東京も陽ざしが明るくなって、春を近くに感じます。
宮崎に帰りますと、こんなにも明るい陽ざしが降りそそいでいる!と改めてびっくりします。

宮崎県立美術館のコレクション展[IV]に行きました。
瑛九とデモクラートと中心に、郷土の画家たちの展示をなんと、無料で。
目白での、久保先生の会で、綿貫さんから紹介して頂いた学芸員の小林美紀さんとお会いしました。
宮崎は、ほんとうに狭いもので、何人もの共通の知り合いがいることがわかり、嬉しかったです。
瑛九はやはりすばらしく、特別です。
細江先生の作品もあり、目白の会でお話を伺えた幸運と、耳に残る先生のお声を感じながら見入りました。
(中略)
宮崎県立美術館の「瑛九さんのヒミツ」を同封いたします。
お忙しい毎日だと想像いたします。
どうぞ、くれぐれもご自愛ください。
(20200310/Mさんの書簡より)>



*画廊亭主敬白
臨時休廊13日目。
宮崎出身のMさんから送っていただいた宮崎県立美術館のパンフレット「瑛九のヒミツ」をご紹介しようと申請と許可の手続きにもたもたしているうちに、新型コロナウイルス感染の非常事態になってしまいました。冒頭に掲載したMさんのメールのなんとのどかなこと、とてもつい一か月前とは思えません。
今年は瑛九の没後60年です。それを記念して「没後60年 第29回瑛九展」を4月17日から開催予定だったのですが、急遽延期して5月8日~30日にしました。乞うご期待といいたいのですが、果たして無事、にぎゃかに開催できるかどうか、悩ましいところです。

歴代の政権には山崎正和さんのような芸術とユーモアのわかる学者が助言者としていたように思います。人々の心をつかむにはどうしたらいいか、どうも最近は政権の中枢にそういう賢人がいないのか逃げてしまったのか、アートの心を持った人がいたらこんなバカなことしないよなぁという例が多すぎます。今は国難です。薬も無い中、最前線で戦うのは感染した本人と、それを見守る医師や看護師の方です。後方の私たちは彼らへの敬意と最高の報酬を与えなければなりません。だとするならば、医師と看護師にはこの半年間は10倍の給料を払いましょう。マスク代に比べたらたかが知れています。そして孤独な兵士たる感染者の隔離にはA●aホテルだの、◎横インだのとケチ臭いことはいわず、まず帝国ホテル、ホテルオークラ、ニューオータニの御三家を口説き、さらに星野リゾートの全館全室を国が借り切りましょう。きっとオーナーたちは喜んで協力するに違いない、オリンピック宿泊がふっとんだ代わりに戦闘機一機節約すればすぐに賄えます。うちの社長は「だったら私自宅よりいい」と早速名乗りを上げました。
いかがでしょうか。

●本日のお勧め作品は瑛九です。
qei-190瑛九 Q Ei
《二人》
1951年
フォトデッサン
27.5x21.5cm サインあり
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◎昨日読まれたブログ(archive)/2015年06月07日|谷川俊太郎のエッセイ 「元永定正点描」
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