8.1の大地震があり、多くの方々が亡くなりました。秋田県でもM5.3の地震があり、亭主が幾度となく通った大仙市では震度5強の大きな揺れだったとか。
12月に出展を予定しているアメリカ・マイアミではハリケーン「イルマ」が直撃しました。ひとごとではありません。
ホテルのテレビでそれら自然災害の惨状を見ながら、平和と安全な社会がなければ私たちの商売は成り立たないのだと痛いほど感じました。
被災地の皆さんには心よりお見舞いを申し上げるとともに、私たちはできる限りの支援をするつもりです。
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世界各地のアートフェアに参加してきましたが、成績(売上げ)の如何を問わず「来年も出たい」と思わせる条件とはなんでしょうか。
第一にフェアの質(ハイレベルな画廊、作家が出展しているか)
第二にフェアの発信力
第三にフェア事務局のフレンドリーな対応、が決め手になります。

福岡のフェアは規模も大きくはなく、集客力もまだまだの感じですが、フェア事務局の真摯でフレンドリーな対応は間違いなく第一級です。
業界付き合いのほとんどない私たちにとっては、東京はじめ各地の画廊さんと親しく話を交わせ、尊敬する画廊さんの見識を伺えるまたとない貴重な機会です。
今年も恙なく5日間(フェア前後の搬入・搬出を含め)を過ごせことに、あらためて感謝します。
来年も必ず出たいですね(ただし審査に通ればの話ですが)。

皆さん、ありがとうございました。

●本日のお勧め作品は駒井哲郎です。
komai_04_hana駒井哲郎
《花》
1965年
銅版(アクアチント)+手彩色
12.5×9.3cm
Ed.100  サインあり

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埼玉県立近代美術館では15年ぶりとなる「駒井哲郎 夢の散策者」展が開催されています。
会期:2017年9月12日[火]~10月9日[月・祝]
企画を担当された吉岡知子さん(同館学芸員)のエッセイ<企画展「駒井哲郎 夢の散策者」に寄せて―武田光司氏のコレクション>をお読みください。

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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