昨春以来、コロナ禍でイベントやギャラリーコンサートの中止、会期の変更、延期などが相次ぎ、お客さまには申し訳ない思いで一杯です。
お正月のブログで「2021年のときの忘れもの」の企画予定をご案内していますが、何とか開催できたのは4月の「Tricolore2021―根岸文子・宇田義久・釣光穂展」までで、それもせっかく準備していたのにスペイン在住の根岸文子さんは帰国できず、盛岡在住の宇田義久さんと金沢在住の釣光穂さんが在廊できたのはたった一日でした。
5月の「吉原英里展-不在の部屋-2021」は緊急事態宣言をもろにかぶってしまい、文字通り作家不在の個展となってしまいました。
昨年のメイン企画(Part1)だった「生誕100年 駒井哲郎 Part2 駒井哲郎と瀧口修造」も延期に延期を重ね、一旦は今月開催の予定をたてたのですが、この事態が終息するまでは開催は難しいと判断しました。
8月に予定していたスイス在住の建築家・杉山幸一郎さんの初個展、9月に予定していた京都の中村潤さんの個展も延期します。
昨年が駒井先生の生誕100年、今年は瑛九(1911年4月28日 - 1960年3月10日)の生誕110年にあたります。
ときの忘れものは1996年3月に「瑛九展」を開催して以来、シリーズ企画として今まで29回の瑛九展を開催してきました。
故郷宮崎の宮崎県立美術館では10月23日(土)~12月5日(日)の会期で「生誕110年記念 瑛九展-Q Ei 表現のつばさ-」が計画されています。
ときの忘れものも「第30回瑛九展」の開催を秋に計画していますが、他の企画展の予定が狂い、日程が厳しくなってきました。
開催してもほとんど無人というような展覧会にはしたくありません。
ご健在なら110歳、瑛九を直接知る人もさすがに少なくなってきましたが、浦和のアトリエに集まった人たちー靉嘔先生、磯辺行久先生、細江英公先生らにお話しを聞く機会を少しでもつくれたらと考えていますが、今回は難しそうですね。
さらに、やる以上は珍しい作品をご覧にいれたい。
瑛九作品をお持ちの方、ぜひこの機会にお譲りください、ご連絡をお待ちしています。
今月から「生誕110年 第30回瑛九展」へ向けて、瑛九に関連する種々の情報をお伝えします。
現在瑛九を展示している美術館は、
●宮崎県立美術館で6月22日まで「第1期コレクション展」が開催中。今年生誕110年を迎えた瑛九の油彩、水彩、版画、フォトデッサンなど32点が展示されています。
●大分市美術館で7月11日まで「第1期コレクション展/生誕110年 糸園和三郎と"自由美術"」が開催中。瑛九のリトグラフ3点が展示されています。
●埼玉県立近代美術館で6月23日まで「埼玉の美術史 1871-1960」展が開催中。瑛九の油彩、フォトデッサン、リトグラフなど5点が展示されています。
高齢者の亭主と社長は、先日北浦和の埼玉県庁の合同庁舎で一回目のワクチンを接種。帰路、埼玉県立近代美術館に久しぶりにうかがい、瑛九作品を堪能してきました。


会期が短いのが残念ですが、小冊子も無料でいただけます。
『埼玉150周年記念展 埼玉の美術史 1871-1960』
編集・執筆:吉岡知子、鴫原悠、菊地真央
第1章近代美術の幕開け/福原霞外、倉田弟次郎
第2章画家の洋行/斎藤与里、田中保
第3章大正から昭和へー日本画家の活躍/小村雪岱、小茂田青樹
第4章埼玉で描く/高田誠、須田剋太
第5章戦時下の美術活動/奥瀬英三、斎藤三郎
第6章埼玉県美術展覧会の創設/寺内萬治郎、増田三男
第7章戦後の展開ー自由な表現を求めて/瑛九、堀田操



友の会(埼玉近美フレンド)が年二回発行するファムス通信44号の表紙も瑛九。フォトデッサン「面影」は先年、ときの忘れものが寄贈した作品です。

こういう時期なので、「ぜひ」とは言いずらいのですが、会場は密どころか閑散としていました。倉田音次郎から始まる展示は埼玉が持つ名作を網羅、最後が瑛九です。大判のフォトデッサン2点、リトグラフ「風が吹きはじめる」、油彩点描「青の中の黄色い丸」と「田園」圧巻の5点です。
お見逃しなく!
●本日のお勧め作品は瑛九です。

瑛九 Q Ei
《三人のバレリーナ》
1958年 フォトデッサン
27.3x21.9cm
裏面にタイトルと年記あり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものが青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転して3年が経ちました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
お正月のブログで「2021年のときの忘れもの」の企画予定をご案内していますが、何とか開催できたのは4月の「Tricolore2021―根岸文子・宇田義久・釣光穂展」までで、それもせっかく準備していたのにスペイン在住の根岸文子さんは帰国できず、盛岡在住の宇田義久さんと金沢在住の釣光穂さんが在廊できたのはたった一日でした。
5月の「吉原英里展-不在の部屋-2021」は緊急事態宣言をもろにかぶってしまい、文字通り作家不在の個展となってしまいました。
昨年のメイン企画(Part1)だった「生誕100年 駒井哲郎 Part2 駒井哲郎と瀧口修造」も延期に延期を重ね、一旦は今月開催の予定をたてたのですが、この事態が終息するまでは開催は難しいと判断しました。
8月に予定していたスイス在住の建築家・杉山幸一郎さんの初個展、9月に予定していた京都の中村潤さんの個展も延期します。
昨年が駒井先生の生誕100年、今年は瑛九(1911年4月28日 - 1960年3月10日)の生誕110年にあたります。
ときの忘れものは1996年3月に「瑛九展」を開催して以来、シリーズ企画として今まで29回の瑛九展を開催してきました。
故郷宮崎の宮崎県立美術館では10月23日(土)~12月5日(日)の会期で「生誕110年記念 瑛九展-Q Ei 表現のつばさ-」が計画されています。
ときの忘れものも「第30回瑛九展」の開催を秋に計画していますが、他の企画展の予定が狂い、日程が厳しくなってきました。
開催してもほとんど無人というような展覧会にはしたくありません。
ご健在なら110歳、瑛九を直接知る人もさすがに少なくなってきましたが、浦和のアトリエに集まった人たちー靉嘔先生、磯辺行久先生、細江英公先生らにお話しを聞く機会を少しでもつくれたらと考えていますが、今回は難しそうですね。
さらに、やる以上は珍しい作品をご覧にいれたい。
瑛九作品をお持ちの方、ぜひこの機会にお譲りください、ご連絡をお待ちしています。
今月から「生誕110年 第30回瑛九展」へ向けて、瑛九に関連する種々の情報をお伝えします。
現在瑛九を展示している美術館は、
●宮崎県立美術館で6月22日まで「第1期コレクション展」が開催中。今年生誕110年を迎えた瑛九の油彩、水彩、版画、フォトデッサンなど32点が展示されています。
●大分市美術館で7月11日まで「第1期コレクション展/生誕110年 糸園和三郎と"自由美術"」が開催中。瑛九のリトグラフ3点が展示されています。
●埼玉県立近代美術館で6月23日まで「埼玉の美術史 1871-1960」展が開催中。瑛九の油彩、フォトデッサン、リトグラフなど5点が展示されています。
高齢者の亭主と社長は、先日北浦和の埼玉県庁の合同庁舎で一回目のワクチンを接種。帰路、埼玉県立近代美術館に久しぶりにうかがい、瑛九作品を堪能してきました。


会期が短いのが残念ですが、小冊子も無料でいただけます。
『埼玉150周年記念展 埼玉の美術史 1871-1960』編集・執筆:吉岡知子、鴫原悠、菊地真央
第1章近代美術の幕開け/福原霞外、倉田弟次郎
第2章画家の洋行/斎藤与里、田中保
第3章大正から昭和へー日本画家の活躍/小村雪岱、小茂田青樹
第4章埼玉で描く/高田誠、須田剋太
第5章戦時下の美術活動/奥瀬英三、斎藤三郎
第6章埼玉県美術展覧会の創設/寺内萬治郎、増田三男
第7章戦後の展開ー自由な表現を求めて/瑛九、堀田操



友の会(埼玉近美フレンド)が年二回発行するファムス通信44号の表紙も瑛九。フォトデッサン「面影」は先年、ときの忘れものが寄贈した作品です。

こういう時期なので、「ぜひ」とは言いずらいのですが、会場は密どころか閑散としていました。倉田音次郎から始まる展示は埼玉が持つ名作を網羅、最後が瑛九です。大判のフォトデッサン2点、リトグラフ「風が吹きはじめる」、油彩点描「青の中の黄色い丸」と「田園」圧巻の5点です。
お見逃しなく!
●本日のお勧め作品は瑛九です。

瑛九 Q Ei
《三人のバレリーナ》
1958年 フォトデッサン
27.3x21.9cm
裏面にタイトルと年記あり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものが青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転して3年が経ちました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、毎月展覧会(Web展)を開催しています。
WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
ときの忘れものはJR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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